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紙の本
モビルスーツを見事なまでに「戦史の延長」として位置づけることに成功した一冊タフな仕事ぶりに拍手
2006/08/30 15:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「機動戦士ガンダム」が、従来のロボットアニメと一線を画していたのは、リアリティある「戦争」の描写だったとも言われていますが、本書は、歴史上のラインを徹底的に重視し、連綿と続く、戦争の歴史の延長線にあるものとして、モビルスーツを解説しています。著者の円道氏は、かつて、『ガンダム「一年戦争」』の中で、「一年戦争」を、実際の歴史の延長線上に位置づけて解説する仕事を成し遂げましたが、この、「兵器モビルスーツ」では、その優れた観察力を更に発揮し、ガンダムとザクの装甲の違いや、使用する弾薬の違いなどから、両国の経済力や戦争の推移を、極めて詳細かつ、丹念に記しています。圧倒的な物量差で、どう転んでも敗北するしか無かったジオン軍、国力の粋を結集して作り上げた(何故、短期間で配備ができたかの解説もなされています)新型モビルスーツ「ゲルググ」に、学徒兵を乗せなくてはならなかったジオンの苦しさを解説したくだりでは、思わず、胸が熱くなってしまいました。
他にも、注目に値する解説はいくつもあり、ガンダムファンならずとも楽しめる解説本ということで(しかも廉価)、かなりおススメできる一冊です。(個人的には、一年戦争からZガンダムくらいの歴史をフォローした本書を、大幅に拡充した、増補版、あるいは「2」の登場を超期待)
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