紙の本
自分で「雲」を書くために!?
2002/03/04 23:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lonely thirteen - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題の「ザ・ゴール」「ザ・ゴール2」を読み、自分でも身近なところから問題を書き出してみようと筆をとったものの、全く書き出せない。問題が階層になっているのか、並列なのか、矢印がどちらに向いているのかも分からない。わかるのは、自分がこの問題を把握していないということのみ。もどかしく、情けない。そこで、タイトルもそのものズバリの本書を手にとってみた。日本人は、論理的思考が弱いのではない、ただ練習していないだけだ、というくだりに励まされながら読み進める。前半の解説を読んだ後、実践編に。まさに自分が挫折したような身近な問題が例題になっている。どのように論理構造として落としこんでいくか、また陥りやすい間違いはどこか、実際にノートに書きこみながら考えていくと良くわかる。一見やさしそうにみえる例題を前に腕組みして考え込むのは想像した以上のエネルギーが要るが、まさに脳で「いい汗かける」一冊であるのは間違いない。
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ピラミッド、MECE、so what、true、演繹法、帰納法、ロジックツリーなどを、浅く広く書いている本。
「イシューを確認し続け、外さない」とか、「抽象的なメッセージを持ってきて、単に具体例の羅列で終わらせない」など、コツが書かれているのがすごく良い。
演習もおもろい。良い本。
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グロービスマネージメントスクールで講師を務める渡辺パコによる、論理的思考能力とは何かを紹介している書籍。論理的思考能力についての書籍は数多く存在するが、本書は最も分かりやすく、おすすめ。
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07/05/14
内容は大きく、理論編・実践編。
全体的に過不足ない内容。
論理力のツールとして、MECE、ロジックツリー、ピラミッドストラクチャ。
手法として、so what?, true?, how?。
論理的思考にならない原因。
イシューを捕まえきれずに目移り。
誤った前提、隠れた前提に気がつかない。
事実の誤認、過大・過小評価。
公平な判断ができない。
実践編はstep1-5まで。
実践編の内容がちょうど良く、とても勉強になった。
論理力をつけるために。
考える習慣をつける。
説得されない、反論する。
具体的に考える。
主張を否定し、人格を否定しない。
論理的であることはクリエイティブであること。
留学で知り合った数学専攻の大学院生が、論理的思考も英語と同じで、意識して使わないとダメ、と言っていた。
確かに、論理的思考は、まず、意識して考える習慣から始まると思った。
もちろん、常に論理力を使って会話をしようと思っても、退屈なヤツだと思われそうなの注意。
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一般に知られる論理的思考の演習問題が収められている。ツールとして知っていても、うまく使う場がないという方にお勧め。
佐藤
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これから意識すること。
?考える習慣をつける
「おかしい」思ったらなんで?を問う。
「おもしろい」と思ったらなんで?を問う。
?説得されない・反論する
?具体的に考える
よくわからなかったら、
具体的な人を思い浮かべる。
日常の行動に置き換える。
数字を当てはめる。
?主張を否定し、人格を否定しない。
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筆者はコピーライター出身で執筆当時はグロービスの講師。社会人相手の授業経験を積んでるだけあって、内容は実践的だ。
前半でMECE、ロジックツリー、ピラミッドツールと一通り説明し、後半ではイシューの抽出、あいまいさの検証、論理の構造化と反論といった演習に入る。ビジネスの現場では書き出す間もなく即座に判断を求められることが多いが、練習を積んでおくことは有効だと思う。添削と模範解答が若干恣意的なのは気になるが。
筆者の指摘する通り、「日本人は論理思考の練習が足りない」のは事実だと思う。演習の例題として新聞論説を採り上げ、ロジック検証と反証を試みているが、因果関係の検証不十分な言説がマスコミを通じ簡単に流布されてしまうのは、社会の弱点であり政治的な影響力も考えると怖い。
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思考のピントを合わせる本です。
序盤は、帰納法・演繹法・MECE・ロジックツリー・ピラミッドストラクチャの取扱説明書。簡潔かつ注意点も指摘していて非常に分かり易いです。
2章以降はしっかりトレーニング。フォーカスすべきはどこか、論理的なつながりになっているか、もっと鮮明にできないか。自分の思考の癖、どこが甘く、どこで逸れているかが明確に見えてきます。
基本書なだけに、危機感を持って取組めました。
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(S) ロジカルシンキングについて、結構なスピード感で説明している本。たぶん、丁寧に書かれた本で勉強した後じゃないとついていけなさそうなぐらいの飛ばし方。かといって過不足があるわけではなく、分量としては良い感じ。
筆者はグロービスビジネススクールで講師をしていることもあり、実習のための問題が多く載っているのが特徴。さらに良いことに、問題の回答例としてビジネススクールの受講者の回答が載っており、その回答の正否やその理由を丁寧に解説してくれる。
ロジカルシンキングみたいなものは、一度聞けば分かったつもりになるが、問題をやってみると実は解けないことが多い。自分は十分な練習を今までに課してきたので、この本の問題はすべて正解できたが、知ったかぶりの人は痛い目を見るはず。
少し頭が良くなってきた実感があって、ここらで初心を取り戻すためにガツンとやられたい人にお勧め。
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本書は、グロービス・マネジメント・スクールの講師の手による論理力のトレーニング本である。論理の力を鍛える演習本は多数あるが、本書はビジネススキルの向上に焦点が絞られた、より実戦向けのつくりになっている。(Amazon.co.jpより)
読破するのに多少苦労してしまった。論理力というだけあって、かなり内容が細かい。つじつまの合わない思考や、整然と押し付けてくる思考に対しての危険度を細かく分析しながら、論理思考の効果的なツールと思考ドライブ手法を学べた。本書を読み終えて感じたことなのだが、議論する上での反論ポイントを見てみると、ポイント認識や概念が両者で微妙に食い違っていることが多かった。
例えば「海は青い。」と主張した場合、「夕陽がかった時は赤いではないか」という人もいるかもしれない。かなり屁理屈というか強引な主張だと思うが、これも認識の違い。この認識を統一するためには、いくつかの前提条件や場面設定をする必要があり、この積み重ねが論理力を強くする方法のひとつなのだ。解りやすく言うと、隙を作らせないように主張することなのかな。
本書は、実戦向けというだけあり演習問題がテンコ盛りだ。この演習問題が、論理のための論理で終わらせていない点が良い。ただ、読解中に重箱の隅をつつく様な感覚が出てしまったので、正直疲れた。(笑)なかなか相手にウマく伝えることができない方は、読んでみるといいと思う。
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問題を解くことは、自分に腹落ちさせられるので良いと思う。
でも、私には難しかった。
ポイントは抑えられても、理想的な回答を出せるまでには至らなかった。きっと、常に考え続けることで得られる力なんだろう。
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タイトルの通りの内容。
ロジックツリーなどの考え方のツールを紹介した後、
バーチャル受講生と一緒に考えていく実習を行う。
本で繰り返し強調している通り、
読めばすぐに論理的思考が身に付く訳ではない。
日々、あらゆる場面で実践することが大事だが、
方法を知るために読んでおいた方が良い。
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論理的な考え方の説明と実践の二部構成で出来た本。
説明については、フレームワーク等、
どの本にでも載っている内容。
実践のところは、問題の説明が分かりにくい。
問題の意図、回答をどうすればよいかを考えるのに、
結構な労力を要する。
とりあえず頭を使って回答を出したが、
合ってるような合ってないような微妙な感じだった。
最後のほうは正直なところ飽きてしまった、
ちょっと残念な本です。
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論理的思考能力を身につけたい人のための入門書。
本書の特徴は演習問題にかなりのページを割いている事。
その演習問題も、失敗例が示されており、どこがよくなかったのかという点についても言及しています。(これは結構珍しいのでは?)
論理的な思考力は日常から意識しなければ身につかないと言われていますが、「ではどうやって使えば(応用すれば)いいんだ?」といった疑問を解消してくれる一冊です。
ただし、演習で使用する「ロジックツリー」に関する記述が少ないように思いました。
ロジカルシンキング初学者の方は一度別の本で少し学んでから読んだ方が、有益な一冊になるのでは。
(※ちなみに私のオススメは同著者の「はじめてのロジカルシンキング」です。)
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単身赴任の中、自宅の断捨離対象になった。
2001年12月年の本。当時、ロジカルシンキングが騒がれ出し手に取った。MECE、ロジックツリー、So Whatなど基本を吸収し、仕事に生かした。勉強熱心だったんだと過去の自分に感心。
(八尾で買ったように思う)