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N09017
結構面白かったな。
作家生活三十五年。全く「賞」と無縁だった竜ヶ崎肇が、日本文豪大賞を受賞。
喜びもひとしおの竜ヶ崎のもとへ、こともあろうに授賞式の直前に脅迫電話が!
かつて関係のあった女から「受賞作は盗作だ」と―。竜ヶ崎は、やむをえず
指定されたホテルへ。ところがホテルの部屋にはベッドに横たわる“虫の息”の
女が!果たして晴れの授賞式に間に合うのか。
(From Amazon)
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赤川次郎は、子供の頃以来だ。
久しぶりに読んでみたが、赤川次郎は変わらぬままだった。
文字数少なく、セリフが多く、話はとんとん拍子に進み、リアル感ゼロ。
それが悪い?
いいえ、むしろそこが読みやすく多くの人に好かれるのです。
読みやすく、すぐに読み終わるから、次々と購入することになる。
まさに量産型作家。
この作品中に書かれている言葉は、著者の思いなのかもしれない。
------ 賞など、どうでもいいこと。
熱烈な読者を持っていることが何よりの誇りである ------
知り合いの40代の男性は通勤中に赤川次郎を読んでいたけど
最近は、モバゲーのようです。
熱烈な読者を持ちつづけるのは、やはり誇りに値する。
( ・_ゝ・)< 急げ急げ!間に合うか間に合わないか!
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初めて賞をもらう作家の授賞式の日と、
作家の愛好家の少女の手術の日が同じ日に。
2人の家族のさまざまな事件が1日に凝縮されている。
殺人犯として指名手配されている少女の父親。
なぜ殺人犯に仕立てられたのかよくわからない。
作家の車が盗まれたが、事故で盗んだ人はなくなっている。
なぜ盗もうとしたのかよくわからない。
いろいろわからないことがてんこ盛りだが、
事件は幸せ終わりを迎える。
結局賞を貰うことよりも、読者に好かれることの方が大事だということを伝えようとしている。