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繊細な描写に惚れました。上手いよなぁと思う。心と心の交流が、とかなんとか書くとありきたりに見えるかもしれないけど、違うんだ。好きだ。
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殺人犯として追われる男性が目の見えない家に身を潜めお話。切なく面白い。読んだ後、やさしい気持ちになれるかな。
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アキヒロとミチルのひそかな交流が始まったあたりが好きです。
土鍋のシーンがよかった。そして二人で食事を食べるところとかもよかった。
ミチルが盲目という設定がうまく活かされている作品だと思います。
全体的に優しさを感じました。
殺人事件の真相にはびっくりしたけど、最後にアキヒロがミチルに語りかけた内容がとても心温まるもので、素敵な読後感を与えてくれました。
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序盤はちょっと奇妙な感じもするが、だんだんと話に魅かれていって一気に読破。ちょっと切ない感じでよかった。
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目が見えない世界。私は視野がかけてる人間なのでちょっと近いかなぁと思ってみたりしたけど、すごいよ何も見えないのに料理してたりする!人間ってすごいかも!と、本の内容から凄まじく外れている感想を持ちました。
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目の見えないミチルの家に、殺人犯が逃げ込み、住み着いてしまう…という話。乙一氏の作品でもっとも好きなお話です。2人がいつしか心を通わせていくというのは、この設定ならではの説得力。ぜひ一読して欲しい。
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盲目の少女と、その少女の家に侵入した男との微妙な関係を描く。
なんて捻くれたお話だろう。
元々は「死にぞこないの青」の一エピソードであったらしいけれど、盲目の人に知られず同居する、という発想自体が考えつきそうで考えつかない面白さ。
それだけでこのお話は「勝ち」です。
少女と男と視点を行き来して、少しずつ互いの存在を確認し合っていく描写は、ある意味で恋愛小説なのですが、ここまで倒錯的な恋愛も無いなあ、ともはや感心してしまう。
でも、それが嫌ではないから、また面白い。
乙一さんのお話はこの「気味が悪いけど、嫌じゃない」感じの、少女漫画で言う「好きなのに嫌い」みたいなむず痒さが素敵です。
二人の関係に興味を全部持って行かれて、そのうち終盤にいたり、まるで考えていなかった方向へ物語が転がって、「やられた」と呟いてしまうのです。
意外と珍しい、一粒で二度美味しい小説ですよ、これは。
安くて手頃な量で面白いとくれば、読まないわけにはいきません。
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乙一の作品はファンタジー、ということを前提にして読むのであれば、とても面白かった。盲目の若いムシュメと青年が一つ屋根の下むしろ同じ部屋で生活?・・・3分で違うジャンルのお話になりそう。フラ○ス書院文庫あたりのねー。
クララが立った(仮称)!なところではリアルで青い空が見えたような気がした。←なにそれ
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乙一さんの作品の中でも特別有名なわけではないけれど、大好きな作品。殺人事件は一応おきるのだけど、上質な恋愛小説だと思う(笑)派手ではないが、最後にはちゃんとアッといわせます。
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一人暮らしの盲目の女性ミチルの家に、殺人容疑をかけられたアキヒロという男が侵入する。
彼女に気配を知らされないよう注意しながら男は家の中で過ごすが、
徐々に彼女は異変に気付き、家の中に自分以外の誰かの存在に気づいてしまう。
というストーリー。
これだけを読むとサスペンスぽいですが、実際は違う。
ミチルもアキヒロも社会に上手くとけこめず、ちょっとした言動で
傷ついてしまう繊細な心の持ち主。
そんな二人が孤独だった自分の居場所の中に
相手の存在を認めることで外の世界への一歩を踏み出していくという話でした。
あとがきによると「死にぞこないの青」にもともと加えられていた
ストーリーを独立させたものだとか。
個人的にはこちらの方が好きな作品です。
(子供がいじめられるという話はやっぱり読んでいて辛いので)
それにしても、表紙はいかにもサスペンス、ホラーですというような
おどろおどろしい感じなので、それを期待して手にとると
肩透かしをくらいます。
いい話なのになあ。。この表紙のせいで手にとる機会を減らしていると思うのだが。
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この方、怖いお話しを書く方なのだそうですが、
これはやさしいお話しです。ホロホローっときたです。
編集者の方と飲み屋で会うです。はい。
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最初ホラーやミステリーもの覚悟で読んだのですが、良い意味で騙されたー!って感じでした。盲目の女性と追われる身の侵入者のお話。言葉だけが存在を確認し合う術じゃないんだなーってあったかくなりました。ちょっとずつちょっとずつのテンポも良かったです。
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毎日をただ寝転んで過ごす盲目の女性の家に、警察に追われている男性が勝手に侵入し、女性のいる数メートル先に座り続け、隠れ潜んでいるという話。
言葉のない触れ合いがとても優しい。切ないけれど、暖かい気もちになる。
他人と関わる事を拒む二人の孤独感に少しだけ共感。
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一人暮らしの盲目の女性と彼女の家に逃げ込んだ殺人事件の容疑者の男性の話。
「目は見えなくても部屋に誰かの気配を感じる…」
彼女はどうなる?!
彼は彼女に見つかるのか??
感動的なお話でした。大好きです。
普段の乙一氏とは違うストーリーとなってます。
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盲目の女性。駅で起きた殺人事件の重要参考人。
二人のなんともいえない関係が、いじらしいような・・・