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幅広い方面から心と世界の謎に迫る。2,3回読まなきゃ理解不可能かも・・・。読んでも無理だったりして。再読心の準備中。
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肉体は世界と深く繋がっている。決して身心と二つに区分されるうちの一つではない。そして、私たちが意識している、と思っていることは、それより以前に無意識と呼ばれる部分がカラダ全体で感知している。
うーん。ちょっとややこしいですかね?まぁ、独断と偏見で、もうちょっとシンプルに言ってみますね。
意識していると私たちが思っている部分は、無意識とも言うべきもっと大きなもののわずかに後に起こるもの。その大きなものを感じているのは、私たちの【カラダ】。だからカラダって凄ーーい!!!う〜ん。やっぱり難しいか・・・言葉にするのは・・・
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意識の情報処理能力は意外と少なく、日常で行う理性的判断、学習のような高度な知的活動も意識の関与することなく
実行されているという内容。
カエルの視覚神経の研究でがハエのような動物体を認識する回路部分があるという発見をカントのいう
先見的観念が具体物として発見されたと表現している部分で吹いた。
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潜在意識。
フロイトが発見したこの人間の未開発の聖域はどういう役割を果たし、
はたまた、どれほど人間を縛り付けているものなのか。
それをこの本は認知・行動・神経科学の進展から検証し、我々一般庶民にわかりやすく、そして大胆に現在の人間観の問題を論じている。
この本が解明しようとしていることは、現在の社会の根底を揺るがしかねない大きな事実です。
最前線の人間科学は、人間機械論の考えに加担した、
人間の自由意志を否定してしまう驚愕的な内容なのです。
本文に、私達が意識できていることは情報だけであり、それは
全感覚で捕らえた情報の100万分の1しか意識できていない
と書かれています。
100万分の1ですよ!100万分の1!!
つまり残りは潜在意識によって捕らえられるということですか。
ってどんだけ~
つまり、私達が感知できる意識って、例えていうと
巨大なタイタニック号に小さい窓が一つだけついているようなもんです。
そこからしか外の情報が得られず、自分がどこにいて何をしているのかさっぱりわからないと。
その向かっている方角、速度、目的は潜在意識という謎の船長が舵を取っているんです。
他にも、
「ある経験を意識する、という事は、それがすでに過去のものとなっているということに他ならない」
「意識は、実行してはいけない、という決断はできるが、行為を起こすことはできない」
という目から鱗のトンデモ発言が次々書かれていて飽き足らないです。
少々高いので、図書館で借りるほうがいいかもしれませんね。
あたなの他者に対する人間観、何より自分に対する認識観がマグニチュード8.3くらい揺さぶられる恐れあり!
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<目次>
1.マックスウェルの魔物
2.情報の処分
3.無限のアルゴリズム
4.複雑性の深さ
5.会話の木
6.意識の帯域幅
7.心理学界の原子爆弾
8.内からの眺め
9.0.5秒の遅れ
10.マックスウェルの「自分」
11.ユーザーイリュージョン
12.意識の起源
13.無の内側
14.カオスの縁で
15.非線形の線
16.崇高なるもの
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意識にまつわるお話を”これでもか!”と各方面の理屈を
統合していく様は、一読に値する。(ちょっと周りくどいけど)
そういう意味で、
高2で読んだ「ホロン革命」以来、ガツンと来た1冊。
"in fomation"/"ex formation"
話の中で、コミュニケーションの軸になる”情報”の扱いが、とても新鮮でしたね。
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【NASA推薦・読んだらゲシュタルト崩壊必至・パラレル移動前に読みたい意識の不思議本厳選2冊】その2
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物理、量子論、熱力学、情報学、複雑系、基礎心理学、哲学、論理学…、教養として知っておきたい知識を抑えて包括的に意識を論じようとしている。それがまたとてもわかりやすく、かつスリリング。(最低限の理解は前提として必要だが)
なかなかお目にかかれないとてもいい本。
でも理性的理解の枠を出ない。
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人間の意識の正体について、心理学、情報学、物理学、哲学、脳科学など大量の研究成果から考察する。様々な学問の複雑な理論が紹介されるが、一般的な言葉で再三説明されるため、本書の内容に興味があればだれでも理解することができる。
人間の意識、または意識と思い込んでいるものは何か、それを理解したい人におすすめ。
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再読。伊藤計劃が読まなかったであろう本。死ぬ前にこれを読めたという点においては僕の人生も幸福なのだろう。さすがに20年前の本なんで古いけど。
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かなり、高い本だけど、無理して買った甲斐があります。意識について深く考えさせられます。一度は目を通して貰いたい本。読むのに骨が折れそうですが、面白いので苦にならないですよ。
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楽天の商品案内より引用
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
マクスウェルの魔物の話からエントロピー・情報理論、心理学・生理学、複雑系の概念までも駆使して「意識」という存在の欺瞞性を暴いたデンマークのベストセラー、待望の邦訳。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 計算(マックスウェルの魔物/情報の処分/無限のアルゴリズム/複雑性の深さ)/第2部 コミュニケーション(会話の木/意識の帯域幅/心理学界の原子爆弾/内からの眺め)/第3部 意識(〇・五秒の遅れ/マックスウェルの「自分」/ユーザーイリュージョン/意識の起源)/第4部 平静(無の内側/カオスの縁で/非線形の線/崇高なるもの)
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4センチぐらいある分厚い本で、非常にわかりやすく、翻訳もいい。
学術書だけど、ジャンルは、熱力学、脳科学、量子物理学、心理学、生理学、宗教、哲学・・・・など多岐にわたる総合科学書と言っていい。
エッセンスをシンプルにいうと、「無意識の偉大な力」について書かれた本だと私は理解。
一般的には「無意識」というと、とっさに、とか、自覚なく、という形容動詞で意味で使われることが多いせいか、「意識が無い」ということとして捉えられがちだが、「無意識」という存在が「有る」ということを知らない・自覚しない人が多いと思う。
その「存在」をバランスよく総合科学的に説明された本。
心理学をかじる人にはぜひ読んでほしい。
いつも枕にしてしまうほどの厚さがある本だが、枕にしつつも読む価値がある。
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初っぱなから主題との関連も明らかにせずにアナロジーを交えた叙述で議論を進める本文を十数ページ読み進めて、そこでやめました。
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意識がいかに嘘をつくか、脳の情報処理以外に身体感覚から登ってくる無意識の情報による反応、〈私〉が〈自分〉から登ってくる膨大な情報を合理的に処理する根拠を星占いに頼る理由など。
約10年前の本だが、今読んでも示唆に富む内容。
余談だが、引用されているルイス・キャロルの「シルヴィーとブルーノ」、読みたくなった。
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素晴らしい。マービンミンスキーの心の社会以来、意識、脳の本はチャーマース、ラマチャンドラン、池上さん、などなどいろいろと読んでいるんだけど、この本の網羅性はすごい。まとめかたはとても好感が持てる。ブクログちょっと見てもまとめをやってる人が多いけど、まとめたくなるんだよね。キリスト教とかの文化からだとうんざりするような結論を、希望の持てる結びにするのもすごくいい。デンマークで10万部売れていて、それは人口比で言うと日本では250万部位らしく、こんな国にはインテリ度で一生かなわないと思った。