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紙の本

身体とこころをめぐるエッセイ集

2001/10/28 18:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 東京芸術大学の大学院で美術学を修めた学術博士で、東大医学部の解剖学教室で助手も勤めた著者による、人間の身体にまつわるエッセイを集めた本です。経験を引いた味わいある文章で、一般向けに読みやすく書かれていています。発行所はNECクリエイティブでしたが、翌月にNECメディアプロダクツに社名変更しています。私の買ったものは、社名変更について書かれた帯が追加されていました。
 第1章は『女と男の体』と題して、身体の性差についての、あまり意識されていない相違点を明確にします。男は脂肪が筋肉の谷につき、女は山につくというのは、確かに言われてればそんな感じですが、絵を描くとかを考えるならたいへん有用な知見だと思いました。乳房はどう揺れるかとか、乳房はどちらを向いているのか、などの解剖学的知見もあったりしまして、興味深いものがあります。
 第2章は『死体と裸体』。解剖を続けていると死体も単なるモノというより、死体という特別の存在に見えるというあたりの話や、ポルノとエロスの違いのこだわり、現実を絵的に再構築することについて、夜の解剖教室が恐くなくなった話など、興味深い話があります。
 第3章は『内蔵と「こころ」』と題して進化と人間の体、こころと体の関係について。管としての身体というのは、普通のひとにはかなり目新しくショッキングなものの見かたなのではないかと思います。
 第4章は『脳に至る病』。脳がいかれると健康なはずでも半身不随になること、恐怖を感じるのも脳であり教育されての物である、などの話題です。
 第5章は『体の近未来』は現代医学、知性と身体性、あたりのSF的話。
 全体として、あちこちの雑誌に書いた内容をまとめたものらしく、雑多な印象はありますが。それゆえに、軽く読みやすくなっていると思います。

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