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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.7

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

知的興味を慰めてくれる

2005/09/27 18:11

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本作は、高野史緒さんの、中世を舞台にしたSFです。
 設定がすごく知的好奇心をくすぐるというか、
高野さんは、頭が良いと、いうか、
面白く、よくできていて、
中世の欧州が一応舞台なのですが、
その前のローマ帝国期に、ローマ帝国は、人工衛星を
打つあげたりするぐらい、科学技術が発達していて、
そのローマ帝国が、核戦争で滅んでいて、
欧州では、科学技術が、少し戻っていると、いう設定、
で教会は、科学技術の発達に、
一応反対の立場になっていると、なっています。
歴史好きは、にたーっと、してしまう舞台設定です。
実際、セントラル・ヒーティングまで、実用化していたローマ人たち
中世で、科学技術が、戻ったと、いっても間違いではありません。
 でも、最近は、中世暗黒時代と、いう評価に
疑問を呈する論説もかなり出てきて、
動力を水力(川に水車を、置く)に求めた、
技術体系のフォーマットだったとか、
建築家は、経験論とは、言え、円周に対する直径の比率をしっていたとか、
いわゆる、√(ルート)ですが、
正方形の対角線の長さまで、体系化された、計算法では、ありませんが、
求めていたと、言われています。
現代人が思うほど、昔の人はアホでは、ないと、いうことです。
(暴走しましたが、これでも、私は、世界史好きなので、、、、)
閑話休題
で、一応、その舞台設定を利用した、連作SF短編集と、なっています。
 カタリ派などが、出てきますが、
まったくどうゆう宗派とか、よく知りません。
最後の短編だったかに、人造の巨人が、出てきます。
これも、高野さんに言わせると、
虫から作った人造人間と、言うアイデアは、
ギリシアのお話しに、あったそうで、
これも、それぐらい昔の人でも空想しますよ、
てことかもしれません。
 歴史好きで、知的好奇心を、求めている方むきのSFです。

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紙の本

中世の歴史素材を贅沢に取り入れた、壮大な改変暦物語

2002/11/25 06:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Okawa@風の十二方位 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「何故? その疑問を封じられた暗黒の中世。人々は全てを神の意思として見て、信仰とともに生きていた。
 では何故、月は満ち欠け、惑星は巡り行くのか。そして、古代の遺物が埋まる巨大な穴<深み(プロフンドウム)>は何故できたのか? 人々は何故、物質の悪意によって身体に異常を持って苦しみ往くのか? 医師の弟子として科学を志したファビアンは信仰では、満たされない世界の謎に惹きつけられて止まなかった。
 そんな彼に世界の真の姿がもたらされる。アルフォンスという名の遍歴の青年は、この世界がかつての古代文明の廃墟であることを告げる。かつてこの地には、夜を昼とし、空を翔る船が行き交った古代ローマの帝国が存在したという話を… 信仰と科学、二つに惹きつけられながら、謎を求めるファビアン。ヨーロッパからオリエントたるコンスタンティノポリスへと広がる彼の旅が、今始まる」。

 西方ヨーロッパから、オリエント、そして中央アジアへと、13世紀の歴史素材がふんだんに取り込まれた壮大な改変歴史世界。明らかにされる謎がさらに新たな謎を呼ぶスリリングな展開。歴史ファンにもファンタシーファンにもお勧めの連作短編の一作がJコレクションに加わりました!
 相変わらず高野さんらしい凝ったストーリーですので、ネタバレを恐れて最初の短編だけご紹介。

「エクス・オペレ・オペラート」
 映画版「薔薇の名前」をイメージさせる、この作品世界への素晴らしいイントロダクションです!
 中世の暗き世界の中にばら撒かれたかつての知の断片。それらは、世界に問い続け、知を求める者にとっては、ダイヤモンドのようなきらめきを感じたはず。そんな中世の修道会の舞台設定に、核戦争まで起こした古代文明というカードが、一際光る謎として埋め込まれている。言ってしまえば超古代文明というキッチェな設定を、舞台の中に自然に見せる高野さんの筆捌きに感嘆しました。
 世界を問い続けるファビアンというキャラが、アルフォンスというメフィストフェレスに出会い、旅立ちを決意する。独立した作品としても、ロマンに満ちた作品だと思います。

 そしてファビアンが全ての旅を終えた時、訪れる美しいラストシーンにあなたは何を思うでしょう。

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2007/08/17 02:31

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2008/11/10 00:02

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2010/01/17 04:14

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2011/04/12 14:09

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2015/02/09 21:18

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2016/12/25 10:33

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