投稿元:
レビューを見る
短編集。『黒鳥 ブラックスワン』『貴船(きぶね)の道』『緘黙(しじま)の底』『鬼子母神(きしもじん)』の4編を収録。ホラー的なおどろおどろしさというより、人間の内なる闇の怖さを浮き彫りにしたような作品集。「できる」長男と「できない」長女の双子の話、『鬼子母神』がいちばん怖かったような。ラストはどうなったんだったっけか。。
投稿元:
レビューを見る
(1)黒鳥…プライベートでも上手く行くかというと――。
(2)貴船の道…略奪婚に成功した女。
(3)緘黙の底…痛々しいテーマ。
(4)鬼子母神…家族を客観視できるようになったヒロインは立派。
投稿元:
レビューを見る
女性が主人公の作品を集めた作品集。
男も女どちらの業の方が深いのだろうか?
という問いには考えさせらせます。
投稿元:
レビューを見る
再読。女に生まれたという重荷がのしかかってくるような感じを受けた。全ての章で男性の描かれ方が辛辣(例外はモヤシくんぐらい?)。。 表題作はもちろんのこと、鬼子母神も好み。
投稿元:
レビューを見る
女のドロドロとした情念をゾクゾクする極上ホラーに仕上げた4編の短編集。
どの短編も良いですが、嫉妬という後ろ暗い感情を生涯最高のブラック・スワンの踊りへと昇華させる『黒鳥』は傑作です。
『鬼子母神』は母になることが怖くなるような恐ろしさがあります。
少しトラウマです。
投稿元:
レビューを見る
バランシンのスワンを見る前に読んでみました。表題が3番目の嫁の話。悲しい男ですよ。他作品も悲しかったり辛かったりしますが、どれも後味はいいので、良い文庫でした。あ、最後のお兄ちゃんに救いが訪れますように。
投稿元:
レビューを見る
タイトル作の『黒鳥』これ洋画になったらよいのに。合いそう。そういう実写ぽいイメージを作りながら読みました。
『緘黙の底』の保険医さんが少女に聞くときの表現は漫画でしかできないなあと思った。
この短編集が山岸さんの中で印象深いかも…。そんなに数を読んではいないけれども…