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90年代に劇的に変わった印刷業界。版下作業からDTPへの移行へ…私はほんの数時期版下作業を経験した世代なのですがやっぱり原点っていいですね。本当に印刷に恋しちゃいます。
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学ぶことの多い本だ。順番は逆になるが著者による「本に恋して」を先に読んでいる。なので、少々読んでいて気持ちはずれるのだが、技術に関する愛情についてはこちらの方が上である。印刷はすごいのだ。
興味深いのはこの本が書かれたタイミングがまさに時代が変わろうとしているところで、この本の後、印刷については恐ろしい速度でデジタルに動いていった。その間の事情を伝えてくれる希有な本である。
「本に恋して」が割と今の話に終始しているのだが、こちらはそうはいかない。印刷は今もどんどん変化しているけれど、過去を見ても突然の大きな技術革新の連続なのだ。その中で見れば、最近の変化についての話だ。
とはいえ、ここから学べることは多い。物作りの考え方、技術との兼ね合い、そうした事象の現場に立ち会った人々の話がこの本には満載されている。他の分野であろうとこれは参考になる。いい本だと思う。精進したいと思う。いい本だ。
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工場見学してもいまいちよく分からなかったけど、これは分かりやすい。印刷ってすごい! 技術革新の連続だ。妹尾河童っぽいイラスト図解も素敵。
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本が好きなので、活字や製本にも興味を持っている。
でも、これまで読んだ解説は、辞書的な説明のもので、たしかに要を得て簡潔なのだろうが、ちっとも頭に入らなかった。
本書は、印刷(活版印刷、オフセット、電算写植などなど)の工場、現場で技術者や職人さんの話から、それがどんな技なのかを解説している。
その点で、非常に読みやすく、格段に理解しやすかった。
個人的には図版がある本は、視線の動きの方向を撹乱させられる。
邪魔臭くてキライなのだが、本書の内澤さんのイラストは、理解の助けになった。
著者の松田哲夫さんは、長年筑摩書房の編集者として活躍した人。
そんな「ベテラン編集者」でも、印刷の現場については、知らないこと、分からないことがあるということにも、新鮮な驚きを感じた。
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印刷所に見学に行きたくなる。
紙やインキの匂い、機械の音、立ち働く人の雰囲気、モノが出来ていく工程。
これが書かれた時点とは、また大きく変わっているのだろうな。現時点ではどうなっているのか、また書いてもらいたい。
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おもしろかった。そして現場の様子はもこの本が書かれた頃から、さらに変化している。新しい技術と旧い技術の狭間で、愛着とメリット、デメリットをないまぜに一番いい方法を選び取る。それってけっこう刺激的なことだ。何かが失われるということは、より良いものが出てきたと手放しで喜ぶものもあれば、あくまで選択肢が増えたに過ぎないこともある。メディアづくりの現場は10年後、また大きく変わっているのだろうなぁ。
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DTP以前の印刷業界がざっとわかる本。
仕事で使うCTP、PS版についてはかろうじて理解できた程度。
電子ブックについても後半、少し触れられている。
活版好きにはおススメの本ではある。
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本作りのことがわかってよいが、如何せん2000年くらいのフィルムからDTPへの移行期の話で、今役立つないようではない。
ただ、ここら辺の話をできるベテランは退職している会社が多いし、知っておいて損はない。懐かしみたい人にはうってつけかも。
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2010/6/22 予約 6/29 借りる。7/11〜12 一気に読み終わる。
印刷の仕組みって知らないことだらけ。その一端がこの本でわかった。
インタビューや体験、心のこもったイラストレーション。 いい本です。
この本の取材と執筆がされた1996年〜2001年の間でも、印刷業界、技術の変化は大きいが、
2010年の現在は、それからどれだけ変わったことか。
本書の最後に電子ブックについても述べられている。
先日発売された iPadと合わせて いろんなことを考えます。
☆ pasoboのバインダー(本棚)の星のつけ方を変えました。(ほとんど活用していないので)
単純に 「いいなぁ、他の人にも読んで欲しい」と思ったら、五つ星にしました。
内容 :
活字から写植、DTP、電子本へ−。印刷と出版は、どこへ行こうとしているのか?
名編集者が、活版、手動写植、オフセット、グラビアなど、印刷の現場をルポルタージュ。
『季刊 本とコンピュータ』連載。
著者 : 松田 哲夫
1947年東京生まれ。編集者。筑摩書房専務取締役。
編集者として「ちくま文学の森」、赤瀬川原平「老人力」などヒット作を手がける。
著書に「編集狂時代」など。
イラストレーション : 内澤 (中沢)洵子
八ケ岳山麓で、自分で造ったログハウスに暮らし、アウトドアの旅を続ける作家。著書に「東方見便録」「犬連れバックパッカー」「シェルパ斉藤のワンバーナー簡単クッキング」「アジア路地裏紀行他」など多数。
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本が生まれる。印刷所で作られる。内澤さんのイラストの「細かさ」に目をしばしばさせながら、ひょっとしたらもう失われているのかもしれない「印刷」の初めから終わりまでを堪能できる。
これを「本」にしようとした松田さんは「ねっ、この本いいでしょ。本当にありがとう。」って編集者が、印刷屋さんにお礼をいいに行きたくなる「時代」にオマージュを捧げたかったんじゃないかって思った。内澤さんも「いい仕事」しているしね。
BookCoverChallengeで書いたのをブログに載せました。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202005140000/
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「文字」から「書体」ではなく「印刷」の方へ行ってみた。
面白いんだけど、マニアック!ひー!それにアタクシ、機械にゃめっぽう弱いもんで、イラストだけじゃ辛いなあ…写真満載の「図説」とかないかなあ。
更に活字組版=活版って理解してたのに、「活版組版」なる単語が頻出したりすると「??」。
ま、活字組版→手動写植→電算写植→DTPの流れは辛うじて分かったところで良しとしたい。