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紙の本
21世紀のお話です
2001/03/29 22:12
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投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィクションの、それも大正から昭和初期にかけての探偵小説にしか登場しないような怪人たちが21世紀の世に出現し、怪事件を引き起こす。それに立ち向かうのは、それら封じられた怪異の番人、名探偵・朱月宵三郎だった!
名探偵vs怪人という構図がお約束の江戸川乱歩や横溝正史などの探偵小説へのオマージュかと思えば、きわめて現代的な少女たちを中心に繰り広げられるドタバタ活劇調のところもあり、かと思うとちゃんと伏線も引かれ、謎解きもきちんと(作品世界として筋道立てて)落ち着くところに落ち着いている。そんな不思議な読後感の作品です。
個人的にはビジュアルイメージは高橋葉介氏の作品です。
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