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戦争には絶対に反対したいのだけれども戦争を起こさなければもっと深刻な状況に陥るケースも考えられるということを常日ごろ考察する癖は付けておかなければならないのかもしれない、ということを教示している。
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原題をタイトルに冠したICCでの講演会も刺激的だった。大江健三郎との書簡のやりとりは物足りないが、激動の時代に一個人としてどうあるべきか。
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ソンタグという人の本を初めて読んだ。彼女の行動力、人間を見つめるまなざしの真剣さは何物をも凌駕する。
大江健三郎がまるであいまいで煮え切らない小さな人間に見えてしまうほどだ。
一方で、彼女は、だれにたいしても非常に公平で、自らにたいしても謙虚である。
「サラエヴォでゴドーを待ちながら」はまさに戦争の現場での人間がいかなるものであるか、その愚かさと尊さの両方を分からせてくれる。
エルサレム賞のスピーチは、作家という存在のあるべき姿、その仕事の本質を語って説得力のあるものだった。
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ソンタグの真っすぐ、大江のあやふや。社会を語りたがる大江さんですが、語るとあやふやでしかないのが、ソンタグを横に置くとはっきりしてしまうのが面白いと言えば面白い。