紙の本
河童ワールド
2001/04/12 14:58
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投稿者:強風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の目にとまるヨーロッパは、土地の鉄道の車掌さんだったり、握手の風習だったり、宿泊の安ホテルの造作だったりと、一風変わっています。それを独特の手書きスケッチに、文章まで手書きでまとめた一冊は、どのページのすみまでも作者の個性が詰まっていて、ありきたりでない河童ワールドがとっても楽しい。
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なかなか面白い視点で書かれた本で、旅行好きの私にはこういう旅の仕方もあるんだーと言う感じでした。影響されて旅先でスケッチしたことも
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妹尾河童さんの旅の記録。ヨーロッパ編。とにかくイラストが緻密で見ていてわくわくする。ユーロ使用以前なので通貨が国によって違うのもまた懐かしい。
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おもしろい。全てが手書きで書かれてるのもいい。ヨーロッパ各国の宿や駅員の格好まで細かくスケッチしてあるのには驚きました。好奇心のかたまりのような河童さん、尊敬します。
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「河童が覗いた」シリーズ第1作。ヨーロッパ編は発表を予期していなかった作りなので、以後の作品に比べてどこか隙があり(字も大きい)、何だか微笑ましいです。どのページもその天才的な観察眼と「面白がる精神」、常軌を逸したマメさ緻密さに基づいて作られていますが、特に国際列車の車掌さんたちの比較は絶品、そして永遠と続く安宿の間取り図が最高です。
個人的には、あまりに河童さんと字体と自分の字体が似すぎていて怖いです(笑)。
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例によって、手書きのシリーズ。これは徹底的に手書きで、活字の文字を探すことさえなかなか難しい。題材は、筆者がヨーロッパを旅行したときに宿泊した、安ホテルを次々のイラスト化したもの。イラストに感想がちょっと添えてあるページが延々と続く。
最初の斜塔の文章などは示唆的でおもしろかったけれど、そのあとはただひたすらホテルの部屋のイラストが続くだけで、そうおもしろいものではなかった。ところが、延々と読んでいる(あるいは眺めている)うちに、次第にそのこと自体が大きな経験になっていく感じがする。何というか、人の生活のようなものが心の中に蓄積されていくのである。なんか不思議な体験である。
後のイラスト本のようなサプライズはあんまりないが、筆者しかかけないタイプの本である。
2006/7/3
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さすが妹尾さんだと感じる繊細な絵と着眼点が非常に面白かった。旅行中にホテルの間取りや窓に注目する人がどれほどいよう(笑)自分で行動して集めた確かな情報の数々、体験の数々がリアルで、やはり旅日記はいいものだなあと思った。