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中山可穂が好きっていうとなんか恥ずかしい気持ちになったりするのは、
著者の作品は表現の下手さや、気恥ずかしいくらいの台詞回しやら展開やらで
これに泣いてる女はどうよ?って後々思うからだ。
この作品だって盛り上がるのは中盤以降だし、先の読める展開だし、やっと面白くなってきたところでの尻すぼみな結末や、未解決のままのあらすじやらなんやらで
オイ!って思わず突っ込んでしまうんです。
でも惹かれてしまうんです
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初中山可穂作品。これを読んだときに私はいろいろと悩んでいたんですが、これを読んで私と同じような人もいるんだって知りました。悩んでいた私の心に響いた作品。だから、とても思い出深い小説です。
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同姓愛に関するもの
泣ける小説と聞いて読んだもののあまりくるものはなかった。
自分は冷淡なのでしょーか
登場人物に無理やりタイトルを言わせてる感じや、自分にとって違和感のありすぎるセリフが駄目でした。
これを読むと結婚に夢をもてなくなる・・
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テーマが同じなせいかこの人の本は3冊読んだけど全部似てる。
おもしろいけど1冊でいいかもっておもっちゃう。
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サマータイム(那智の章)、夜と群がる星の波動(理緒の章)、ブルーライト・ヨコハマ(二人の章)。産院で産み捨てられた那智。父に捨てられ母方の親戚に育てられた理緒。二人は出会い愛し合う・・。ググッと引き寄せられる文章だけど、のめり込みそうでちょっと冷めてしまうのは何故だろう。最後はそういう終わりなんだと思った。小説が終わっても人生は終わらない(作者)。
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多くの表現者は「書かざる得ない青春の魂の痛み」を抱えるもので、
初期の作品ってのは大体において、こうした荒削りながら
作者の魂の本質に触れる宝石の原石のような作品が多い。
その後、深みと技巧を身につけてゆくわけですわな。
で、中山可穂にとっては『猫背の王子』と『天使の骨』がその原石的作品にあたると思ってたので、『感情教育』はその次の段階にあるのだろうと先入観を持って読んでて、上記のような感想を書いたのですが、読み終わってみると全然違ったと。彼女は30を過ぎてなお、青春時代のような魂の傷を手に入れている。いろんな意味でイタい(^^;)
自らの傷ついた心臓を取り出して開陳してしまう
その表現者ゆえの浅ましさを私はとてもいとおしく思う。
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とにかく目の色が変わる想いをした自分の恋を、書きたくて堪らないから書いた、というような感じ。作者が小説と混在しすぎて、読んでいていたましい、ではなくイタイ。二人が前世からの運命の恋人だと感じる必然性がわからない。また、これだけのゴタゴタがたった2ヶ月の間の出来事だったというのに、大人のやることではないと興ざめ。感情教育、というタイトルも「うまいことを言ったつもり」のレベルで、うまいことを言ったまでに至っていない。稚拙な作品だと思う。でも恋愛関係に性別は関係ないことはよく書かれていたのと、最後の1文にうっかり泣いたので星2つ。レズ小説じゃないのがあって、暇で100円ならまた読んでもいい。
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それぞれの生い立ちの話が長くて、2人の物語みたいなものがあまり語られてない気がした。
2人のキャラクターがいまいちつかめない。
個人的にはマラケシュ心中のが好き。
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ホントに中山可穂の小説には余裕がない。
登場人物もみんな切羽詰まってる感じ。
そして作者本人もキリキリしながら書いてる気がする。
京極夏彦や宮部みゆきとか北村薫とかは洗練された文章で、自然に頭に文章が入ってくる感じ。たとえばすごく絵が上手い人のデッサンみたいで。
中山可穂の小説は、彼らほどの画力は無いけど、とにかく細かいところまで描き込んだフライヤーイラストみたいな。
わかりにくいか。
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もし、これがどこかの新人賞に応募されていたら、落とされてしまうかもしれない。
半分以上が主人公たちの半生を描いている。小説としてはレベルが高い。中山さんの文体にかかると、映像がすっと思い浮かびあがる。
この作品の一番の魅力は冒頭である。冒頭を読めば、最後まで読み切れる。
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あまりにも濃密で、あまりにも美しくて、狂おしいまでに切なくて、
これを読んでしまったらあまりにも完結されすぎていて、
恋をする気力も、生きる気力も、表現するという意欲すらも奪われてしまうほど燃え尽きてしまう。
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同性同士の恋模様もさることながら、幼児期の体験が及ぼす影響について考えさせられた。親と子の絆や嫁と姑など盛りだくさんで、疲弊するかと思いきや、あっという間に世界に引き込まれる。
記憶に残る作品ではある。
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互いに複雑な家庭で育った那智と理緒の恋愛もの。
思ったよりも抵抗無く、普通の恋愛として読めたかも。
むしろ、同性愛だとピュアに感じたのは気のせいなんだろうけど。
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哀しさや迷いを情熱がもやしてゆく
愛するがゆえの苦しみのなかでさえ あいするひとを離すことはできない
中山可穂の女たちは 強く脆く優しくて しなやかで上等な獣のよう
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旅の移動中など時間つぶしに購入(8/20)
以前、同作者の「白い薔薇の淵まで」を読んでいたので、なんとなく手にとりやすかった。
相変わらず一気に読ませる文章。
内容的に好き嫌いは分かれると思うし、私も1回読めばいいかなと思う(読了したので図書館かブックオフへ持っていく予定)
伝わってくる必死さがいい。