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氏の文庫は、新刊が出る度に買うことにしている。
で、これが今回の新刊。
読む前に思ってしまったこと。
・・・今度は誰が死んでるんだ?(暴言)
誰かが死んでるか、意識がこの世に存在してないとか、1度死にかけたとか。
とにかくこの人の作品は、誰かしらが死と深く関わっている。
でも不思議とネガティブな方向に転がらない。
「ハードボイルド」なんて、ともすればありがちな怪談に流れそうな雰囲気なのに、
そうはさせない。
持ち前の吉本節(?)的方向に持っていくところが凄い。
力量ですね、んむ。
でも死のイメージが限りなく近く遠く、透明に思えたのは「ムーンライト・シャドウ」かな。
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ハードボイルドに生きられなくても、なにかをなくしても、人は誰かの気持ちを抱えて、生きていくしかない。
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「ハードボイルド」は一夜の幻想とでも言うか、現実的に感じられず作品に入り込めなかった。「ハードラック」の方が死別悲嘆とその後の人間感情をきれいに描いていた。感覚や作品の匂いはどちらも吉本ばなならしい。
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するりと読めるけれど実は奥深い。[ハ―ドボイルド]の世界感は意見がわかれるところだと思うけれど、私はこの幻想的な部分がすごく好き。
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初めて吉本ばななさんの小説を読んだのがこれでした。
私はハードボイルドの方が好きです。過去の女性の恋人が印象的でした。
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吉本ばななさんの本は中学の頃よくよんでた。吉本ばななさんの本はなんかけだるさがあるんだけどそのあとなんかすっきりするって感じがすき。なんか雨が降ってたのにやんだって感じ?
あたしは『ハードボイルド』の方が好きです。薄めだから読みやすいかも◎
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6/14
ハードボイルドの方がよい。
なんだかんだと言ったって
自分の足で歩いている気がして。
結局、ことばより行動で示された方が人間納得するものだ。
成長を願う人間は美しい、と思う。
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死にまつわる、色々な出来事。
それらは、「悲しい」という感情だけでなくて
色々な、時には優しい感情も引き連れて目の前にやってくる。
その事が、良い事だとも悪い事だとも
それは誰にも決められない。
ばななさんにしか、書けない小説だと思った。
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「ハードボイルドに生きてね。どんなことがあろうと、いばっていて」 『ハードラック』の方が物語としてはきれいだと思う。イラストは単体ではとても好みだけど、挿絵としては主張が強すぎるような。
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ミステリアスなのに怖くない、悲しいのに、前に進む力を持っている。やっぱりばななさんの本は、何か不思議なベールで包まれているように思えてなりません。
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「ハードボイルド」と「ハードラック」の短編2作収録。「ハードボイルド」がとても好きです。幽霊話なんですけど、じわりと心に沁みます。
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薄い本だし、あっという間に読めちゃう。ちょっとだけ物悲しい余韻は残るけど、これまたさっぱり。表紙の奈良美智のイラストで買っちゃった、というかんじ。でも秋の夕暮れにちょっと読んでせつない気持ちになるにはいい本です。(2001 Sep)
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ここんとこ男性作者ばっかり続いているのでtamakiの文学的原点とも言えるばななさんを読んでみた。何の抵抗も無く体に行き渡り、やはり彼女の作品は私の中でいつでもスタンダートなのだ、文芸的に最終的に目指すものは彼女なんだなあと再確認。でも、ここんとこ濃いものばっかりだったから今作品はうすっぺらに感じた。というわけで星3つ。最後にユーミンの曲が出てきて嬉しかった。
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「ハードボイルド」夜中に読まなければよかった。作者がS・キング好きだというのがありありとわかる、オカルト作品。宿屋のおばちゃんが、生きて動いている世界を保っていてくれる存在!いてくれてよかった!千鶴の最後の夢の中の一言に救いがある。
「ハードラック」時間が行ってしまう・・・いつもはそれほど強く意識しないこと。きっと、人ってこの状況ではこうなるだろうな、と思った。最悪の事態でも、なんとか先に進んでいこうとするんだろう、たとえ愛する人を永遠に置き去りにするとしても。
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え、この本は何が言いたいの?
そう思った小5当時のわたし
あの不思議な世界観が好きです
セリフが渡鬼並に長いところとか
普遍を特殊に変えてしまうところとか
ハードボイルドのが好きです
でも小学生の私にとってレズビアンの設定は驚き以外の何者でもありませんでした