投稿元:
レビューを見る
この本を通じて、いろんな文学作品に手を出すようになりました。
笑える上に役に立つ、エッセイ兼ブックレビュー。
投稿元:
レビューを見る
原田宗典サンの本、大好き(^-^;
活字でこれだけお腹から笑わせてくれちゃうような文章を書くのは、この方とさくらももこサンぐらいでは・・と思います。
しかも。
時々、ホロリあり(^-^;
いやーもう、たまんない(笑)
・・そんな理由で大好きなんだけど。
なかでも、コレ名作!!
個人的には大好きです。こーいうの(笑)
ひとことで言うなら、読書日記的な書評エッセイ、なんだけど。
オトナになった原田サンが、大学生の頃に書いた読書カード(早稲田式のカードに記入されていたらしい)を見つけるところから始まるあたりが、ちょっと物語めいててイイ(^-^;
しかも。
誰でもちょっとはあると思うんだけど。
若い頃って、理由の無い自信、みたいなのがあって、自分が一番、みたいな・・この本の中で言うところの王様的な(^-^;勘違い、みたいなのをしちゃう時期があるでしょ?それが炸裂!って感じなのが、更にすごくいいっ(笑)
で、そんな調子で芥川や漱石とか名だたる文豪たちをこき下ろしてる大学時代の自分に対して、「そう来ますか、王様!」と突っ込みを入れてるオトナの原田サンが、たまりません(^-^;
あーまた読みたくなってきちゃった(笑)
投稿元:
レビューを見る
著者が大学生のころ京大式カードに綴っていた読後感想から日記のようなものまで。若かりし頃の尊大で恥ずかしい記録である。
若いってすごいよね・・ほんと思い返せばもう穴を3つも4つも掘って入りたくなっちゃいます。タイムマシーンで昔の自分に会いに行って、「そんなことやめなさい」と説教したいぐらいに。
著者も思いがけない昔の自分が出てきて、そのあまりの王様っぷりにどっひや~となってます。なんか面白かったのかつまらなかったのかわからないぐらいに、講釈を重ねております。まあ、そういう私がこんなブログ書いてる自体がおこがましいんですが・・・
投稿元:
レビューを見る
作者が学生時代に書いた「上から目線の読書感想文」を改めて見直して、突っ込んでいくというもの。Blogをやっている人には非常に参考になる
投稿元:
レビューを見る
作者が大学生の頃、作家になるべくしてあれやこれやと京大式カードに書き綴ったものを紹介、読書感想のメモから演劇や映画のこと、日記めいたことまで…しかしその内容は今読み返すと、「おまえは世界の王様か!」と言いたくなるようなものばかり…
過去の自分を「王様」と称して、その王様に対してツッコミを入れていく形が面白い。
時に素直に褒める。時に徹底的にケナす。そんな王様に対してオロオロする作者の様子が想像されて、笑えました。
投稿元:
レビューを見る
40過ぎた著者が、20前後のとき書きためた読書メモを読み返してあれこれ書いているコラム集*1。ただ、単行本はコアな原田宗典ファンでなければ途中で飽きてしまうと思われるので、セールス的にどうなんだろう。「オー!マイキー」のDVDを一気に見るような感覚に似ている。ふぃ〜。
取りあえずサリンジャーと永井荷風、安部公房に吉行淳之介、大江健三郎はちゃんと読んでみたいってな感じで刺激されました。
現実の早稲田の阿呆の暮らしぶりは、こんなにしょっちゅう濡れやしないぞ!カラッカラだぞ!
投稿元:
レビューを見る
2000年に発行された書評エッセイ。
作家、原田宗典さんの実家で見つかった500枚を超える読書カード。そこには、それはそれは名だたる文豪たちの本を次々と扱き下ろしていく大学生時代の自分があった。
北杜夫、ドエストフスキー、大江健三郎、三島由紀夫、安部公房などなど王様に批判され切って捨てられた文豪はたくさん。原田さん風に言えば、ドヒャーと叫んでムネノリ卒倒。
19,20歳くらいのムネノリ青年が何を考えて巨匠たちの書物を読んでいたのか、それを四十過ぎのご本人が昔の自分を懐かしみながら書かれている様子がとても面白いです。
その読書カードも所々に載せられているのですが、縮小されている上、字が……(以下略)。