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マリ&フィフィ
不条理ギャグみたいです。
文章で不条理ギャグってハードル高いですよね…
11.01.31
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小説家デビューとなる第一作短編集。脱構築というか物語を破壊するようなシュールな散文。町田康に似たタイプだと思うけど、こちらのほうがより悪夢的でグロテスク。「あのつとむが死んだ」には笑いました。
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えらく頽廃的で倒錯的な話だ。
さっぱり意味が分からなかった。
が、なんだかんだ最後まで一気に読めてしまったのが不思議です。
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このような分裂型の小説を書ける作家は恐らく他にはいないだろうし、その分、好き嫌いははっきり分かれそう。
あまり関連のなさそうな短い話がつぎつぎ繰り出され、読んでるほうは受け止めきれず、最後は放置される…。そんな感じの繰り返し。
個人的にはとても興味深く読めた。が、一冊でお腹いっぱいになってしまったので、もう読まないかもしれない。
とはいえ、低く評価されることも、この作家の価値を高めているようなそんな逆説的な感じもして、なんとも不思議な作風。
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読んだ動機がどうも今までにない感じで。いわゆる久々のジャケ買いといいますか。表紙があの〜。。ボクの好きな番組で。「モヤモヤさまぁ〜ず」にどの部分が似ているかとかはよくわからないんですが雰囲気が。字面が?モクモクが?それを想像して親近感を覚えて買いました。背表紙にはこう書いてありました。「一度読んだらやめられない。21世紀のための文学。」キャッチコピーどおり。独特の世界観を感じましたがそうとう情緒不安定だと察しました。全体が。これは絵画ですと。いかようにもご覧あれと。なかなか刺激的な本ではありましたが。ちょいちょいストーリーが。もともとそれをぶち壊したいのが著者の意図だと思うのですが。断片的にフラッシュすることが今のボクでは老いを感ずる意外になくどうも空しい気分になり。。性衝動と破壊行動の発散場所を探しているような。そんなマグマは感じました。もし自分が18歳であったら断然カッコイイと持ち上げたかもしれません。ただし著者が欲しがっているのはこの虐殺という攻撃的な欲求を癒してくれるのは「ユーモア」だけだということだけは言いたかったのかもしれません。以上。
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紋切り型が、出鱈目。言葉が短い文章の中で目まぐるしく動いて、息をつく暇もなかった。
タイトルが全て、秀逸。
脳味噌の中にあるまだもやもや段階の思考にいざ紙の上で形を与えてみるとなんとも陳腐で恥ずかしい文章が出来上がることは往々にしてあり、逆に、幾らよく書けたと自負してもその文章には必ず幾ばくかの恥ずかしさが含まれているのでそれを立派だと自画自賛する姿勢は端から見るとまた恥ずかしいね、といった文章を書くこと読むことに付きまとう恥ずかしさを嘲笑するような、乱暴さ、そしてユーモアを感じた。感じただけだけど。
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山形浩生が日本文学で読む数少ない作家の一人として中原昌也を挙げていて、解説が柳下毅一郎だったから購入して、積読だったがなんとなく読んでみた。
ショートショートが12本。
裏表紙に書いてある「十代、二十代の圧倒的支持をうけつつ」というのは違うような気がする。
ユーモアに関する記述は、2002年12月の山形浩生の書き込み内容を連想させるものだった。
精神的に苦しい時にあれは助けになった。
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超絶短編とはまさにこのことを言う。本作はその超絶!短編を切って繋げてまとめたもの、と言って差し支えないだろう。とにかく滅茶苦茶だ。言いたいことを思いついてあとは即興で書き連ねてる感半端ない! 文体にようやく慣れはじめたと思ったら唐突に強制シャットダウンする。なんじこりゃ!? ←が率直な感想。ハイ、パンッ!
でも滅茶苦茶で訳わかんないけど恰好良い! と思えるからスゴい。解説にて筆者自身もこう述べている。
ぼくが書評で書いたのは『ブギーマン』の殺人シーンについてだった。『ブギーマン』は鏡に宿った怨霊が祟る話なのだが、その中に鏡の反射光を浴びたカップルがたまたま脇に落ちたナイフに刺されて死ぬ場面がある。物語の本筋とはまったく関係なく、芸もないしおもしろくもない。味もそっけも必然のかけらもない殺人シーンなのだが、それだけを抜き出してつなげば中原昌也の小説になるだろうか。
「そうですよ本当に。ウリ・ロメルになりたいくらいですよ! ウリ・ロメルみたいな映画でラストがぶっち切れて突然終わっちゃうみたいなのがいちばんいいですね。作ってる途中で投げ出しちゃって、結末も教訓も何もないみたいな奴が」
したがって、この解説はここで終わる。
以上云々……。
三島由紀夫賞出身者あなどれない。うぐっ、
そして中原昌也おそるべし!
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なんだろうこれ。
この破壊力で短編とはいえ物語が破綻していないことがすごい。
ハルムスの詩集と同じような刺激を感じた。
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久しぶりに読んだ中原昌也。
『びっくり鈍器』や『インテリジェント・ゴリラスーツ』等々、単語の語感がユニークで思わず笑ってしまう。
タイトルの『虐殺ソングブック』も一度目にしたら忘れられない個性を放ってるなぁ……。
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高校生の時に読みました。なぜか第一話を読んでて通学の地下鉄の中で吹き出しました。
一気に読めてニヤニヤ笑える意味不明な一冊でした。
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タイトル含めて殺伐とした語感が読んでいて面白いところではあるけど、パッと提示されて意味も分からないまま終わってしまうお話たちにもやもや。これはこういうものだとは分かっていても、これがアリなのか!と思ってしまう。
短編が次から次へと虐殺されていくのを目の当たりにしたような印象で、なんとも言いがたい読後感。
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再読したら割と面白かったですねぇ…特にラスト2作品かな? 意味不明ながらもなんというか、著者の孤独感みたいなものが透けて見えるような気がして…感動したのでした。( ノД`)シクシク…
ヽ(・ω・)/ズコー
本当にまあ…小説と言えるのかどうかも不明な当作品ですけれども、解説者は絶賛していましたねぇ…僕の同僚はチンプンカンプンで中途で投げ出したそうです…。
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけでハマる人はハマる! 本だというのは間違いなさそうです…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
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一部はたがいに関連のある12編の短編で構成されている作品です。
「解説」でも指摘されていますが、シュルレアリスムの自動筆記やカットアップ&リミックスといった手法に還元されることのない、アヴァンギャルドな作品です。
著者に才能がないとは決して思いませんが、体制的なものに対する反逆を息せき切って提示していることが、作品の魅力を損ねてしまっているように感じました。三浦俊彦や吉村萬壱ほどのラディカリズムは見られないのではないかと思います。
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2017.03.15-16
ショートショート。 どうしても言葉が頭に入ってこない。色も音も温度も感じない。ただ「臭い」はどの篇にも出てくるからか、異臭がする。