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08001
ザ・ゴールシリーズの第3弾。
今回は、ERPソフトを製造・販売しているIT企業の話。
IT企業の社員として、かなり勉強になった。
(ERP担当ではないんだけど)
IT革命と数年前日本で言われて、業務統合などが叫ばれたけど、
実際どれほど効果があっただろうか。
効果というのは、「作業が早くなった」ということではない。どれだけ
売上UP、利益UPにつながったかということだ。
作業が早くなっても、人が減っていなければ利益は増えないのだ。
また、ITがないときの社内の暗黙知としてあったルールが今度は
ボトルネックになってしまうこともある。
つまり、ITは必要だがそれだけでは不十分
(Necessary but not sufficient)というわけだ。
それを機能させ、売上UP、利益UPにつなげるには、社内のルールを
変えなくてはいけない。
ということは、社内のルール、社員の頭の中にある考えや常識の
変更を必要とするのだ。
それこそが、IT導入よりももっと大事なことなのだ。
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大きく改善するにはルールを変えなけばならない。
業種が近しいので物語に引き込まれた。小説としても楽しめた。
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システム導入の目的を経営レベルの利益に換算して測るべきと言う話。TOC についてはThe Goal と重複する解説が多かった。
利益をどう測るか、でいつも困っているのだが。
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「ザ・ゴール」の作者が、今度はソフトウエア業界を 舞台にして、業界独特の考え方を打破するストーリー。 相変わらず痛快だし、同じ業界に身を置く人から見ても なかなか納得できる話では。 技術者、営業、経営者それぞれの観点から どういう戦略で市場を制圧していくか…。 特に技術系の業界だと、テクノロジに走りがちだが それじゃ十分じゃないよ、という観念が根底にある。 方法論というより、エンジニアリングな考え方を 変えさせられる内容。 今ではだいぶ当たり前な考えかもしれないが、 エンジニアにこそ読む価値のある本かも。
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名著「ザ・ゴール」、「ザ・ゴール(2)」 の日本第3弾がこちら。
前々作、前作の続編として読みましたが、主人公「アレックス・ロゴ」は居てませんでした。
奥さん・息子・娘とのその後が、密かに楽しみだったのですが・・・
今回は、業界も変わって、製造メーカーからERPパッケージ(統合業務パッケージ)・ベンダーとなり、クライアントからの質問
「ERP導入で利益がどれほど上がったのか」
に如何に応えていくかが本作品のテーマ。
今までは、「業務管理が一元化できる」というセールストーク(業務範囲)だったのに、求められるままに「利益」に対する責任を負わされてしまう。
個人的にも経験がありますが、
ITツールを導入する際に、本当に必要なのか?も殆ど検証することなく、「これでもか!」と機能を求めるクライアント・・・
著者が警告しているのは、
「システムを導入しても利益には貢献しない」
という、今となっては当たり前のことですが、出版当時では衝撃的な内容だったのは想像に難くないです。
相変わらず、ストーリーと理論のバランスが素晴らしい第3弾です。
5回は、読んだ。
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コンピュータシステムを導入しても、それに対応するポリシーやルールが古いままでは十分にそのメリットを活かせないという点にすごく納得がいく。作品中に出てきた指標はモノづくりの現場で仕掛り品の評価にも使えるのでは、と思った。
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<メモ>
・自分が正しいと思えることは、たとえ他人から
あれこれ言われても実行してみる。
・存在する複数の問題が、切り離して考える事のできるものなのか、
同じ問題を異なる角度から見たものなのか考える。
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何か改善やシステムを変更しても、そのベースになるルールを変更しないと何も変わらないということだ。 現在の職場に照らし合わせてみるとまさにそのとおりであった。現状の悩みにピンポイントな内容であったので、より物語に引き込まれた。
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ERPのセールスマーケティングをやっている時に読むべきであったと思う。自分が悩んだことがそのまま書いてあった。ERPに限られず、特にBtoBのソフトウェアのセールス/マーケティングに関わるのであれば本質を考える契機になると思います。
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drum buffer ropeを導入して、CPやbuttom lineを中心とした生産計画を実施しても、それらを評価する指標が従来のものであれば、間違った評価を行ってしまう。だから、「ルール」も同時に変えなければならない。というのが、この本の要旨です。
特に、在庫を工場に確保しておくという考え方は私の工場でも採用できるのではないかと思いました。
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ザ・ゴールシリーズの第3話。といっても登場人物や設定はこれまでと違う、まったく新しい設定になっている。
業務改善をする為にIT(コンピュータERP)を導入することは会社の利益になるのか?
→会社の利益にならなければならない。
新しいシステムを導入しても、旧ルールをかえずに運用したのでは、結果がでない。
やはり、何をするにも大目的を忘れてはいけない。目的をわすれて部分最適やルールにがんじがらめになると、かえって損をする。
セールスフォースの導入は日本にとってどうだったのだろう?海外では運用できているのか?
さすがに、3冊目になるとパターンが読めてきてしまって、「あは!」体験ができない。
だから、なんか中だるみしてしまった。
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ERPベンダとそのERPの導入を行う企業を中心とした、ERPを使ってサプライチェーンを効率よくまわし、お客様にバリューを提供するまでの物語。SCM、情報システムの費用対効果、ERPに興味がある方には特にお勧め!
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コンピューターソフトウェア導入の際のフォローアップの重要性についてを物語形式にて書く。前作ザゴールよりも専門性の高い用語や内容が多いが、在庫管理や生産過程での問題解決をサスペンスのように物語るエリヤフゴールドラット氏の書き味は変わらず。
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ERPを開発、販売するストーリーで事業規模拡大の継続をするためには、今のままでは継続成長どころか業界全体の冷え込みにより、企業存続の危機を迎えることになる。
これを打破するためのソリューションを展開することで、顧客にバリューを提供していく。
着眼は大きく、打ち手は集中させるという全体最適の考え方に至る経過とその気づきが面白い。
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企業活動には制約があり、その制約に合わせたルールがある。
その制約をシステムを導入して取り除いたときには、ルールも合わせて変える必要がある。
ザ・ゴール同様、ストーリーで面白く、わかりやすく説明されています。