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かつて日本にあった色町、主に吉原と島原の起源から終焉まで。
隔離されていながら当時の世相と密接にかかわる世界だけに興味深いです。
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江戸時代の代表的遊郭を、もう一度見直そうというこころみの本。一般的な知識から始まって、成り立ちや移り変わりが描かれているのが面白い。特に私娼との攻防が印象に残った。遊郭の生活面など中のことを調べるにはちょっと役不足かな?
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吉村昭の『島抜け』に収録されていた「梅の刺青」で,遊女が死んだら投げ込み寺に遺体を遺棄されるのを恐れて,人体解剖に名乗りを挙げたシーンがあり,この当時の遊女の扱いがどのようなものか興味を持ちました。
本書は遊女の成り立ち,制度の変遷など遊女の歴史が記されています。
私はあまりこの時代の背景的智識がないので,断片的にしかわかりませんでしたが…
驚いたのは遊廓が繁栄した江戸時代,この事業が幕府公認で行われていたこと。
遊女のような存在は必要悪として黙認されるんだろうとは思っていましたが,公認事業として徴税を受けていたとは。
そして年季奉公として遊女をやっている人も多く,金銭的にも苦しい生活を強いられていたというのも驚きでした。
全体を通して,遊廓は遊女にとっての地獄,のような記載があって,それは制度的にもそうなんだろうなあと思ったんですが,もうちょっと具体的に遊女目線で知ることができたらよかったと思います。
やっぱり好きで遊女をやっているわけじゃない人も多く居たようで・・・・女性として強要される性の売買はいたたまれません。
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とりあえず遊女を卒論でやりたいのなら、遊郭について知らねば。
と思って読みました。
読む前まで江戸=吉原、京都=島原さえ知らなかった自分本当に恥ずかしい。
客にとっては夢の世界、遊女にとっては苦界だった遊郭が、社会の中でどう見られていたのか。
基本的な知識を得るには良い本でした。
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時代劇などでおなじみの、遊郭を知るには最適な本です。豊富な史料を引用し、当時の有様を鮮明に浮かび上がらせてくれます。ただし、タイトルの割には島原の扱いは少なめ。また、吉原に関しても史料の豊富さゆえ、やや詰め込みすぎた感があります。よほど詳しく研究するつもりでない限りは、この1冊で充分な知識が得られることでしょう。とっつきやすい方ではないので、入門書というよりはステップアップの為の1冊。もう少し軽めの物を望まれるのなら、吉原オンリーですが、青春出版社『江戸300年吉原のしきたり』あたりが良いでしょう。
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うーん・・・なんで買ってしまったんだろうか。
図書館で借りればよかった!
値段の割に浅い・・・。