紙の本
もっと真面目に
2002/04/17 17:38
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投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ数年自殺率が増加し、1年で3万人もの人が自ら命を絶っています。3万人といえば交通事故の倍以上の数…あまりの多さに言葉がでません。過去に「自殺完全マニュアル」という本がありましたよね。一時期話題となったから憶えている人もいると思いますが、自殺の仕方を細かく綴った自殺奨励本です。そしてこの本もそれに通じるモノがあります。自殺した後の損得勘定表ナドが載っていて、この本がセーフティガードと言われても納得できないですね。自殺をチャカしてふざけている、そんな風に思えてならない。この不景気、自殺率は過去最大、そんな時期にちゃかしてないで、もう少し真面目に自殺防止に取り込んで欲しいデス。
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ぼくは自殺したいなんて思ったこともないけど、この本は自殺を止めるでもなく煽るのでもなく、こういうことをしたらこれだけのお金がかかりますよっていうことを冷静に描いてて、情緒もなにもあったもんじゃないけど、その鉄のような感触が好き。
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「完全自殺マニュアル」と一緒に読むといい感じ。あ、でもそれぞれ個々の本であることを忘れずに。そのかわりデータは新しい。装丁は「黒鷺死体宅配便」のカバーデザイン・寄藤さん。
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実用書に区分するのもヘンだけど(笑)。生命保険で貰える(あるいは貰えない)保険金、薬にかかる代金、あるいは生き残ってしまった場合の治療費から電車に飛び込んだ場合の賠償金、そして自殺のあった家の価額の低下まで、思いつく限りの項目で「自殺することでどれだけお金がかかる、貰える」ということをまとめた本。視点が比較的突き放してるので、死にたい、死にたくない、自殺に関心ない、立場にかかわらず一読する価値はあると思います。シンプルかつシュールなイラストも印象的ですが、これって『黒鷺死体宅配便』の人だよね。
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自殺に掛かるコスト、自殺後に掛かる費用や手間。そういったものを教えてくれる本。死ぬのもタダでは済まないんですね〜。興味深いです
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2007.3/23
だんだん死に対する感覚が麻痺する。痛い、気持ち悪いと思うにつけ、生きていることってすごいなと感じる。後始末のしやすさ、遺体の状態など別の観点から自殺を考えることができた。
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自殺した際に掛かるコストを手段別に分けて説明しています。
知っておいて損はしないと思います。
「完全自殺マニュアル」と一緒に読むと良いです。
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死んでから後悔しても遅すぎる。正にそのとおりでゴザイマス。自殺にかかる損得勘定を表した自殺に関する新しいバイブルです。自殺の費用対効果がわかります。
色々と行う前にこんな本を読んで思いとどまったりします。読んでよかった。
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「あれ?死にたいかも・・・」
そう思ったらこれを読んで、いったん現実に戻ってみよう。
自死ってやつは、結構コストと労力がかかるものなのです。
まず敵を知ることこそが生還への道!
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自殺のコスト(死んだ時に請求できる保険金や年金、逆に請求される損害賠償金、失敗のリスク、失敗したときにかかる医療費etc...)
について書かれている本
理由がない自殺反対や、道徳的な反対、偽善的な反対、そんなものよりよっぽど自殺を思いとどまらせる力があると思った。
まー著者は自殺を良いとも悪いとも言ってませんが・・・だがそれがいいw
内容の中に、著者本人が学生時代ひどいいじめにあった経験や、リストカットの経験なども書いており、著者自体に興味が湧きました。
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自殺をするとどれくらいのお金がかかるのか、を事細かに記した本です。
飛び込みにしたって、JRか私鉄かによって対応が違うなど、なるほどと思う部分がたくさんあります。こういうことって調べてもまずわからないと思うので、参考程度に眺めるぶんにはいいかもしれません。
これを読んでわかったことは、自殺するなら腐らないうちに発見される場所で、ってこと。下手に腐ると遺族と対面する機会もないまま火葬されるらしいですから。
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死ぬのにどのくらいお金がかかるのか様々な自殺のリスクなどが分かりやすく書かれています。
死にたいと思ったら読んでみるといいかも。
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自宅で自殺すると家が売れなくなる、
賃貸物件で自殺するとその後入居希望者がいないので
家賃を遺族が払う、
ホテルで自殺すると逸失利益をホテルに請求される。
樹海で自殺すると、行方不明で死亡届が出せずに遺族が大損。
自殺が失敗して病院に運ばれると保険がきかないから医療費がたいへん。
とても勉強になりました。
車の中で練炭自殺や、公立学校の校庭とか体育館とかでの首吊りが
結局いちばん自殺にはよさそう。
風邪薬でも自殺できるのはなかなか面白かったです。
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「完全自殺マニュアル」とは全く別の筆者が書いたものだけど、内容は強くリンクしている。「完全自殺マニュアル」同様、自殺をするにあたって役に立つ知識が書いてあるが、この本はひたすら「カネ」という概念に注目して書いてある。
主な内容は、「社会保障」「生命保険」「自殺物件」のシステムに関する解説がメインの総論と、「飛び降り」や「クスリ」など自殺手段ごとにどれだけの費用が発生するかの各論に分かれている。コラムも、労災やいじめ自殺に関する慰謝料の話や自殺未遂にかかるコストなど、「カネ」の話が中心である。本を開けて最初に出てくる「自殺の損益分岐書」がこの本の方向性のシンボルであるともいえるだろう。
「自分がいかに楽に死ぬか」「いかに確実に死ぬか」「遺体はどうなるか」などといった、自殺者自身のことについて詳しく書かれている「完全自殺マニュアル」に対して本書はその周りの人への影響について特に詳しく書かれている。
「カネ」に関する記述が中心で「自殺者自身」に関する記述が「完全自殺マニュアル」と比べて少ないことから、気分が悪くなるような生々しい表現は少ない。文章としては完全自殺マニュアルの方が面白いと思う。
本書によれば、自殺するまでの手続きに応じて自分の命の値段が動く額は馬鹿にならない。「どうせ自分は死ぬのだから後に残される家族のことはどうでも良い。」という立場でないのならば、死ぬ前に目を通しておいて損はしないだろう。
表やグラフなどが特別充実しているわけではないし、自殺が「自殺」と判断されるか「不慮の事故」と判断されるかでもらえる保険金が大きく変わるので、自分が今自殺したらいくらになるかということをイメージするのは難しい。すぐに自殺するつもりでなければ、読み流しでも構わないだろう。
「完全自殺マニュアル」と比較して具体例となるケーススタディがとにかく充実している。「完全自殺マニュアル」よりやや分厚い程度の本書だが、載っているケーススタディの数は60と完全自殺マニュアルの倍近くに及ぶ。その多くは保険金や労災などのお金をめぐる争いの判例である。労災自殺やどう見ても自殺とは考えづらい事件に関する争いは、カネが絡んだときの人間の汚さを吟味することができるだろう。
また、「完全自殺マニュアル」の二番煎じじゃないかといいたくなるようなタイミングでこの本は書かれているが、自殺装置を作ったゲボーキアン博士に関する話などはより新しいものになっているので、「完全自殺マニュアル」のデータの古さを埋めてくれる側面も多少だが併せ持っている。
「完全自殺マニュアル」を違った側面から補完してくれる内容。是非合わせて読みたい本である。
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面白い。
ただこれを読んでいると周りから心配されます。
大丈夫、私一度も死のうなんて思ったことない☆