紙の本
カトチエのパワフル全開の“平凡なコトバ”
2001/11/08 11:09
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投稿者:安藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“カトチエ”。初めて見たのは、たまたまテレビのリモコンをかちゃかちゃしているときに、たまたま目に止まったNHKの番組「ETV2001」だった。気に飛び跳ねるいなかの(ゴメンナサイ!)女学生「加藤千恵」サン。彼女の創る短歌は今までの常識をうちやぶった、どこにでもある「平凡なコトバ」でつくられた短歌だった。というか、これも短歌というのだろうか? と思うほど。それから彼女のことが気になり、ホームページ「SWEET LOVERS」を毎日のようにのぞくようになった…。
この本は、とってもとってもカトチエらしく、強烈にかわいく、猛烈に激しかった! 本のデザインも遊び心いっぱいで楽しい。ホームページで見ていた「テキスト」で創られた作品とはまた違った面白さがある。これは近くに置いて、疲れたときや元気を取り戻したいときに開きたい本だと思う。最近、恋愛に疲れ、一人でいるのが幸せだと強がっている友人にプレゼントしようとも思った。
ただひとつ。ピンクの罫線で同じ色の文字は、ちょっと見にくいんじゃないかなぁ?
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現代口語短歌の若き旗手のひとり、加藤千恵嬢の最初の句集。句集というより、雑貨屋さんで売っているノートにそのまま書き殴ったような、インパクトのある装丁。朝日新聞の「ひと」にも紹介されたのでご存知の方も多いだろう。大人でも今青春真っ盛りの人にも、一度は目を通して欲しい本。きっと何かが見つかる。
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「鮮やかにみていたものは夢だった もともとそんな気もしていたけど」
まっすぐさが心にささる一冊です。
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学校の図書館の本棚の隅に見つけた本。
手に取ってみて本当によかった。
何となく俵万智さんのような匂いもするけど、やっぱりどこか違うって感じで。
「そうなの!!」と思えることばっかりで。
この本、手元に欲しいなぁ。
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何首かなら良いけど、ずっと読むとちょっとイライラしすぎ?!と思う。いくら学生らしいからって、焦燥感とかで全体をまとめすぎ。もう少し優しい目線の短歌も載せて欲しかった。でも短歌史からすると存在感がすごいのは納得できた。
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02年購入分が友からかえってきました。
「あの人が弾いたピアノを一度だけ聞かせてもらったことがあります」
がお気に入り
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率直な言葉で綴られた短歌からは、時にじんわりと心に染みるような切なさが、時に痛みが伝わって来るように思います。
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久しぶりに読んだ本。
さらっと読んでしまったせいか、ゆっくり一つ一つの短歌を味わえなかったのが残念。「ドラえもん短歌」の方もまたゆっくり読みたいのですが。
加藤千恵の短歌は初めて読んだ時、グサグサ触れたのをお慕ています。「ついてない。びっくりするほどついてない。ほんとにあるの?あたしにあした」も好きだけど、最近は、誰一人幸せにならないとだめだみたいな内容のが響くお年頃(?)みたいです。
当時高校生だった彼女、以前に本屋さんでアクセサリーか何かコラボしているの見かけましたが、今も詠んでいるのかな~。
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加藤千恵の言葉達に心ときめかせていた10代
時間がたってしまったら、ときめかなくなっている
でも、「可愛い」とほほ笑んでしまう言葉達
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いい
すごくいい。
最近キニナルキニナル作家さん、加藤千恵さん。
短歌って中学で学んだ
万葉集のお堅いイメージしかなかったけど
撤回。
5・7・5・7・7
のリズムって日本人にきっと心地よいリズムなんだね
そしてリアルな女子高生のココロ
なんかつらいときよんだら
前向きになれる
そして装丁かわいい
タイトルかわいい
私のドツボでしたん。
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実際に読んだのは高2のとき。
全部最初立ち読みで読んだんだけど、
涙が止まらなくなって、高校生の自分の色々な気持ちがそこにもあった。
大人になって読み返しても、
懐かしい気持ちになれて、大好きな作品。
中学生〜高校生の気持ちを思い出します。
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高校の時、図書室で借りて読んだ本。
当時、ストレートに心にくる短歌がいくつかあり、
印象に残った本だった。
無性に読み返したくなって、取り寄せてみた。
でも読んでみると今の私には全然響いてこなかった。
出会うべきタイミングで読めた本だったんだなーと思った。
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高校の図書館で出会った女子高生短歌本、購入して再読。
「3人で傘もささずに歩いている いつかばらけることを知ってる」「自転車の高さからしかわからないそんな景色が確かにあって」
あの頃好きだった歌、今も好きだ!でもきっと、高校生のときに読んだときの方が鮮烈に感じたんだろなー。
「泣くくらい好きだからって泣きそうに好かれるわけじゃなかったんだわ」これとかまるで大人の大失恋みたいな台詞が逆にすごく高校生ぽくてなんか好き。
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加藤千恵に出会ったのは中学生の頃。ここから私の短歌が始まったと言える。
1番好きなのは、「カラオケに行ったしコーラも飲んだけどやっぱさみしいもんはさみしい」。これは私のことだって真剣に思っていた。
そんな恥ずかしい話さえ、みずみずしい思い出になる。あの頃出会えて良かった。