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ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か みんなのレビュー
- エリヤフ・ゴールドラット (著), 三本木 亮 (訳)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2001.5
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電子書籍
ザ ゴール
2016/04/24 10:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
TOCの内容が、物語仕掛けで分かりやすく理解できる。
続編のザゴール2にも興味が湧いてきたので、次に読んでみたい。
紙の本
「カイゼン」を求める人には必読の書?
2001/08/07 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やんちゃ青 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は1980年代に米国で出版され、その出版によって本来業務である清算管理ソフトウェアの販売低下を招いてしまったというくらい重宝された代物とのことです。それにしても後書きにあったのですが、故意に当時日本版に翻訳されなかったのかどうかの真意、すなわち当時はTQCに見られる日本企業風土に追いつけ・追い越せムードであった状況であり、別観点からの本書は国家秘密だったのでしょうか? それにしても常識を覆すかのような(本書では常識とうたわれている節もありましたが)手法を理解し、現実のプロセスを見なおすことは容易ではないように思われます。ただし現実の問題を第3者的な観点から再考することは、無駄ではないと思われます。
『ボトルネックを探して、これを活用する』は現在の知識社会においてはどのようにマッピングされるのか? については自分の中でもいまだに明確な解はありません。少なくとも「これ!」といったアイデアをすばやく世に出す、すばやく事業性を判断するということは必須であるとしても、アイデアを生み出すこと・あるいはアイデアを実現することにおいて「ボトルネック」は存在するのでしょうか? ありえるとしたら、事業にのった後に、どう「カイゼン」するか? には的確な解決への道を与えてくれることは間違いないと思われます。
また『生産能力を需要にあわせる』とのことも前述の通り、できあがったものに対しての議論であり、まずは立ち上げる段階ではなかなか使えないでしょう。
それにしても500ページを超える読み物だったのですが、小説形式でもあり、スリリングでもあり、あれよあれよという間に読み終えてしまいました。なんとなく「フィッシュ!」のノリだったのですが、ボリュームとともに難しさが少し多いと観じました。できれば本だけでなく、ビデオも見ることができたらと思っています。
生産的な部門において「カイゼン」が必要な部署におられる方は必読の書と言えるでしょう。
紙の本
生産工程よりも人間の方がボトルネックになる例が多いのではないか
2001/07/23 23:38
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投稿者:onomono - この投稿者のレビュー一覧を見る
一世風靡したサプライチェーンマネジメント(SCM)の原典とも言われていた本の日本語版がようやく出版された。
SCM自体のブームは過ぎた(既に常識となった?)と思うが、やはり原典だけに一度は読んでおきたいし、ドキュメンタリータッチになっているので、楽しく読み進むことができる。
制約条件自体は例えば化学で言うところの律速段階と同じ概念だと思うが、全体の最適化が最も重要な概念ということであろう。この制約条件の理論自体は、著者が作成した生産スケジュールソフト自身の内容が公開されなかったために普及が進まず、本書が出た後にはスケジュールソフトがなくても人間で十分に成果が出たために、著者自身が企業究極の目的であると語っているところの利益を十分に上げられなかったところが面白い。
また、家族劇がどうしても入ってしまう所が、いかにも米国らしい。
生産工程の制約条件よりも、人間の統計的変動(各個人の資質の違い)と依存的事象(人間関係)がより影響が大きいのではないかという印象を持った。
紙の本
目的達成のためのレバレッジとは何か?それを考えさせてくれる
2001/06/13 16:50
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投稿者:塩手勝久 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説仕立てで、どんどん読み進む本だった。主人公の悩みを解決していくプロセスそのものが、具体的ノウハウの呈示となっている。特に、生産産管理に携わる人は、この本で得られることはとても多いと思う。
「企業の目的は利益を生み出すこと」という明確な定義から始まっていくため、それ以降の展開はそれに従っているのか否か?という判断となる。
利益を高めるために、この本で呈示された3つの指標は新鮮なものだった。
1.スループット(Throughput)
2.在庫(Inventory)
3.作業経費(Operating Espense)
お金の流れは、この3つの指標ですべて管理できるというものだ、この中身は、本を読まないと理解できないと思う。簡単に説明できるものではないからだ。しかしこれを理解することで、必ず新しい視点を提供してくれるはずだ。
そして、解決のステップで最初に考えるべきことは
●「ボトルネック(制約条件)を見つける」
ということである。「ボトルネックで失った時間は、全体の損失であり、それは二度と取り返せないもの」という部分は、ボトルネックの重要性を再認識させてくれる。この考え自体は、プロジェクトマネジメントの「クリティカル・パス」の考え方と概念は同じだと思う。
個人的には、主人公が最後に直面した、「物理的制約」でなく、「人間関係の制約」をどう解決していくのか? そのプロセスを知りたかった。しかし、これについては、2001年秋に出る続編「It's Not Luck」によって、解決方法が示されるようなので、楽しみなところである。
それを理解するためには、まずはこの本で著者の「制約条件の理論(TOC)」を把握しておきたいところである。ビジネスマンには、ぜひお勧めの1冊である。