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「降りる生き方」「ありのままの肯定」「弱さを絆」には、べてるを読み解くキーワードです。語りのもつ力、リカバリーの可能性を実感できると思います。
べてるショップで販売している「おつまみ昆布」のおいしさは格別です。
どちらも楽しんで下さい。
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【我々は狭い世界に生きている】
「苦労」
「弱さ」
言葉の意味を広げないと理解できない。
精神障がいを持つ人を理解するためには「世界を広げる」ことが近道だ。
単語だけでなくフレーズも不思議である。
「悩み方のセンスが良い」
「降りていく人生」
「治さない医者」
世界を広げることができれば、これらの単語やフレーズ、精神障がいの人を理解できるのだろう。
常識にとらわれない「デタラメ」な世界がそこにある。
ユートピアな「デタラメ」を体験してみたい!
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北海道のある町に、精神病院から退院した人たちが暮らす、べてるの家というものがあった。
という書き出しからは想像もできない。
病気と暮らす、病気のまま生きる。統合失調症患者が幻聴を「幻聴さん」と呼ぶ。幻聴さんと生きる。
形よく整えられた一般的な幸福を目指すのではなく、今の己ができることで生き続けることを目指すのはすごい肯定感。
さぼっても何とかなる会社とか通いたい。
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向谷地さんだけでなく、障害を抱える人や、べてるに関わる人たちが、自分自身の言葉で、感じた事・経験したことを文章に起こした一冊。
自らの病気を人に話すことで、自分を客観視できるようになり、病気も弱さも受け入れて生きていけるようになる。
特に、幻聴さん721人と付き合いながら暮らしているという大崎さんのお話は象徴的なエピソードだったと思う。
クスリを変えるときは、勝手に決めないで幻聴さんに相談する。
幻聴があることを受け入れて、関係性を築いていく練習をする。
企業や経済を中心とした右肩上がりな生き方ではなく、自分をありのまま受け入れて、降りていく生き方にこそ、本当の人間らしい幸福があるのではないか?
企業に務める自分にとっては、今まで目を向けてこなかった価値観。もう少しゆっくり咀嚼してみたい。
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正直、ごちゃごちゃして読みづらいですけど、理学療法士にとって大切なことが書かれています。
"リハビリのために" 生きる人なんていませんよね。
"なにかをするために" 生きてたら、結果として、その人のリハビリになっていた。
私はそんなリハビリテーションを提供していきたいなと思いました。
この本に出てくる べてるの家 では、それが『商売』だった。
それだけの話なんですけど、なかなかこの発想には今の理学療法士の教育では気づけないのかなと思います。
社会復帰、自立支援、、、
そのために『商売』を活用するのは、とてもいいリハビリの1つ。
「在宅復帰したあとのこと、
その方が『生きる』ってことを考えて、
その方の生きがいへとつながる働きかけができる」
そんな理学療法士になりたい方はおすすめです!
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そのままでいい
無理をしない、症状を受け入れる
他者と共有する
上ではなく降りていく生活
もちろん上を目指すのはいいことです
でも自分の力量をしって弱点を補うことは優しい世界
障害者というくくりではなく、みんなが支え合う、許し合う世界 それはみんなが生きやすい社会
障害者という言葉は、いりません