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病気で父と母を亡くしてしまったペリーヌは、たった一人の身寄りであるおじいさんを尋ね旅をしますが、その前には様々な困難が立ちふさがるのでした。
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親を亡くした少女のサバイバルライフ。工場で働きながら、小さな小屋で一人きりで送るロビンソンクルーソー的生活がおもしろかった! この生活力、見習いたい!
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両親を亡くし、パリから必死に歩いたり白樺を食べようとしたりして実の祖父を訪ねるけなげな少女ペリーヌの話。ペリーヌは最初自分のとても好きなロバを売った。ロバを売るときも友だちを売るような感覚だったと思う。実の祖父は父を勘当していることから、オーレリーと名を変えて祖父が経営する工場の英語の通訳として働いていく。苦難に耐えて必死に前を向いてひたむきに生きていく姿があった。
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以前何かで読んだのだが、そのとき記憶よりもペリーヌが過酷な目に遭っていた……ちょっとびっくり。やっぱり小屋で暮らし始めていろいろ知恵を絞るくだりが秀逸。あの部分が読みたくて読んだようなものだ。
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教育の名著。改めて読み直してみても、社会人である現在の自分自身にもたくさんの気付きがあった。今後、何度も読み返したいと思う。
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世界名作劇場の中で一番大好きなペリーヌ物語の原作。全然知らなかったけど、この間声優の鶴ひろみさんの訃報がニュースになった時に、このペリーヌ物語が鶴さんデビューの作品だと知ってなおさら心に残る作品になった。
アニメは原作にはないパリに着くまでの様子も補完してあるしオリジナルキャラクターも出てくるが、アニメはアニメ、原作は原作でとても面白い。
もちろん多くの人に助けられて生きている主人公だが、自分でも諦めないし工夫もして生きている。優しく賢いところも魅力的。
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詳しくは下巻に書きましたが、全世界の経営者必読の書、といっても過言ではない。特に、経団連の偉い人たちはこの本を読んで顔を洗って出直すことをお勧めする。
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(ほとんどアニメ版との比較)
アニメ世界名作劇場「ペリーヌ物語」を先月初見で見始めて54話全部観た。ものすごく面白かったので原作が気になり読み始めたのだけれど、いきなりパリに着いたところからで、アニメ版前半のロードムービーはオリジナル要素だと知った。
アニメではボスニアからパリまで約1,500kmをロバと小さな馬車で母娘が交代でロバを引きながら進む過酷な旅、途中アルプス越えなどもあったけれど、あれはオリジナル要素だったんだ。
アニメ版を見始めたとき過酷な旅がメインだと思ってたのでマロクールに着いてからはつまらなくなるだろうなと思ってたのに、マロクールについてからのドラマチックな展開にひきこまれてとても楽しめた。それは原作がマロクールメインだったからなんだと読んで知って感慨深い。
道中あまりの貧しさと飢えに落ちてる小銭を探したり、小枝や葉っぱを食べたり、原作のペリーヌはますます可哀想だった。
そして犬のバロンがいない!!
そりゃそうだよね。(下巻に続く)
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人を疑うことなく自分の力で生き抜く術をみつけ幼いのに洞察力、忍耐、プライドがなくてはこんな人格は身につかないだろうなぁ。自分を持っているので他人と比較しないだから卑屈になっていない。
子どもの頃から他人のせいにしたり、言動を気にしたり、少しでも自分の意に反することしたら嫌いになったりする自分は生活面、身の危険まったく心配することなく暮らしているけど生命力はない。どん底から這い上がるにはどうすればいいのか教えてくれる一冊。