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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
家族への愛情を胸に、主婦としての誇りをもって、四季折々、料理に家事に創意工夫をこらし、自らも楽しみながら暮しを丁寧に紡いでいらした、故・佐藤雅子さん。暮しのありようが問われている今、本書に込められたメッセージやヒントがいっそう輝きを増してきます。
とてもとても素敵な1冊でした。
日々の暮らしを丁寧に。
当たり前のことなんでしょうが、あわただしい日々だと難しいのだと改めて。
保存食はもとより、季節ごとの行事が素敵だなと思う1冊でした。
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結婚祝いに戴いた本ですが それまでに雑誌ミセスに連載されていたのを 見ていて 暮らしの様子に憧れていました。
今読み直しても 参考になる事ばかり。
忘れそうな気持ちを 思い出させてくれる本です。
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日々の家庭仕事を丁寧にやりたくなる。
季節を感じて、花を愛で旬のものを頂き、服を繕う。
使い古した言い回しではあるけれど、便利さを追い求めて却って貧しい生活をしているのではないか、そう省みる。
気持ちが優しく丁寧になる本。
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なんでこの本を「読みたい本リスト」に入れていたのか思い出せない。ただリストを読み返していた時「小説じゃない本、出来たらあまり毒やアクの少ないエッセイみたいなのが読みたいなぁ」と思い、図書館から借りてきたわけだが。
この本は現行日本国憲法制定に深くかかわった、当時の人事院総裁、佐藤達夫氏の奥さん雅子さんが書かれた、家事に関する心得書きである。丁度俺のおかんくらいかもうちょっと上の年齢の主婦たちにとっての家事の参考書だった本である。
その本を何故か手にとって読んでいるという出逢いの妙、これがまず面白かった。
中身としてはさすがに古さを感じざるを得ない。電子レンジもダイソンの掃除機も、下手したらキッチンコンロ(IHちゃうで)もないような時代の家事について書かれているんだから、今の家事に役立てるには少々現実的じゃない部分が多い。
しかし、モノを大切にし、生活にけじめとメリハリをつけ、戦争や天災や嫁イビリや介護のツラさにも、淡々とかつしっかり足を踏みしめて向き合う著者の立ち居振る舞いは、心の拠り所になる。
本当に世の中は平和になったし、便利になったし、文明は大きく進歩した。なのに、世間を見渡すと苦しかったり哀しかったり汚かったりする話ばかりである。せっかく文明が進んだ世の中なんだから、もっともっとと無駄に欲張らず、今あるものや今いるところを最大限に活用し楽しみ味わえばいいじゃないか?
俺にはそういう風に読めた。シンプルライフ・ミニマム生活と精神的な部分で共通するところが多い,学べる本だった。