投稿元:
レビューを見る
初めて面白いと思ったシェイクスピアの作品。
ハムレットは登場人物の心理をめぐって精神学的な分析が多くなされていますが、脚注の膨大なこの本ではさまざまな視点からそれが窺えて興味深いです。
やはり、ハムレットは本気で狂っていたのか、本当にオフィーリアを愛していたのか、なぜすぐに復讐を果たせないのか…など悩める主人公な分解釈もさまざま。
個人的にはハムレットは狂ったフリをしながらも半分本気で狂ってたのではと思ってます。
本を読み終わった後に鑑賞した何本かの映画でもさまざまに主人公たちの心理が解釈されていましたが、
舞台に姿を変える戯曲としての面白さというか、演じられるからこその戯曲なんだなというのを感じました。
シェイクスピア作品は読みづらいと思うことも多かったのだけれど、戯曲って本来台本だし、舞台を想定して読むものなのかも…と思ったり。
投稿元:
レビューを見る
名作って言われるものですけど今更ながら読んでみるとそりゃもう・・・残酷な終わり方ですねパッとしないというか読んでてスッキリしない感じでした復讐は果たせてますがね・・・・ロミオとジュリエットを書いた人と同じとは思えないほど暗くてドロドロしたお話でした
投稿元:
レビューを見る
2013.11.17読了。演劇のものだからほぼ台詞だけで構成されてて、読んでいて新鮮だった。
「生きるか、死ぬるか、そこが問題なのだ」という有名な文句の出た経緯もやっと知ることができた。
原作と比べるとだいぶ手は加えられているだろうが、それは源氏物語と同様だからあまり気にしてない。
うつ病は現代病のように捉えられてる気がするけど、そうでもないなぁって思った。今も昔も環境は大きく変わったものの「人間」自体はたとえ文化が違くても大して変わらないもんなんだな。
いつか演劇を鑑賞したい。
投稿元:
レビューを見る
恥ずかしながらこの年齢にしてやっと。ああ名作だ、とんでもない名作だなぁ。名言もたくさん。脚注など解説もすごく助けになった。科白を全て覚えてしまうくらい何度でも読み返したい。そしてただひたすらにハムレットに惹かれた。言葉がいちいちかっこよくて説得力があって、中でも「覚悟がすべてだ」は一生忘れられないだろうな。他作品も読みたい。
投稿元:
レビューを見る
★2014SIST読書マラソン推薦図書★
所在:展示架
資料ID:10130551
本を読んで読書マラソンに参加しよう!
開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/12)
投稿元:
レビューを見る
授業で使ったため、部分的に読んだ。
最後のセリフ回しには衝撃が走った。
時間があったらもっとじっくり読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
作品についてではないのですが、注釈のところが気になりまりました。舞台となった城はユトランド半島にあると誤解されているようで。
投稿元:
レビューを見る
・主人公ハムレットの人格が魅力的だった。不貞の罪を犯した母への忌まわしさと、その母の血が流れている自分自身の穢れの感覚に煩悶しながら復讐に進む主人公には、若者らしい潔癖さと深情の優しさが感じられた。狂人を装いながら、度々口にする気の利いた皮肉も、大学生だという主人公の知性が表れていて、魅力的だ。
ルルーシュみたいな感じ、と言うと卑近すぎるかもしれないけど、ググると製作陣も意識しているらしい。
・後述の脚注で逐次説明されているが、繰り返し登場するキーワードやイメージが、表現を強力にしていて、巧みだった。
・クライマックスの剣術試合は、サスペンスの効果が巧みで引き込まれずにはいられないし、青年二人の決闘は、問答無用で格好いい。ハムレットには黒、レアティーズには白の衣装で戦ってほしい。(ルルーシュとスザクみたいだけれど…。)
・演劇ならではの効果(が発揮されているであろう箇所)は、想像力を働かせないと理解できない部分が多いように思った。シェイクスピアが活躍したグローブ座は、東京にも再現されているらしいので、いつか行ってみたい。普通イメージする劇場と違って円筒形をしていて、平土間は屋根が無い(空が見える)。
・内容からは離れるけれど、脚注と巻末の補注を使って、原文のダブルミーニングや構成の妙、時代背景等々を解説してくれているので、理解を深めるのにとても助かった。注であっても、訳者の熱意が伝わる書きぶりで、退屈ではないと思う。ただ、底本がどうだという話も多いものの、門外漢なのでそこは追う気力が無かった。
投稿元:
レビューを見る
ハムレットは、復讐をする話なのですが、ポローニアスの台詞が面白かったです。ポローニアスはハムレットの恋人のオフィーリアの父親なんですけど、娘が大好きでオフィーリアがハムレットのことを相談しても的外れなことを言っていて面白かったです。こういう父親はコメディードラマにいそうです。
投稿元:
レビューを見る
シェークスピア4大悲劇の1作にして、有名な一節のある作品。とはいえ題名しか知らずにいたため、今回、手に取った。セリフのみで構成されていたが、映像が目に浮かび、しっかり"読める"つくり。さすがである。
投稿元:
レビューを見る
デンマークの王座をめぐる復讐悲劇。
父王を殺された王子ハムレット。
王を殺害し、王妃と結婚して王座を手に入れた王弟クローディアス。
国務大臣ポローニアスの娘オフィーリアとハムレットは恋仲であったが、その恋は引き裂かれ、ハムレットはクローディアスへの復讐を決意する。
狂気を装うハムレットに失望したオフィーリアは入水自殺?し、それを知りハムレットに復讐しようとする兄レアティーズ。
レアティーズにハムレットを殺害させようとクローディアスはたくらみ、毒を塗った剣で対決させるが、そのもくろみは失敗し、ハムレット・レアティーズ・クローディアス、王妃ガートルード全員が死亡。
投稿元:
レビューを見る
初シェイクスピアで衝撃を受けました。
こんな綺麗な言回しができるのか、と息を飲んだ数述べ30以上。笑っちまうぜ
投稿元:
レビューを見る
シェイクスピア4大悲劇の1つらしい。
醍醐味の掛け合いは、日本語ではわかりづらいものや現代では通じないものがあるのは他作品も同じだが、本作品は「狂気」をテーマとしており、脈絡なく会話が飛躍する場面があるため、輪をかけて難解。
しかしクライマックス前の盛り上がりはさすがといったところで、壮絶な展開にハラハラさせられる。どうせ最後にはみんな死ぬのだが。
投稿元:
レビューを見る
シェイクスピア
何作か読んだ方がいいかな
と思って読んでみた
なるほどって感じ笑
翻訳ながら
なんとも他の作品では味わえない
表現がたくさんあった
ちょっと読むの疲れるけど
読んでみて良かったと思う
投稿元:
レビューを見る
to be, or not to be, that is the question.
色んな映画やドラマで見かけるこのセリフから興味を持って読んだ。
ハムレットやオフィーリアなどの人物の感情の動きが、並べられた言葉や比喩、引用などから、容易にイメージできた。狂気を装ったハムレットの本心は、その狂気に現れていたように、全ては「見かけ」に過ぎないのかもしれない。