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19 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

アメリカ政府ナイズされすぎないために

2002/02/27 09:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 共同通信社に勤務する、インターネットの「MSNジャーナル」を立ち上げたことでも著名な田中宇(たなかさかい)氏自身が取材して書いた国際関係の膨大な記事の中から、アフガニスタンやその周辺諸国の現在の情勢、現在に至るまでの歴史的展開(旧ソ連のアフガン侵攻とムジャヒディン、その後の内戦、難民の増加、密輸や麻薬栽培)、それに対するアメリカ政府など各外国政府の政策や軍事行動、現地の人たちとの実際の交流から見えてきたものなどに関する文章をまとめたものである。

 アハメド・ラシッド『タリバン』と内容が少なからずダブり、かつ前掲書の方が圧倒的に詳細だが、こちらは非常に平易かつコンパクトにまとめられている点がすばらしい。なお、後ろに掲げる著者のウェブサイト内で公開されているものが少なからず掲載されている。

 本文に掲載されている写真は、著者自身が現地で撮影したものである。斜めに傾いた、明らかに隠し撮りとわかる写真も数点。

 後ろの方には、アフガニスタン(のタリバンだけが敵だとアメリカは言っていたが)とアメリカ軍との戦争が始まる以前から出版され、一時ベストセラーになったアメリカを代表するタカ派・ハンチントン『文明の衝突』についての、歯に衣着せぬ、なんとも正確で残酷な書評が少しだけ掲載されている。

 とにかく、いくら同盟国だからと言ってアタマの中身をあまりアメリカ(政府)ナイズされすぎない方が良い。ニュースを受動的に消費するだけではなく、たまにはこのような、かけ値なしの「驚愕の真実」がいっぱい詰まった本を読んでみては。

 余談であるが、2001年9月11日の事件を「テロ」と見るのは、人口比にして全世界の10%に過ぎない。他の90%は圧倒的に「アメリカ政府への報復」と見る。先進国だけが「世界」なのでは間違ってもない。

 「田中宇の国際ニュース解説」
 国際ニュース解説記事のメール配信が受けられる。この本の内容も読むことができる。ハンチントン『文明の衝突』の内容や論理展開の粗雑さに対する指摘と疑問を提示した文章も読める。

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紙の本

タリバンはテロ組織にあらず

2002/01/11 23:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:#10 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は2001年9月の米国同時多発テロに応えるタイミングで同年10月に出版された。ただしテロ自体の詳細にはほとんど触れておらず、犯人とされるビンラディンやタリバン及びイスラム原理主義の歴史について、センセーショナリズムに走ることなく丁寧に解説している。米国の攻撃対象となったことでタリバン自体がテロ組織のように誤解されがちだが、ソ連撤退後の混乱したアフガニスタンを彼らがどのような理念で統一したのか、本書によって理解できると思う。
 筆者は元共同通信社で勤務したジャーナリストで、現在は個人で国際情勢に関するメールマガジン(http://tanakanews.com/)を配信している。非常に説得力のある内容なので併せてお勧めしたい。

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紙の本

タリバンとオサマ・ビンラディン,アメリカの関係とは

2001/11/04 21:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:格   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 国際関係をずっとウォッチし続けてきた著者が,タリバンをめぐる関係を200ページ足らずの新書に短く要領よくまとめている.短時間に大雑把に関係を把握するのにいい本であると言える.もっとも精密に分かるわけではない.
 東と西の文化の衝突する場所というところからなのか,アフガニスタンの歴史は複雑を究めている.1989年のソ連撤退後のたった十数年ですら,紆余曲折が激しい.内戦を遂行するジャヘディン(聖戦士)達は7派に統合され,そのうちの最もパキスタンよりのヘクマティアル派を支持する.
 「タリバン」がコーランの言葉,アラブ語で「学生たち」を示すとは驚きである.彼らは,腐敗したムジャヘディンの内戦から祖国を解放しようとして運動を始めた神学校の若者たちと先生たちからなるのである.1994年決起のあと,1996年にカブールを落とし政権の座につく.ヘクマティアルも殺される.そして,タリバンにまたしても武器を供給したのはパキスタンであり,アメリカもまた裏で支援していたものと思われる.
 そしてビンラディンがアフガンに移ったのは1996年.ここから少しずつ対米テロが始まり,アメリカの対タリバンの姿勢も当然変わっていく.
 アフガニスタンの古くからの歴史も一応概観できるが,王朝の推移がきちんと記述されておらず残念.1893年のイギリスによるアフガニスタンの英領インドへの編入,『デュランライン』の話は驚き.要するに今のパキスタン西部とアフガニスタン東部は元々一つの国であり,同じパシュトン人が住んでいるというのだ.こんなところにもイギリスとアメリカを含めた複雑な関係の一端の原因があるのだ.

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2006/11/09 16:05

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2007/10/25 17:01

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2013/08/22 16:54

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