投稿元:
レビューを見る
「男子と同じ土俵で勝ち負けを言うのは、やっぱりまちがっているよね。私は私だってことを、見失うのはみっともない……私なりのやり方で、今はここにいるんだし。だから、私が負けたくないのは、女子ってことかもしれないな。私の中の女の子……」
投稿元:
レビューを見る
「これは王国のかぎ」の続編にあたる話。ただ主人公は一緒だけど、前回のアラビアンナイトの話とは全く違って今回は学園ミステリー。
投稿元:
レビューを見る
中高生向け、ただし一部の言い回しが高校生にしては大人すぎる気も。遠い昔が少し懐かくなった。前編あり「これは王国のかぎ」。
投稿元:
レビューを見る
結構昔に読んだ本です。
萩原規子さんの勾玉シリーズの素敵さに
惹かれて序でに読みました。パンの中にカッターナイフというきっかけは好きです。
学園内で繰り広げられる
謎解きは読んでいて飽きませんでした。
投稿元:
レビューを見る
荻原さんにはめずらしくファンタジーじゃなかった!「これは王国のかぎ」を読んでから読んだらおもしろい。
投稿元:
レビューを見る
本を開くまでヒロミの物語だと知らなかった。読み始めた時、運命だと思った。「サロメ」の解釈は何度も読み返してしまう程深い。
投稿元:
レビューを見る
ううーーん、前に読んだ上田ひろみちゃんが出てくる「これは王国の鍵」が面白過ぎて今回のはちょっと違うかなぁというのが一言。ものすごく高校生のときを表していて自分の事も久々に思い出したんだけど。なんだかもやがかかっていて見えない部分が多くあって、もう少し掘り下げて欲しい気もしないでもない。せっかく一人一人が魅力的だからなー。
投稿元:
レビューを見る
主人公が高校で感じた疎外感や出会った人々などについて書かれた、成長物語っぽくて少し哲学っぽい本です。内容は全然淡々としていないのに、あくまで淡々と語っているところがすばらしいと思います。
この本だけでも十分楽しめますが、僕は先に『これは王国のカギ』(同じ主人公の中学の頃の話で、こちらは児童文学や恋愛小説の色が濃いです)を読んでいて、その本に出てくる主人公と比べてみたら、更に楽しいです
『幸福の王子』を書いた作家であるオスカー・ワイルドの作品『サロメ』にも関わっているので、そちらを読んでからこの本を読んでも面白いと思います
投稿元:
レビューを見る
キャラがみんな個性的、特に夏朗はすごい。子供な時もあれば、ふと鋭いことも言う。そしてそれに振り回されつつも納得する高校生のひろみ。これは王国のかぎの続編で、でもファンタジーじゃない普通の話。学園ミステリーで、どこか空虚な高校生活。そして見つけた自分の長所。日常に潜む何て事のないような謎があり、出てくる「サロメ」の解釈が面白い。
投稿元:
レビューを見る
「これは王国のかぎ」の主人公、「上田ひろみ」が高校生になって再登場。今回はファンタジーじゃなくて学園ミステリー。あんまり…と思ってしまったのはいつもの荻原作品と雰囲気が違うからなのか、自分が高校生だった頃があまりに昔になってしまったたからなのか…。
投稿元:
レビューを見る
「これは王国のかぎ」の続編らしいが、あまり関連性がないのでこの一冊で読める。こちらは高校生活で起きたちょっとした事件の物語。これはこれで良いと思うし面白いとは思うが、前作と比べると微妙な気がする。
投稿元:
レビューを見る
実は今は勾玉シリーズより『西の善き魔女』より、こいつが好きだったり。
ツボは元気な江藤クンですよ!!
投稿元:
レビューを見る
勾玉三部作も大好きなんですが、それでもやっぱりこの作品が一番好きかも知れません。読んだ時期が時期だからでしょうかね。
投稿元:
レビューを見る
荻原作品ではちょっと異色なこの本
「これは王国の鍵」で主人公だったひろみの後日談です
ファンタジー色はありません
でも、不可思議な話だと思います
夏郎は男の子らしい男の子だと思います(謎)
投稿元:
レビューを見る
ふと「これは王国のかぎ」のラジオドラマを聴き、繋がりで読み直してみた「ゆりかご」。
出版時はわたしも高校生だったわけで、「うーん西の善き魔女のほうが好み」ぐらいにしか思わなかった(…)。なんてったって、あっちは大恋愛だし。女の子が元気いっぱい活躍、ときに暗躍するのがキモチヨカッタ。
でもこうして読み返してみると、驚くほどこの物語も女性性を扱っていることに気付かされる。西魔女で語られなかった面から、描いているだけで、扱っているテーマは似てるんじゃないかなぁと。西魔女が女子高だとすれば、こっちはいわば元男子校という、主人公の立ち位置の違いがあるだけ。
それにしても、荻原さんの作品に、超常的な女性(しばしば女神と呼ばれる)は付き物だ。勾玉から連綿と。そうなると、いまの「RED」でも女神様が顔を覗かせているのは納得。。