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景王陽子がかっちょいい…!
『魔性の子』を先に読んでいたので、こっちはお迎えに行く側ってことで。
延王の言葉は、間違っていないし、民にとって延王の考えの方が安心でしょう。
陽子の考えは十二国の根本をひっくり返す危うさもあるよなって。それでも、そう考える陽子が景王になったのは、なったなりの意味があるんでしょう。複数国の麒麟による泰麒探索も、陽子が王でなければ成しえなかったことだし。
蓬莱組メインの話だったので、崑崙組話も読んでみたいところ。いつか出ないかなと期待しています。
なにより戴の行く末が…!
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「魔性の子」の十二国側からのストーリーというべきか。
突然行方不明になった泰麒と堯宗。死んのではない(王と麒麟が死ぬとすぐにわかるシステムがある)でも国にいないという状態で、偽の王が立ち混乱していく国。
天が、国に麒麟をつかわし、その麒麟が王を選ぶというシステムの中で「天はあるのか」と問う李斎の言葉は、屍鬼を読んだあとだけに興味深かった。
うむ、これは、12の国の話をしながら、実は「天」とか「運命」とかに抗う話になっていくのかもしれな。
こちら側に帰ってくることができた泰麒だけど、空白の6年の間に失ったものも多い。それでも、自分は麒麟なのだから国にかえるという、健気さに涙。
うー、とりあえず、何でもいいからこの続きを書いてください、小野さん!
でもって、堯宗と再会させてくださいよぉ。うえん。
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これまで曖昧になっていた天の世界の描写があることで、十二国記の世界の仕組みに疑問を抱く巻。これまでのキャラが全員集合でファンサービスかと思いきや、全てが丸く収まるところまで書かないところがとてもにくい。続き気にならざるをえないじゃないですか主上…。
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続きが非常に気になる…あいつはなんであんなことしたんだ…相変わらず色んなことについて考えることを促す本。考えろ考えろってね。今まさにすっかり夢中になってるのだけど、出来れば小学生くらいで出会いたかった。そしたらもっともっと衝撃を受けていたはず。
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「風の海 迷宮の岸」を読んで、「魔性の子」を読んで。その間の「いったい何があったんだ?」ってな個所がすっぱり分かって爽快。逆にこの二作を読んでいなかったら、さっぱり分からないだろうな……てな部分はあるけど。まずこれから読む人って、いないよね?
ただし、この続きの物語が余計に気になって気になって仕方がない。続きが待ち遠しい。
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うんうん、やっぱり面白いなぁ。
この続きは書かないのだろうか。待ち遠しいなぁ。
やっぱり陽子の始めから読み返そう!
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戴国の騒動が慶国を巻き込んであちらも巻き込んで
さらに多くの麒麟たちが手を結ぶ壮大な話になってます。
天とはなにか、国とは、王とはという話もでてきています。
しかしとにかく
続きが気になります。
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シリーズ中、もっとも多くの王と麒麟が登場する物語。麒麟が見せる王への思いがとても切ないですね。『魔性の子』とも深くリンクしていて、シリーズとしての味わい深さがあります。
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物語の構成としては「風の海 迷宮の岸」のあれこれがあって、泰麒(高里君)がこの十二国記の世界で戴国の国王を決め、その後この「黄昏の岸 暁の天」の事件が発生。 この物語で描かれているのが十二国側で起こっていた出来事で、泰麒がワープしちゃった先の日本(蓬莱)での出来事が「魔性の子」という感じでしょうか??
色々な意味で惹きつけられ興味深く読了することができた「魔性の子」で感じた多くのKiKi の「?」に応えてくれる物語でもありました。
2つほど不満があるとすれば、その1つはあの「魔性の子」で泰麒を食うほどの存在感を示していた広瀬さんがどうなったのかさっぱりわからない(というよりは恐らくは被害に遭っちゃった??)ということ。 そしてもう1つは「で、要するにその後戴国はどうなっちゃったわけ??」という部分がまったく描かれていないこと・・・・・でしょうか。
KiKi にとってかなりお気に入りだったのが、ようやく蓬莱に流された泰麒が十二国に連れ戻され、同じ「胎果」である泰麒(高里君)と陽子が名乗り合うシーン。
「・・・・中嶋、陽子です」
陽子の言に、彼はちらりと笑う。
「高里です」
陽子は息を吐いた。 狼狽(うろた)えるほど奇妙な気分がしていた。
(中略)
もう戻ることのない故国だ。 陽子とは無関係の世界になってしまった。 他愛もない話題を見つけて懐かしむにはまだ生々しい喪失。 変に語れば、里心に駆られそうで怖い。 そう--多分、陽子が向こうで待っていた家族や同級生や、そんなもの全てがきっと死に絶えた頃にならなければ、ただ懐かしく思い出すために語り合うことなど、できないような気がする。
個人的にはとっても好きなこの描写だったけれど、正直なところコレ(↑)を出しちゃったところで、ちょっぴりこの物語の世界観が破綻しちゃったような気がしないでもありません。 それから、十二国の人の物語だったところに無理やり「天」を登場させちゃったことも・・・・・。 KiKi の勝手な憶測としてはこの2つが著者を雁字搦めにしちゃって、この物語、未完というか執筆が止まっちゃっているような気がしないでもない・・・・・。
とは言うものの、その「天」が姿を取った存在とでも言うべき西王母が登場し、実に神様らしい慈悲もへったくりもなさそうな発言をなさったのは結構良かった(笑) 人間は「神様」って人間に都合の良いことをしてくれる存在だと勝手に思いたがる傾向があるけれど、KiKi は何となくそんなもんじゃないと思っているようなところがあるので、このパーツも結構好きです。
そして、この世界観の中で「天」及び「天意」に疑問を持った陽子が導き出した1つの答えも KiKi にとってはとても好ましいものに映りました。 曰く
もしも天があるなら、それは無謬ではない。 実在しない天は過ちを犯さないが、もしも実在するなら、必ず過ちを犯すだろう。 だが天が存在しないなら、天が人を救うことなどあるはずがない。 天に人を救うことができるのであれば、必ず過ちを犯す。 人は���らを救うしかない、ということなんだ。
当初は巻き込まれ系ヒロインだった陽子ちゃんの大きな成長を見た気分で、何だかちょっぴり嬉しい♪
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登極から半年、戴国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預る幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然失い、偽王の圧政が始まった戴―。その行く末を案じ将軍季斉は命をかけて景王陽子に会うため空を翔けるが…。
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登極から半年、戴国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預る幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然失い、偽王の圧政が始まった戴―。その行く末を案じ将軍季斉は命をかけて景王陽子に会うため空を翔けるが…。
泰麒!続きが気になりすぎる・・・とりあえず魔性の子を読みます
王と麒麟がたくさん出てきて嬉しかった
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「人は自らを救うしかない、ということなのだ」
十二国記シリーズ
泰麒と陽子のお話です
陽子の登極から約2年ほどです
「風の万里~」で影がチョー薄かった浩瀚が大活躍です(笑)
今回、陽子と同じように漠然と受け入れてきた
「天」というものに疑惑を感じます
一体天とはどういうものなのか、どういう仕組みなのか
不安に感じます
また氾王と氾麟が初登場しますが二人ともすごいキャラでびっくりします
一方でいまだなぞの国、舜が気になります
話にも登ってこないので…
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十二国記、一冊飛ばして今回は戴国にまつわるお話。
『風の海~』のその後であり、『魔性の子』の裏(表?)でもある作品です。
玉座についてから半年、内乱鎮圧のため自ら文州に赴いた泰王・驍宗。
戴国の麒麟・泰麒は留守を預かり、王の無事を祈っていたがそこへ悲報が届く。
衝撃をうけ、大鳴動とともに姿を消した泰麒。
それから6年、王と麒麟を失った戴国では偽朝のもと圧政が布かれ急激に荒廃がすすんでいた。
戴国の行く末を案じた将軍・李斎は命からがら慶国王の景王・陽子のもとへ直訴にやってきたのだが。。。
泰麒は戻ることができるのか、そして驍宗の行方は!?
『魔性の子』で疑問に思っていたことがするすると解けていきました。
それにしてもなんでまた泰麒ばかりがこんな苦労しなくてはいけないのでしょうか。不憫でなりません。
その後の苦労もしのばれます。続きが早く読みたいです。
しかし今回は豪華絢爛、各国の麒麟たちのがんばりには拍手です!
王と麒麟のペアってほんと個性的で面白いですね~。天帝の采配でしょうか。
いいコンビになっている国は長く続くことができそうですね。
陽子もたくましくなって!延王をやりこめちゃうなんて、なんと頼もしい。
けれどもまだ修行中で、そこがまた魅力的でした。陽子、がんばれ~!
これであと2冊になってしまいました。
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はい,読みました.
小野不由美の十二国記シリーズですよ.
今回は泰麒が謀反で角を折られて蓬莱へ飛んじゃう話.
で,戴の女将軍が命からがら慶国の景王へ助けを求めにやってきて
なんやかんやあって泰麒を見つけ出して連れ戻すってお話ですよ.
天帝とかそこらへんの天上世界というか,神々の世界が
お役所仕事チックというか,
天の世界にも法律的なものがあるとか,なんだか残念な感じ.
そして天の理の抜け穴を探すとか,なんだかなぁ・・・.
うん,面白かったよ.
戴国に帰っていった後にどうなったのか気になるけどなっ!
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泰麒が驍宗を王に選び、戴が建国してから暫くのお話。
反乱を治めるため戦地に赴き、姿を消した驍宗。
王が不在の宮殿で、角を傷つけられた泰麒はその衝撃で再び蓬莱へと跳んでしまう。
魔性の子へとループしていく。