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山尾悠子作品集成 みんなのレビュー

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みんなのレビュー16件

みんなの評価4.8

評価内訳

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15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

早すぎた幻想小説家。

2004/01/22 09:15

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

年末は阿部和重の『シンセミア』にやられ、年始は山尾悠子の『山尾悠子作品集成』にやられてしまった。

緻密な文体や構成は、完成度が素晴らしく高く、全然古びていない。えらい重たくて、読むのにナンギしたけど。

山尾悠子のことを、てっきり妙齢の作家だと勝手にイメージしていたが、タメ年だった。女性のSF・ファンタジー系作家の草分けとか聞きかじっていたものだから。

なんで、遅い初体験。若い子が、『はっぴいえんど』や『シュガーベイブ』を聞くようなものかな。体験が遅ければ、遅いほど、はまってしまう度合いも強いとかで、ほんと、脊髄までシビれてしまった。

巻末の山尾をリスペクトする人々のレビューというのか、ファンレターの中で、澁澤龍彦や金井美恵子、倉橋由美子やロブ=グリエ、ボルヘスなどなど彼女が感化されたものを取り上げている。

そうそう、ヌーヴォーロマンなんてわけのわからんものを、有り難がって読んでいた。

SFは、舶来ものを少々読んでただけだし、国産ものだと筒井康隆一本勝負だったし。『SFマガジン』も『奇想天外』も見事なまでに読まなかった。

一作選ぶなら、代表作の『夢の棲む街』。これを二十歳そこそこで書き上げるとは。キリコのシュールリアリスティックな絵画の世界へと誘う。凄いとしかいいようがない。今だったら、芥川賞もの。

ファンタジーが、どうも女・子ども(女性のみなさまとお子様方、失礼!)のものであるという昨今の風潮が気に食わない。なら幻想小説ってのは。ファンタジーと幻想小説、こう並列させると、字面からしても、かなり違うよね。けど、中身はおんなじ。

『月蝕』は、数十年前の京都ー彼女は同志社大学出身ーを舞台に書かれていて、ぼくもタイムスリップしてしまった感じ。ジャズ喫茶で、文庫本片手にハイライトくゆらせてえ、みたいな…。別に京都の大学へ通ったわけではないが、なんか当時の空気が行間から伝わってくるのさ。これなんか恩田陸っていっても、通じるかも。


沢渡朔が撮影したモノクロのポートレイトが巻頭に掲載されているが、こりゃまた凛としてお美しい。文学美少女もそうだけど、文学美青年なんていなくなったなあ。流行んないか。


Weblog「うたかたの日々」
http://soneakira.blogtribe.org/

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紙の本

結晶化した言葉で構築された異世界のものがたり

2003/01/10 00:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大坪光男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンです。
思い出話をひとつ。

その昔、70年代と80年代の境目に黄金時代がありました。
SF雑誌が毎月4誌も発行され、それぞれに新人を募集していた頃。
ある日僕はSFマガジンの女流作家特集で、ゼナ・ヘンダースンに
並んで山尾悠子という名があることを発見しました。
作品の名は「ワンス・アポン・ナ・サマータイム」
架空の街の架空のお話です。

それ以来、毎月発行されるSF雑誌の目次から、異世界の扉をひらく
4文字の呪文を探すようになりました。

絶頂期は破壊王が連載されているころ。
「奇想天外」誌の挿し絵の雰囲気も作品世界にぴったりで、毎月
思う存分作品世界に浸ることができました。
また、初の長編単行本「仮面物語」を手に入れて、装丁の安っぽさに
落胆しつつも奥付の発行日が2月29日であることに感激していました。

願わくは、ここに収録されなかった作品たちが、いつの日か作者の
寵愛を取り戻して、新作の中でキラキラと復活されんことを。

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2005/11/07 23:18

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2006/04/08 11:39

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2006/05/04 21:20

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2009/01/23 11:16

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2008/09/01 14:13

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2010/08/16 15:52

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2011/09/07 12:41

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2012/01/09 17:52

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2016/07/14 23:22

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2013/07/23 07:59

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2014/01/28 23:22

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2015/12/17 15:13

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2023/06/18 22:21

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