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「まどろみ消去」に続く短編集。
不明瞭な結末が、ぞくっと怖いのだけれど、『片方のピアス』や『河童』なんかも結構好きです。
でも、萌絵や犀川、練ちゃんが登場するとホッとする・・・
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森さんの短編集、第2弾。
やっぱり面白かったーーー!!
萌絵ちゃん!犀川先生!喜多先生!大御坊さん!睦子おばさま!諏訪野さん!
そしてれんちゃんに紫子さん!!!!
もう久しぶりすぎてすごくうれしかったです。
でも列車のほにゃららとか、正直頭が…ついてかない…
「気さくなお人形、19歳」はマンガで先に読んでいたのだけど、やっぱり小説だとなおいいです。満足。
個人的には双子の話が一番ほほー!ってなった。
逆に僕に似たひと?は一番よーわからんかった。
秋子は読後感がよかった!
そして一番驚いたのはあとがきかな(笑)
2021.06.20 再読
短編集読むの久しぶりだ〜!やっぱり気さくなお人形がすき。
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森博嗣2作目の短編集は、解説文が「ハンター×ハンター」のあの人という軽い奇跡のおまけ付きである。
S&Mシリーズ二作品、さらにはまだ見ぬVシリーズの作品まで見ることが出来、お腹いっぱいの作品である。
S&Mがどうしようも無く好きな私は、「マン島の蒸気鉄道」がやはり印象的だった。
海外ではっちゃける登場人物たちが微笑ましい(笑)
森博嗣らしい詩的な表現のバラエティ豊かな作品に溢れている。どれも不思議な読後感を残す。
完全に反則だけど「素敵な日記」には驚いたし、
「僕は秋子に借りがある」の人物造形は見事だった。
どれもがお気に入りというわけにはいかないが、
必ず「貴方の一作」に出会えることが出来る面白い試みの一冊である。
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前作の短編集「まどろみ消去」はぼんやりとした雰囲気の作品が多かったのですが、「地球儀のスライス」はミステリとして成り立っている作品が多く収録されていました。
S&Mシリーズからも数編が収録されており、S&Mシリーズファンにとってはその後の話はどんなものでも嬉しいものです。
「気さくなお人形、19歳」は「どちらかが魔女 森博嗣シリーズ短編集」で既に知っていた人物が出てきたので楽しかったです。
「僕に似た人」は気付きませんでした(笑)。
満足度は★★★☆☆。
「片方のピアス」が好きです。
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2009/12/8読了
以前に読んだ短編集の前に出版された本なので、再読したものが何作があった。
前も思ったが、この方の短編は秀逸、緻密、端正という言葉が似合う。作品によっては、読了後に残る不思議感じ(いったいこれはどう終わったんだ、というどちらともとれる幕引き)もまたよい。
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映画、というよりはごく短いフラッシュを見ているような。いつものシリーズものとはまた違った印象。
オムニバス風に映画化したらいいのに。特に河童とか、マン島とか。
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『あのとき、とても綺麗なものを、僕は見たんだと思う。』
森博嗣短編集の二冊目。前作に比べて、ミステリー気質の短編が多かったと思う。そのせいか、個々の質の高さを噛み締めながらも、割とサクサク読み進めていったのだが、最後の「僕は秋子に借りがある」で鳥肌がたった。この構成で最後にこういう話を持ってくるかと。本当に、綺麗だと思った。
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「気さくなお人形、19歳」が、嬉しかったですー。
シリーズの短編がちらほらで楽しめました。
シリーズ外の作品もいいです。
「僕は秋子に借りがある」は、ちょっと泣けました。
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「黒窓の会」。西之園萌絵を囲んで開かれるその秘密の勉強会にゲストとして招かれた犀川創平は、古い写真にまつわるミステリィを披露した。屋根飾りと本体が別々になった奇妙な石塔は、何のために作られたのだろうか。S&Mシリーズ二編を含む、趣向を凝らした十作を収録。『まどろみ消去』に続く第二短編集。
気に入ったのはやっぱりS&Mシリーズの「石塔の屋根飾り」と「マン島の蒸気鉄道」です。それ以外で挙げるとすれば「片方のピアス」かな。
「マン島の蒸気鉄道」は高校生の頃に行ったイギリス短期留学へのノスタルジィにかられます。
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森博嗣先生の魅力は短編集の方がダイレクトに伝わるかも。きっとどなたが読んでもお気に入りの作品が見つかるはずです。解説はあの富樫義博先生!
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「悪戯者ね、諏訪野さん 」
短編10編です
私の好きな話は「小鳥の恩返し」「石塔の屋根飾り」「気さくなお人形、19歳」でしょうか
全体の雰囲気は夜明けの底みたいなそんなちょっと悲しいイメージ
そんな中で異彩をはなっているのが「石塔の~」と「マン島の蒸気機関車」でしょうか
この2編はS&Mシリーズの短編なので明るい雰囲気
シリーズでおなじみの諏訪野さんがお茶目でかわいらしいです
森博嗣の短編はさらっと読める上に読後感がさわやかで
普段本をもまない人にもお勧めできる感じです
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S&Mシリーズ二編を含む、氏の第二短編集。
の為、シリーズを読後の後の方が楽しめます。
しかしながら、それを上回るのは、氏が今までに書いてない趣向で他の作品を出している魅力の方が大きいかも?
ささきすばる氏の扉絵も素敵だしね~。
さてと、次の長編シリーズに移るか。。。
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10話の短編集の内、2話S&Mです。
あいかわらずまったく進展のない二人です。
…いや、ちょっとはあるんでしょうか??
この2人の短編に関して言えば、良い所持っていってるな諏訪野さん、と。
最初の話もそうですし、次の話も…1人だけ、ですし。
いや、ちょっと年代の問題もある??
ミステリーあり、不思議な話ありでしたが
こうして色々短編で読んでみると
自分が何が好きなのかがよく分かります。
やっぱり不思議話が好きです。
どうも恋愛物は…合わないのか、それほど面白く感じませんが
2本目のやつは面白かったです。
これを『恋愛』の類に入れていいのかは…別としてw
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森氏の短編集第二弾。
「犀川&萌絵シリーズ」の
番外編も二作入っている。
この人は、短編も素晴らしいな(^ ^
犀川シリーズとまったく違う世界観、
違う時間の流れ方を描いていても、
きっちりと「森ワールド」は健在。
森氏は、何と言うか、
「その場の空気感」を描写するのに
長けている人、という気がしていたが、
それが「殺人事件ベース」という
ある意味「足かせ」から開放される分、
自由奔放に森ワールドを拡張している感じ。
むしろ「謎解きをしなくては」という
足かせが無い分、謎を謎のままにして
読者を「置いてけぼり」にするような
「実験的」な作品もある。
S&Mシリーズの番外編では、二作とも
執事の諏訪野老人が鍵を握ってる。
これは「新しい展開」とも言えるし、
シリーズ物で登場人物のキャラが
きっちりと出来上がっているから、
とも言えるし。
いきなりこの二作品を読んでも
人物設定が分からないでしょうが、
それ以外の作品は「一見さん」でも
じゅうぶん楽しめると思います。
...と言うか、森氏の懐の深さ広さには
驚嘆させられるばかり。
「文系は理系の一分野に過ぎない」と
言い切る氏の考え方は、
一見不遜なようでいて、ご慧眼。
「知ったかぶり」で飯を食っている
なんちゃって文化人なんかより、
分からないことを「分からない、
でもそれこそが学問の究極の高みだ」
のように言い切る森氏の方が、
潔く、格好良く、全く正しい。
正に、学究の徒である。それでいて、
エンタテインメント性を忘れない、
否、既存の、数多のエンタテインメントを
右斜め上から薄ら笑いを浮かべながら、
「こんな手法もあるのに、なぜ皆さん
今までやって来なかったんですか」
みたいな感じに断罪している、
という風にすら感じられる。
もちろん、森氏がそんな「性格悪い」
ことを言っている訳ではないが、
それ程にこれまでの「ミステリ」とは
根本的な視座が違うと言うか(^ ^;
ミステリ以外の分野についても、
「新しい手法」と言うより
常に「新しいビューポイント」を
軽々と現出させて来た。
それが、私が描く森 博嗣像である。
当然のことながら、当人としては
様々な苦悩や葛藤があったのかと、
と推察しますが、それをあまり
感じさせないようにしているのが、
森氏のダンディズムなのかも。
007シリーズと同じです。
ヒーローはヒーローとして、
受け入れ、憧れる。
これが、森作品を楽しむ基本スタンス。
変に裏を勘ぐったり、あら探しをしたり、
という態度は「粋じゃねぇ」って感じ(^ ^;
真の「大人向け」ってことかな。
若い衆が読んでも楽しめると思うが、
「粋な読み方」ができる人が、
一番楽しめる、という気がします(^ ^;
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■S&Mシリーズに続くVシリーズ主要人物も登場する傑作短篇集!
「黒窓の会」。西之園萌絵を囲んで開かれるその秘密の勉強会にゲストとして招かれた犀川創平は、古い写真にまつわるミステリィを披露した。屋根飾りと本体が別々になった奇妙な石塔は、何のために作られたのだろうか。S&Mシリーズ2編を含む、趣向を凝らした10作を収録。『まどろみ消去』に続く第2短篇集。