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地球のすべての記憶を持つ少女の放浪譚。
このシリーズは何冊かあるけれど、最初の2冊が一番完成されていると思ってる。
(特に高野文子のイラストバージョンがお気に入り♪)
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失恋旅行中の「僕」がフェリーの上で出会った美少女、エマノンは「地球に生命が産まれてからの記憶」を全て持っていると言った……。(鶴田謙二のさし絵はハマりすぎで反則!/笑)
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やっぱり梶尾真治の代表作だと思います。この徳間版も絶版?かも、その前の文庫版も絶版になっています。でも、一度読んだら忘れられない作品です。」
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他人の記憶まで覚えていたらなんかすごく気持ち悪くなりそう・・・
忘れたい記憶・思い出そんなのを抱えて生きるってどんな気持ちなんだろうか。
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エマノンシリーズが文庫で復刊すると聞き、喜び勇んで購入したことを覚えている。単行本は古書店でも見掛けず、ようやく「さすらい」を先に手にした数年後に、本家「おもいでエマノン」と出会うことができ、しかも勝手に敬愛する鶴田謙二氏の表紙絵と有っては、何とすばらしい組み合わせだろうと胸躍らせたことは、つい先日のように記憶に新しいと思っていたのに、8年も前だった。軽くショックである。胸に染み入るように入って行く、すべての記憶を引き継ぐ少女エマノンの物語はここから始まっており、そしてきっとどこかで今もなお続いているのだろうと思わせる。
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40億年の、おもいで。
長い髪、スレンダーな身体、ジーンズにナップザック。
「ぼく」がフェリーで乗り合わせた不思議な少女は、エマノンと名乗った。
地球に生命が誕生してからの記憶を全て持っているという少女。
彼女は何者なのか。
彼女が40億年の記憶を持つのはなぜか。
「数時間一緒にいても、数十年間一緒にいても、好きだったというおもいでは私にとっては同じことなんだもの」
日本SF史上最も美しい連作短編シリーズ。
最近人気のある「キノの旅」をはじめとする、謎の多い主人公が旅から旅を続けるという形の連作短編型式のライトノベル小説群は、おそらくこの小説に大きく影響を受けているのではないかと思います(初版は1983年)。
残念ながらこの本は現在出版社品切れ状態なので、古書店などで探してみてください。
ぜひオススメしたい小説です。
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おもいでエマノン、コミック版を読んだ後に気になって読了。
この設定でいくつもの話を書ける。さらにそれが面白いというのは凄い。
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15歳の時に初めて読みました。不思議な話だな、といつも感じます。エマノンは本当に居るんじゃないか、と思える様な優しく温かい本です。
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地球誕生からこれまでの記憶を持つ女性、エマノン。
梶尾さんと鶴田さんの世界が上手く融和していると思います。
好きだなぁ、こういう雰囲気。
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時の旅人エマノン。これもさまよえるオランダ人の変型なのかな。地球上のあらゆる生命体の記憶が1人の人間の少女のなかにある、っていう設定がすごく面白かったです。
もともと梶尾真治のリリカルな小説がすごく好きで。最近になってエマノンの続編や昔の短編の作品集が次々と発表されて吃驚してます。
個人的にはエマノンの表紙、高野文子の方が好きなんだけど。
2003.09.04
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エマノンがどんな人かわかる。なんか火の鳥みたいな‥。
エマノンの真意?とゆーか心は隠されちゃってる。
もうちょっとエマノンの気持ちの描写が欲しいな…エマノンを取り巻く人達の話で、エマノンがどれだけすごいかみたいな‥感じがむぅん‥でした。
エマノン自身の深い記述は無い。30億年の記憶があるからって言っても、何かしらあるでしょうさ!と思ってしまいました。
他のシリーズはどうなんだろう?
病院の男の子の話と超能力兄弟(笑)の話が好きです。
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徳間デュアル文庫の刊行第一弾として復刊された『おもいでエマノン』です。
地球上に生命が発生して以来の全ての記憶を引き継ぐ女性、エマノン。
そのエマノン初出の作品、表題作『おもいでエマノン』は秀逸です。
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生命が生まれてからの記憶をすべて持つエマノン。謎の多い彼女を取り巻く人々が織り成す物語。楽しんで読めました。ただ続きを見つけられるかどうか…。
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梶尾氏の作品でもっとも好きな一冊。
一話は鶴田氏の漫画(原本管理)も持っているけど、
どちらも非常に思い入れがある作品です。
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90年代以降のどんなSFの解説にも登場する「カジシン」不朽の名作。このたびシリーズ最新作の「ゆきずりエマノン」が出たので、それを読む前に原点ともいえるこの作品を読んでみた。この作品のオリジナルは1983年の発行だから、登場以来すでに28年ということになる。この文庫版に収録されている7編の読み切り短編は、いずれも神出鬼没なエマノンをめぐるヴァリエーションに富んだ物語。その後のエマノン・シリーズのオープニングを飾るものだ。 地球に生命が発生してからのすべての記憶を持つという女性。エマノンと呼ばれるのは、ノー・ネーム(NO NAME)の逆さ綴りだからだ。母の記憶も、祖母の記憶も引き継ぎ保有するエマノン。30数億年に亘り、代々母から娘へと連綿と引き継がれてきた過去の記憶の大集積がエマノンをエマノンならしめている。 そんなエマノンが巻き込まれる特異な事件の連続。読み切りのSF形式、これでもかというような設定の物語が次から次へと登場してくる。その発想が素晴らしい。オープニングの「おもいでエマノン」を筆頭に、「さかしまエングラム」や「ゆきずりアムネジア」など、形容詞とカタカナの組み合わせからなるタイトルだけでは中味が判別できないけれど、それぞれに独創的な設定と仕掛けが施されている短編ばかりだ。