紙の本
映画を見ているようなおしゃれな絵本
2004/04/19 09:34
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投稿者:風花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すれ違いの日々を送るふたり。
なぜなら、彼はいつも右へ行く癖があり、
彼女はいつも左へ行く癖があるから。
そんなふたりは出会うはずもなかった。
それがある日、ふとしたきっかけで……
すぐ近くにいるのに、どうしてもすれ違ってしまう
ふたりを描いた、おしゃれで切ない大人の絵本。
素敵な恋の映画を見ているみたいな気持ちになりました。
ってこれ、金城武とジジ・リョン主演で映画になっているんですね。
台湾の人気絵本作家ジミーの絵本。
はじめて読んだのですが、ほのぼのとしていて、
さびしいところもあるんだけど、
おしゃれな絵本を書く作家だなあと思いました。
絵本の表紙の絵を見て、なんかいけるかも
とぴぴっとくるものがあって
ページをひらいて読んでいったら、
いつしか話に引き込まれていました。
おしまいの奥付のページまで話が続いている、素敵な絵本でした。
紙の本
ただ2人の成り行きをそっと見守ってあげることだけがこの本の読者の役目となる。
2002/11/03 15:35
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投稿者:くーぱー - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず表紙の絵に惹かれた。手にとってパラパラと捲ってみた。すると今度はその物語に心が何かを覚えたようだ。
できることならこの絵の中に飛び込んで行って、擦れ違い続ける2人にそっと教えてあげたいという気持ちに駆られた。おそらく多くの人はそう思うだろう。しかしもちろんそんなことは出来ない。ただ2人の成り行きをそっと見守ってあげることだけがこの本の読者の役目となる。
静かな場所で、一人きりで読みたい本だ。
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大好きな台湾のイラストレーター・幾米(Jimmy)の作品。絵もストーリーも素敵です。実際に持っているのは中文版なので表紙もちょっと違います。中文タイトルは『向左走,向右走』。
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絵本ではあるけど、ソフトカバーでページ数が多い。
大人向けの本。
台湾発。映画化も、金城武主演でされた。
タイトルは、「向左走・向右走」
もう内容そのままです。
男はいつも左に行く習慣があり、女はいつも右に行く習慣がある。
そんな男女は同じマンションの隣同士に住んでいるんだけど、顔をあわせることはない。
一度は会い、電話番号を交換する仲になるんだけど、番号をメモった紙は雨にぬれ、インクがにじんで番号がわからなくなる。
連絡はとれず。
けれど二人は、自分の部屋の壁を一枚はさんだ向こうにいる。
それなのに、お互いそれを知らない。
こんなに近くにいるのに、男はいつも左に行く習慣があり、女はいつも右に行く習慣があり、交わることがない。
運命とはせつないもの。
でも、ほっとさせられるいやし系の絵本です。
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この作家さんは韓国の方だそうです。
話にしっかりした「芯」があるわけじゃないけど読めば読むほど味が出る絵本だと思います。
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都会に住む孤独な二人、いつか。 非常に美しい作品です。都会の孤独な二人の人生の震えというか、ちょっぴり真剣で切ない息吹がまっすぐこころに届いてくるかのようです。ぼくはこの絵本の展開におどろいて、そして、涙腺が潤むのを押さえることができませんでした。物語の内容はここには書きません。実際に絵本を見たときに、僕が感じたあの感動をみなさんにも味わってもらいたいからです。僕はこのような感情を共有したいんです。
東京から実家に帰って来て、卒業論文を書くために地元の公民館に行っていました。夜、家に帰る途中にあるジャスコの4階の本屋で偶然にこの本を見つけました。偶然を信じようと思いました。
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細かいところまできちんと描かれた、明るい色彩の絵を見ているだけでも楽しい。
心の奥があたたまる絵本。
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"二人は信じる
求める気持ちが出会わせたのだと
信じあう心は美しい
でも揺れ動く心はもっと美しい"
宝物の本。
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2人の距離がもどかしく切ない
恋愛の上手くいかない部分を
非常に解りやすく映していて胸が痛んだ
2人の癖も,距離も
偶然ではなく必然としか考えられないような
繊細さがあり
人を好きになって,その人を思う気持ちだとか
悩み,それぞれが動きだしていく様子の中で
キャラクタ-に人間性を感じた
下手な恋愛小説よりずっとずっと愛に溢れている作品だと思う
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2人の距離がもどかしく切ない
この出会いは偶然ではなく,必然
本当に綺麗で純粋なラブスト-リ-
下手な恋愛小説よりずっと愛にあふれている作品だと思う
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とことん「惹かれあってる」二人。
とことん「近くにいる」二人。
でも。
とことん「すれちがう」二人。
とことん「出会えない」二人。
の話。
イラストの幻想的で丁寧で細やかな情景が好きです
映画も見ちゃいました
やはり映画より本がよかったけど、ヒロインのリリ・ジョンがとにかくかわいかった
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原題は「向左走・向右走」 作家の紹介欄には「台北在住」とあります。
しかし、漢字ってすごいですね。原題からも、なんとなくせつない雰囲気が伝わってきます。
右へ行く癖がある彼と左へ行く癖がある彼女。二人が偶然に出会ったのは公園の噴水の前。
一瞬で恋に落ちた二人は、電話番号を交換して別れますが・・。
最後まで、ハラハラドキドキさせられます。
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すぐ側にいるのに逢えない、同じ屋根の下にいながらすれ違う。そんな男と女が、恋人たちが、家族が、友達がいるのです。確かに…。じれったくなる程に…。この大きな壁をぶち壊すには何が必要なのだろう。
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もしも、それがなかったら。
昔から考えていたことなのだけど、
たとえば、死ぬ直前とか死んだあととかに、
生きてたころのことを教えてくれないかなって。
たとえば、神様はカメラを持っていて、
一人一人を映し続けている。
そして、ぼくが誰かと出会ったりする、
その前に、実は、もっと前にすれ違っていました。
あんなところで、こんなところで。
そんなようなことを、
教えてくれないかな。
なんてことを考えたりしてる。
そして、ぼくが右を行ったとき、
左に行った君が、どこに向かったのかを。
そんなようなことを、
いつか教えてくれたら、うれしい。
左に行った君の、
メールアドレスを知らなかったら、
電話番号をしらなかったら、
住んでる場所を知らなかったら。
メールがなくなったら、電話がなくなったら、
住んでる場所に、どうやっても行けなくなってしまったら。
そのまま終わる一生を、ちゃんと愛していけるのか。
ぼくらをつないでる糸は、
実はものすごく細く、もろい。
だから、近くにいたい、と思う。
帰る場所が、同じだったらいいと思う。
そこにある糸が、
太く強くあるように。
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アパートの部屋が隣同士の彼女と彼。彼女は左に行く癖があり、彼は右に行く癖があった。めぐり会うはずもなかった二人は偶然運命的な出会いをするが、唯一の接点であった電話番号を書いたメモが雨で濡れて読めなくなってしまった・・・二人はもう出会うことができないのか!?優しい雰囲気の絵と温かいストーリーに癒される絵本です。(2009.10.3)