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1999年10月から2000年4月までの約半年間をバッタンバン郊外のトラン村に滞在し、村の日常から、カンボジアに内在する諸問題(地雷、人身売買、HIV/AIDS問題など)を幅広く捉えた優れたルポルタージュ。カンボジアを取り巻く課題の多さを改めて思い知らされます。
バッタンバンをバッドンボーンと表記しているところが魅力的(?)。
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淡々とした文章で読みやすく、またテーマも興味が持てるものでした。
農村の現状、民間信仰など。カンボジアの農村に住み込み、取材をしているので、カンボジアの民衆の様子を知ることができます。
2009/02/11読了
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カンボジア旅行の前に読んだ本。カンボジアの人々の信仰、生活、そしてポル・ポト時代の惨劇と、その時代が終わった後の人々の生活の苦しさと、その背景にあるカンボジアという国が抱える問題。それらを、歴史的な観点からでなく、あくまで市井の人々の観点から、その人々の暮らしに入り込み、その人々に対して入念に取材し書き上げています。旅行前に読んでおいて良かった。何も知らずに行くのとでは、おそらくカンボジアを見る目が全く違ったであろうから。