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紙の本
素直になれない恋。
2002/06/15 13:59
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学生モノの年下攻めカップルの表題作とリーマンものの二編収録。
表題作は、誤解から付き合うようになった年上の美人大学生の智史に、いつしか真面目な夏が惹かれていく。
けれど、軽いノリで茶化してばかりの智史は、夏をノリノリで誘うわりに、意外にも深入りしそうになると突き放す。
智史の真意がわからず困惑する夏だったけれど。
素直になれない智史が、どうしてそんなに変わってしまったのか、というあたりが、あまりよくわからなかったものの、散々夏を振り回しておいて、でも、それでも、理不尽なことをしても夏が自分の元にいてくれる、という確信を持ちたいような不器用な寂しさが見えるから、なかなかよかった。
後半のリーマンものは、大学時代、相手の積極的な好意に流されるように身体をつなげていた相手に、いつしか本気になりそうになっている自分が怖くて逃げ出したと言うのに、社会人になって6年。
その相手が自分の会社に途中入社として現れた。
自分を追いかけるようにして途中入社した相手の真意は何なのか。
昔の想いに掴まらないように、と思うのに、相手のことが気になって仕方がなく苛々してしまう。
素直になれない二人の恋。
ありがちかな、と思うのと、そこまで意固地になった理由が、少しわかりにくいかな、という気がするものの、素直になれない恋愛モノとしては、そこそこ面白く読めたと思う。
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