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ミステリー長編。
眉目秀麗。頭脳明晰。完全無欠の美青年・・・と思いきや、その性格に大きな欠陥を持ち、変人として知られる主人公、水乃紗杜瑠。今回は、仕事で訪れた諏訪で、元同僚の女性から、失踪中の父の捜索を頼まれる。手がかりがほとんどない中で、彼女の父と思われる死体が発見された!!容疑者は限られているが、みな堅牢なアリバイが。不可能犯罪に挑む主人公。そこには、驚天動地の真相が隠されていた・・・!!
買ったまま放置してあった水乃サトルシリーズ(笑)ようやく読みました♪結構な長編ですが、彼のキャラのよさとテンポのいいストーリーの運びのおかげでグングン読み進めてしまいます。
今回は、犯人は始めから目星がついており、フーダニットというよりハウダニットに主眼が置かれています。堅牢なアリバイをいかにして崩すか!!ここにこの作品の醍醐味あり。
ただ、なぜだろう?読み終えて、「うわーーやられたーー!!」みたいな大仰な感想が生まれてこない。前作でもそうだったんですが、内容はいい。キャラも最高。トリックも素晴らしい。なのにイマイチなのはなぜ?全体的にこぢんまりとうまくまとまりすぎて、おもしろみがないというかなんというか。
なんて文句を言いつつも、水乃サトルのキャラにめっちゃくちゃハマってしまっているので、このシリーズは全作制覇します♪
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水乃サトル・シリーズ
埼玉県で急行に魅かれた身元不明の死体。鉄橋から転落した時点で死亡していたことが判明。切断され消えた手首。馬田警部補の捜査。
サトルの元に寄せられた今日子からの相談。行方不明になった彼女の父親の捜索。武田信玄の諏訪湖にある墓と思われる建造物の記念館に関係していた父親の秘密。身元不明の轢死体は彼の物と判明。今日子の婚約者・洋輝にかけられた容疑。父親を殺害したと思われる土橋という男。彼も記念館の関係者だった。崩れないアリバイ。長野県警の内本警部との捜査。
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要しちゃうとトラベルミステリ。なんだけど、わりとトリックが大掛かりで、時刻表とにらめっこして人の移動が可能かどうかを考えて云々、という緻密な感じではありません。サトルだし(笑) 最後の最後…いや、正確には最後から2番目なんだけど、あのトリックには思わず「あっ」と声がでてしまいました。ブラボー!めちゃ盲点でした!
先日、山手線渋谷駅で起こった事故のため高田馬場で足止めをくらったんだけど、真っ先に『諏訪湖マジック』を思い出しました(笑)
大掛かりなトリックよりも、こういった小技がピリリと効いていると、全体が締まっていいと思います。
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水乃サトルという旅行会社勤務の美形のお騒がせ探偵。
前半はこれはハズレかな…と思ったけど、後半のトリック部分はまあまあ楽しめた。反比例のグラフのように最後数十頁の密度が濃くなっていった感じ。
婚約者が共犯だったところあたりがそう感じたのかな?
幼稚園探偵シンちゃんのシリーズでおぉっ?!と思った作家だけど、このシリーズは、そんなに魅かれないかな…。
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探偵のキャラが好き。
大筋はざっくりした列車モノの2時間ドラマみたいだが、
轢死体の理由は目から鱗。テンション上がった。