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浅田次郎さんの出世作品ともいえる、登場人物と作者自身が交差するような、世界観。
単純かつベタな展開にも、どんどん引き込まれてしまう、ヤクザコメディーです。
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やおらバックドロップをくらわすこともしばしば。そんな木戸先生がなんだか良い人に。
任侠団体と警察官団体が同じホテルになんて。。。
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完全にハマってしまいました『奥湯元あじさいホテル』
このホテルの一泊二日の世界に涙したり笑ったり考えさせられたり。
しかし仲さんみたいな男になってみたい。
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うーん。感情は理屈では測れない、と言うことなのかもしれないけど、やっぱりすっきりしないし納得も出来ない。
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このシリーズの〈夏〉のレビューの部分に書いたように、「奥湯本あじさいホテル」にはわけありの客が集まってきます。ホテルを経営している仲蔵という人物は実は893の親分であり、このホテルは訳ありの人たちにも羽を伸ばしてもらえるようにという粋な計らいの元誕生しました。ところが今回、このホテルで任侠団体大曾根組御一行と警視庁青山署御一行が鉢合わせしてしまいます。夕食時には隣り合わせた部屋で宴会が行われるということで、関係者はハラハラ。そこに仲蔵の甥で小説家の木戸孝之介や、夫であるマネージャーを殺そうと目論んでいる歌手、さらには大学教授を名乗る怪しい客なども紛れ込んできて、一晩の間にいろいろなことが起こります。 〈夏〉よりはバタバタ感が少し落ち着いた話でしたが、個人的にはこちらの方がよりおもしろかったです。「いつもの」登場キャラクターが顔なじみになった方が、この設定が生かされるのかもしれません。それにしても、支配人はギャグだわwww
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プリズンホテルに戻ってきました。今回も前作に負けないドタバタな2日間でした。仲蔵オジがかっこよすぎる!!ラストのみすずのコンサートは圧巻で、それに関係してナナと林の話もいい。露天風呂で仲蔵オジが香川と杯を交わすシーンも感動的。毎回毎回だが、よくこれだけ大勢の人間を登場させ絡めさせられるもんだ。
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通勤時・ちょっと癒されたい時にサラッと読みたい本
※花沢支配人は青ざめた。なんの因果か、今宵。我らが「プリズンホテル」へ投宿するのは、おなじみ任侠大曽根一家御一行様と警視庁青山警察署の酒グセ最悪の慰安旅行団御一行様。そして、いわくありげな旅まわりの元アイドル歌手とその愛人。これは何が起きてもおかしくない…。仲蔵親分の秘めた恋物語も明かされる一泊二日の大騒動。愛憎ぶつかる温泉宿の夜は笑えて、泣けて、眠れない。
すこしずつプリズンホテルによって変わっていく人達がちょっと素敵です。
真の優しさみたいなものを感じれたりもしました。
夏→秋→冬→春 の順に読んでください。
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情が濃く義理人情に厚いが不器用で、社会的な規範から心ならずもはみ出している人たちばっかり出てきます。主人公は子供の頃に母親に捨てられ心に傷を負ったままバランス悪く子供のまま育ってしまったわがままな作家。優しい義理の母やほれた女に対しても素直に接することができず、逆に殴ったり蹴ったりするといういけ好かないヤツです。そいつの叔父が関東一門をたばねているヤクザの親分。老成した現在は合法的に悪事を働く小器用な人たちに追い詰められて一家心中をしてしまった山奥のホテルを "のっとって" 、チョーエキから戻ったヤクザもんや、"まっとうなホテル" に断られるヤクザの団体旅行をもてなしてます。来る者拒まずなのでたまにカタギのお客さん(でもワケアリ)も受け入れては、人情溢れるサービスでお帰りの頃にはカタギのみなさんもしがらみや悲しみをそれなりに消化してすっきり、という、そんな風なお話です。抜群のユーモアとバランス感覚に、泣いたらいいのか笑ったらいいのか不思議な気持ちになります。
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夏、冬、春と読んで、読み残しの作品ですけど実際は2巻目です。
設定、雰囲気は判っていますし、この作品に出てこないシリーズ結末まで知ってます。まぁ、それだけ安心して読める部分もありますね(笑)
「天切り松闇がたり」シリーズを推薦する人も多いと思いますが、僕としては「プリズンホテル」の方が好きです。偏屈、ひねくれてるユーモア部分ですね〜、作者の投影?(爆)
ただ、このシリーズは夏から読み始めないと登場人物の関係がわかりにくいと思います(^_^)
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奥湯元あじさいホテル。通称プリズンホテルの本日のお泊り客は、「東京桜親睦会」と「大曽根一家」の団体客が2つに、落ちぶれた歌手とそのマネージャー、仲オジとなにやら深い関係のありそうな往年の大物歌手、曰くありげな大学教授風の男。そして、小説家と小さな女の子。
任侠団体専用ホテルと知らずに予約を取り付けた「東京桜親睦会」とは、青山警察署のご一行。襖1枚隔てた場所に警察とヤクザが仲良く一献……はありえない。険悪なムードの真っ只中に分け入ってピストルをぶっ放したのは落ちぶれた歌手だった……
相変わらず全てのキャラが生きてるいい小説だ。
警察とヤクザという水と油の客をどう取りまとめるか。というだけでも大変なのに、そこに指名手配客も混ざってくるし、マネージャーに殺意を抱く歌手は絡むし、挙句の果てに発砲騒ぎまで飛び出す。話が肥大して無事収まるのか?!と思ったが、ものの見事に収まった。しかもいい塩梅に読んだ後、ほんわかする心地よさまでついてくる。
巧みだー。本当に上手い。
このシリーズは全ての人物が主役であり脇役である。という雰囲気が好きだな。
かなりクセのある人物が多いのだが、全て憎めない。憎めないというより愛すべき人物達。
本当に、このホテルが存在するのなら絶対に泊まりに行くんだけど。
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なんとあのプリズンホテルに桜は桜でも、桜田門のご一行様が宿泊
と、最初から波瀾を予想させる幕開け(笑)
礼儀正しい 極道 いや失礼、任侠団体様と
無礼講、傍若無人な警察官たち
入り乱れてしまえば、どちらがどちらだか分からない?
万年派出所勤務で定年を迎える直前の老警部補が実は・・・
今回は清子と富江は電話でのみの出演だったが
清子とヒットマンの娘、美加の登場により、
作家先生木戸孝之助の幼少時代からのさみしさを
うまく表現しているし、義理とか人情とか現代社会では
「ダサい」「うざい」と思われがちな人間関係の
奥深さをしみじみ感じながら読了。
もちろん仲おじの懐の深さには脱帽だ
今回は、木戸先生の暴力もほとんどなくて
その辺りも安心して読めたかな?
まぁ喧嘩(でいり?)とか歌手による発砲事件はあったけど
それと日常的に暴力を振るうのとはわけが違うからね
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夏・秋・冬・春とある中で、秋が一番好きだ。
物語の最初と最後に出てくる、兄弟分を見送るときの口上が、それはもう格好いい。
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花沢支配人は青ざめた。なんの因果か、今宵、我らが「プリズンホテル」へ投宿するのは、おなじみ任侠大曽根一家御一行様と警視庁青山警察署の酒グセ最悪の慰安旅行団御一行様。そして、いわくありげな旅まわりの元アイドル歌手とその愛人。これは何が起きてもおかしくない…。仲蔵親分の秘めた恋物語も明かされる一泊二日の大騒動。愛憎ぶつかる温泉宿の夜は笑えて、泣けて、眠れない。
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ブラボー、ブラボー。浅田次郎に感謝。この本が読めたことに感謝。
涙あり、笑いあり、感激ありと、エンターテインメントがこれでもかとばかりに詰め込まれた超娯楽書籍。前作の登場人物に加えて、マル暴やうだつのあがらない巡査長、ダメ署長やお清の娘、売れない歌手、歌謡界のドンが登場し、前作を大きく上回るドタバタ劇がくりひろげられ、見所読みどころ満載。言葉にならないよ...
終わりのミカの孝之助への言葉で、電車の中にもかかわらず涙してしまった...
家族愛、師弟愛、歌手とマネジャー愛、ねじれた親子愛、愛に満ち溢れた作品だ!
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k_63: 再読シリーズ第二弾。夏を読んだら、やっぱり秋も読みたくなって。浅田さんはやっぱりいいよね。続けて全季節を読もうかとも思ったけど、冬と春はもう少し寒くなってからにします。