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お気に入りの1冊。
『方丈記』(本棚に入れておきました)の冒頭を思い出してしまう。
とてもシュールな話だけど、それだけに色々考えさせられた。ニコとクロエ以外の登場人物もナイス。私としては『日々の泡』より『うたかたの日々』派?!
マンガは読みましたが映画は見ていません・・・。
これを翻案?した『クロエ』という邦画はビデオで見ましたが。
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岡崎京子の漫画版や、利重剛の映画版もあるけど、まずは原作読んでください。いつだって主人公は『わたし』です。
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コランとクロエが幸せになろうとすればするほど周りは混乱してどんどん不幸になっていく。
肺の中で睡蓮が育つなんて詩的だ。
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きらきらしていて、おしゃれで、なのにかなしい。純粋な心はおとなの世界に出会ったときに死んでしまうのだろうか。肺に睡蓮の花が咲く…ていうだけでもう満足できる話。
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ガツンとくるのではなくて、読んでいる最中からジワジワジワジワきて、読み終わった時はしばらくボーっとしてしまいました。初読がギリ十代のうちで良かった
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肺に睡蓮をわずらったクロエと、婚約者のコランが織り成す「現代でもっとも悲痛な恋愛小説」痛ましい、けれど美しい。
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岡崎京子がキューティーで連載していてこの作品に出会ったので頭の中のイメージは岡崎先生の登場人物の顔なんです。岡崎先生のうたかたはもちろん最高です。でも勝手に頭で動く先生のキャラを楽しめたのでこちらもやはり最高なんです。
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愛し合う二人の、淡い消えそうなほのかな柔らかさをたたえた愛情と、切なく儚くも、消え入りそうなクロエの命。思いの強さはどんなに強くとも、あらがえない運命にしばられる、二人の苦しさを自分も体感してるのではという程に感情移入してしまいました。
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形式美もここまで突き詰めると面白い。LSDでバッドトリップしたようなにおいがぷんぷんしつつ、描写の美しさにはとても感心しました。わかりやすい美しさだとは思うけれど。こういう青春もあるのですねということで。
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09.01.26 再読
パステルカラーのファンタジー。
終盤、みんな緩やかに崩壊していく様が美しすぎる。
08.01.22
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脳裏に浮かぶビジュアル・色彩が非常に美しいです。絵にしたくなる。
コランやアリーズが、ひたすらに純粋な愛がために破滅へ進んでいく様は、相当に悲惨なのに、色々な意味で美しくて印象的でした。
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世界が好き。
想像力が不条理を通り越しててもう。
もう一度じっくり読みたいのと、
岡崎京子の漫画版が読みたいです
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抽象表現に定評のあるフランス文学にチャレンジ。
藤原祐の「レジンキャストミルク」内に登場した殊子先輩のあの本です。
いちいち情景を擬人法で表したり、すごく回りくどい表現が大半なので、想像力が大事。
長文詩かよ、と疑いたくなるけど、恋愛の表現としては率直なのかもしれない。
現実から乖離した架空の設定等(弾くとカクテルができるピアノとか)にワクワクできたら勝ちです。
ワタシはネズミを飼いたくなりました。
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ボリスヴィアン伊東守男訳
美しくて悲痛、非現実的なのに問題はとても現実的
こんなに可笑しなことばかり溢れているのに、どうして一番重要なものはうまく行かないのだろう
「パルトルよか、あなたのほうがすきだもの」
なんてひどい悲劇なんだろう
でも私はこの小説がだいすき
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儚さは美しい。だけれども、儚さは罪にも・・・。「深い愛」を持つ難しさを感じてしまう。が、互いを想う“強い気持ち”があれば、大丈夫。それが儚さから永遠へと続くのだから・・・