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いつまでバグを買わされるのか 平気で欠陥商品を売る業界の内幕 みんなのレビュー
- マーク・ミナシ (著), 植木 不等式 (監訳)
- 税込価格:2,530円(23pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2000.9
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紙の本
本書を読んでソフトウェア業界の陰謀を阻止せよ
2001/03/27 13:30
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投稿者:淳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいぶ昔になるけれど、インテルチップに不具合が発見されて回収されるというリコール騒動があった。最近だとソニーの携帯電話にいろいろバグがあってそちらも回収されたことがあった。それからハイテク業界じゃないけど三菱自工のリコール問題は大きな社会問題になって、いまだに尾を引いているみたい。それなのに、ソフトウェアにはどうしてリコールに相当する制度がないんだろう?
本書によると、ソフトウエア市場は発展途上であり、機能優先(不必要に多機能でしょ)で品質を犠牲にした低品質のソフトが附合契約で守られるのが現状なんだそうだ。たしかに「いらんお世話じゃ」というような機能が多すぎる。とくにパソコン用のオフィスソフトに見られる傾向だけど、機能を増やすより、本質的なところの品質改善をしてほしいなあ。突然ハングアップしないとか、そういう基本的なところ。
ところで『附合契約』ってのがキーワードのひとつとなっているんだけれど、『附合契約』というのは、ソフトウェアをインストールするときに「この契約に同意しますか? Yes/No」って出てくるあれのことで、ようするにベンダ側から一方的に押し付けられる契約のこと。
それに加えて検討中である米国の新法(統一州法)は不当な『シュリンクラップライセンス』を擁護する方向に進みつつあるので、 ぜひとも阻止せねばならない、ということらしい。『シュリンクラップライセンス』というのは、パッケージを破ったら(つまりラップをシュリンクしたら)、もう契約に合意したと見做してしまうという、なんというか、ひどいライセンス形態のこと。
比較的新しい本なのに、オープンソースの枠組みについて触れていないのが、やや残念なところ。とにかくソフトウェア業界といえば、ろくでもないソフトウェアをマーケティングだけ(?)で売り捌いている会社もあるのが現状だから、内容にはなかなか共感するところは多かった。
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