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紙の本
パソコンやケータイで日本語が表示できる仕組み
2007/05/01 00:16
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭にもパソコンが普及し、Webやメールでインターネットを利用しているユーザも多いだろう。ブラウザでいろんなサイトの情報を閲覧したり、メールを読み書きできているのも「文字コード」があってこそ。これがなければパソコンもただの箱と言っても過言ではない。
今やパソコンだけでなく携帯電話でも様々な情報を読み書きできるが、何気なく使っているそれらの画面に表示されている日本語(英語や他の言語もある)は、パソコンなどの機械がやり取りしたデジタルなデータを人間が見て文字と分かる形に変換しているのだ。
本書ではそもそも文字コードとは何か、パソコンなどで文字を表示したり、プリンタで印刷する仕組みや文字化けする理由なども知ることができる。
日本語に限って言えば、よく使うものから、ほとんど使われないようなものまで多くの漢字があるが、それらをコードにする(符号化)に当たっては規格化が必要となる(メーカーごとに独自のコードを作るのは無駄だし、互換性がとれない)。その規格化の歴史や現状が主に書かれている。中国や台湾、韓国、インドなど外国の動向や、漢字など多バイトコードを使えることに日本の貢献が大きかったことも強調されている。また、世界各国の文字のルーツや変遷などにも触れていて興味深い。
現在、日本の住基ネットでは電子的に表記できない人名・地名(に使用される漢字)を多量に残したままで運用されているそうだ。そのシステムで使用されている文字コードは「統一文字コード」と言われる独自のコードであり、規格化・標準化されたものではないそうだ。しかも公式にそのコード構造は公開されておらず、閉鎖的なシステムであることの問題点も著者は指摘している。しかし、そんな状態で行政は業務に支障はないのだろうか。不思議である。
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