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自殺は駄目だという本ではなく、真面目に「この方法で自殺するとこのくらいのお金がかかる」ということが書かれている。
簡単に見える飛び降りの後がお好み焼きみたいな状態になったり、自殺は保険が効かないとかODで死ぬことは難しいとか、知識として持っておいても損はないと思う。
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逆に死にたくなくなる。
死にたいときには先に読むと良い。
結局、人間、生きるのも死ぬのも先立つものが必要。
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自殺にいくらかかるのか、方法や手段によって細かく書かれている。とくに、被扶養者がいる場合、保険の免責期間など、よく読んでおいたほうがいいだろう。ある意味、ここに掲載されていない、手段も考えれば、いくらでもある。イニシアチブが問われる一冊。
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本当にただ「早く死にたい」とだけしか考えられない人間には役に立たないが、「なるべく迷惑をかけずに死にたい」と思う余裕のある人には効果を発揮する。
また、この本を読んで自殺を思い止まる程度の人間にも有効である。
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『完全自殺マニュアル』に記載のなかったコスト面に関して、細部にわたる調査・取材結果が記されている。自殺願望のある人にとって、死を成就できたらそれで良いかもしれないが(自己完結?)、残された遺族はたまったものではないことが分かる。生命保険が必ずおりるとは限らないし、、、残された遺族は生涯、悲しみ、苦しむでしょう。なお、私たちの命はお金に換算でき、6000万〜1億5000万円なのだそうです(私は少ないと感じました...)。
コストだけでなく、自殺のリスクも記載されています。
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自殺したくなった時に読めば、自殺しなくて済むかも知れない。
自殺なんて、割に合わないこと、しないに限る。
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自殺には思ったより手間と金がかかる。そして方法によっては周りに多大な迷惑がかかる。年間3万人近くが自殺する現代、知っておいて損はない知識。
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2015.02.28
『死』にまつわる血なまぐさい話が好きな私にとって、興味深い本でした。
そして自殺する気がない人にとっても日々の生活の中でのリスクを知ることのできる本だと思います。
社会保障と生命保険の項目は参考になりました。
そして自殺の事例と、裁判になった判例などが詳しく載っていて良かったです。
しかし、自殺するにしてもどの方法も大変そう。
家族がいるなら一番周りに迷惑がかからないと思われる車の中での一酸化炭素中毒死かな…独身なら死亡保険金は関係崖から飛び降り&入水自殺かな…なんて考えながら読み終えました。
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ここまで調べて本にまとめるなんて。
決して自殺を後押しするものではなく、高校の教科に入れてもいいかも。
自殺に失敗したときの悲惨さや、家族の苦しみがわかる。精神病だけは何とかしないと。
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国民健康保険には埋葬費、社会保険には葬祭費が出るんだ!という点で勉強になりました。
自殺するとこれだけコストがかかる(からやめようね)という本です。少し古いので啓蒙活動としては毎年最新版が出ても良いのかなと思いますが、倫理的に難しいんですかね。
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死体処理・健保年金・借金・自殺物件・生保。手段別経費について、事例及び取材調査で具体的な費用を示す。
直接的に本人にかかってくるコスト概算。切羽詰まった人は気にしないだろうけど。育ててきた人間を失うこと、社会にとってのそのコストが知りたいです。
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色々な自殺の手段について、どれだけのコストがかかるのか検証している本。
自殺に成功した場合と、未遂に終わった場合について、更に、自殺した場合についておりる保険の金額などについてケーススタディを交えてまとめてある。
未遂の場合のコストの高さを考えると、確実に死ねる方法がいいだろうし、確実に死ねる方法は苦しいものが多いし、死んだ後に遺族にかかる負担なども考えなくてはいけないし、なんていうことが細かく書いてあるので、自殺したい人が読んだらげんなりして自殺したいと思わなくなるかも。少なくとも、自分にとっての最適な方法を考えることに疲れてしまいそうだ。
教員として、何か不測の事態に備えて、知って置いたらちょっと役に立つこともあるかもしれない、そういう程度の雑学。
札幌市の図書館で借りた本。
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ビジホで自殺すると向こう10日間くらいの部屋代などなどを遺族が請求されるというのをネットで目にしたりもする。
それと完全自殺マニュアルにもJRの訴訟について触れられていたものの、具体的なことについては時と場合によって違いすぎるので答えにくいとか、あまり大っぴらにできない事情があるように見えた。
たぶん請求されなかったパターンから、1億以上いったかもしれないという場合まである。
やっぱりその辺の電柱で首でも吊るのが無害なのかなって思ったけど、それもあんまり無害ではない…でも公的施設とか、不特定多数の人間の予定を狂わせるような死に方は、やはり損害賠償が発生するのだなあ。
大変参考になる本でした。
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初めて読んだのは中学生の時。
20年ぶりに読みましたが、やっぱり面白い!
(制度等は変わっているでしょうが)
自殺により多額の保険金が手に入ったケースも紹介されていますが、未遂に終わったリスクも含め、全体としては損な場合が多いと感じました。
著者がリストカット歴あり・服毒自殺未遂の経験あり、ということもあってか「自殺したい」という気持ちを否定していないところがまた良いです。
かと言って、自殺推奨というわけではなく、それでいて面白いのは流石です。
また、時折「知人の…」といった話も出てきますが、参考文献が多く、うわさ話や想像で書いたものではないので内容が濃いです。
自分の心の奥底にずっとこの本を読んで感じたことが残っていて、衝動的に自殺を選ぶことをしていないように思います。
そんなことを言ってられないくらいになれば、一線を越えるのだろうなぁ。
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自分の価値=「葬儀費用+慰謝料+逸失利益[(自殺前1年間の年収)×(1-生活費控除率)×(67歳-現在の年齢に対する中間控除率)]+弁護士費用-過失相殺額」ということ、死は一般的には病死(医師にかかっている患者がその病気で死んだ場合。主治医が診断書を発行。)と変死(病死以外は変死扱い。自殺は変死。)に分けられること、解剖には2種類(犯罪の疑いがないか特定するための「行政解剖」、他殺などの事件の可能性がある場合の「司法解剖」)あること、80年代のブラジル・サンパウロ刑務所ではくじ引きで自殺者を決めて中庭で自発的に首を絞めて自殺をしていたこと、自殺では精神疾患による特例を申し出ないと健康保険が使えない上に生命保険の入院特約なども支払われないことが印象的だった。