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はらくんのメールが面白すぎて読んでしまった。
私はパロディとか分からないから、楽しめさが少ないのかな?
トリュフォーは好きです。
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~09/06/05
ざーっと読んだだけですが・・・
文体が独特。よくわからないけどちょっと笑えてしまうのは何故だろう。
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半分まで読んだところではじめて、僕は気づいた。この本、以前読んだことがあるのだった。にも関わらず一時間悩んだブックオフで結局買った105円のこの一冊は、実は前に読んだことがあるのだった。まったく忘れていたのだった。笑える。読むの2回目であるにもかかわらず、相当おもしろく読めた。
2009.7.14-16.
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もう少し前に読んでいたら嫌悪感で溢れただろうし、
もう少し後に読んでいたら憐れみを抱いただろう。
このタイミングだからこそ理解。
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面白いのかもしれないけど、全く読みすすまない。
この本のせいで、ぜんぜん他の本が読めなくなった。
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2009/9/15(〜p27),17(〜p196終)
阿部和重氏の作品は前にインディヴィジュアル〜を読んだ。
「インディ〜」は読んでいて引き込まれる要素があった覚えがあり、最初から最後までヒヤヒヤと好奇心をまさぐられる作品であったのを忘れてはいない。
この作品は阿部氏のデビュー作なのだが、私には途中まで少し難解な物語であった。
面白くないわけではない。
ただ、私にはあまり感情燃える作品までには至らなかった。。。。
でも後半部分からは少しずつひきこまれていきました。
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◇訂正
読み進めていくうちに以外にテンポになれてきました。
以外に面白かったでした。
(以前の)
・自己愛性人格障害(統合失調症?)チックな主人公の一人称形式の小説。
・蓮實重彦風の文体だけど、リズムあまり良くない気が。。
・構成は結構面白いかもしれない。
・一般的に病的と見られている人の心情を書くのは上手いと思う。
・心情的にあまり寄り付かせず、男の人向けな気がする。
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今読み返したらどう感じるかはわからないですが、今まで読んだ本の中で、一番グッときた気がする。いや、一番じゃないかな。まあ、どうでもいいですね
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一言で言えば存分に「痛い」小説だ。
そして、この痛さが分かってしまう自分も、
十二分に痛々しい青春を送っているまっただ中なのだと思い知らされる。
けれど、そこからしか見えないものもあるはずだ。
それは、そう。
私が自分で捜して行かなくてはいけないことなんだと思う。
青春は、自分がある限り、どうしようもなく痛いものなのですね。
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阿部和重の堂々たるデビュー作。全部詰め込んで、思いが溢れて自分まで飛び出してしまったというような反則的蛇足に感動した。
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今でいうところの中二病的思考なシネフィル青年の話。
「特別な存在」でありたいと願う唯夫は、昼と夜の長さが同一になる「秋分の日」生まれということに特別さを感じ、対する「春分の日」的なるものと闘う決意をする。何の冗談か!と!もうニヤニヤしてしょうがないw 唯夫を記述する筆者もまた唯夫自身の別人格で、それはどうやら小説自身の筆者=阿部和重らしく、虚構の中の虚構の虚構と構造が凝ってる。いきなり訳の分からないブルース・リー論から始まって予想のつかない展開も読みづらい文章も全て阿部和重の狙い通りか。
時代は90年代。そして非常に90年代的な小説。サブカルな若者の日常、バブル崩壊後の倦怠感、ネット以前の世界。まさに「小春日和の時代」だったバブル時代から「秋分の日」なる時代へと突入した日本。何と闘えばいいのかわからない90年代の若者の代表が唯夫だ。コーネリアスも「太陽は僕の敵」と歌う。当時、同年代だった僕の周りに唯夫は確かに存在したのだ。
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「特別」になりたい気持ちも、「気違い」になりたい気持ちも、それをばかにする気持ちも、よくわかる。だから読んでいて面白いんだけど辛かった。
気違いになろうとする時点で全く正常です。全然狂ってなんていません普通です。普通。わたしはごくごく普通の人間です。
ということをひしひし感じて打ちのめされた。あー恥ずかしい。
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久しぶりに読むのが辛い本に出会った。他の人のレビューでは評価が良かったので楽しみにしていたが…。
伊坂幸太郎さんが「ピストルズ」を絶賛していたので、それを読む前にこの本に手を出したが失敗だったかな。気が向いたら「ピストルズ」を読んでみようかな。今は読む気がしない…。
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頭良さそうさを意識的にねらった稚拙な文章でいらいらさせられる。でも絶対わざと。
この人天才だと思います。
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84点。特別な存在でありたいと願う主人公は、ひたすらに体を鍛え、思索にふける。主人公と語り手は同一人物なんだけど分裂し、ひたすらに自己言及しまくる。タイトルはトリュフォーの映画そのままだが、主人公が至るところはこの映画、もっといえばヨーロッパ映画的な主題に通低するもの。現実の虚構化、日常の演劇化、みたいな。
映画や小説を「泣けたわ」「笑えたわ」とシンプルな感想を吐くだけの一娯楽として、あるいはコミュニケーションのネタとして消費する昨今の潮流に逆らい、批判的精神を常にもちメッセージを見い出すべき、みたいな一昔前の教養主義的なお寒い考えで映画鑑賞や読書にひねもす明け暮れながらも、目的があるわけでもないので、当然仕事なぞするわけもなく、のんべんだらりとした生活を送っているか、そうありたいと心から思っているタイプには強く共感できる内容。
なんと気恥ずかしくもピュアな青春小説だと思うに違いない。