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2011年の1月にこの本を読んだ。著者のスティーブン・レヴィはその後iPodのことも書いている。これも後で読むつもりである。あとこの前作の「ハッカーズ」も。
ここで書かれているのはアップルでリサ、マックが生まれるまでの経緯、創業者ジョブスがアップルを去ってスカリー体制となり、さらにスカリーがアップルを去った時点で書かれているものである。この本が書かれた時点ではジョブスが戻りアップルが再び隆盛をきわめるということを誰も予想していなかったはずだ。その点でもこの時点で書かれた作者の視点が興味深い。
以前読んだパソコン黎明期のことに触れた相田洋の著作でゼロックスのFパロアルト研究センター、PARCのアラン・ケイやGUIについて読んだ記憶はあった。ただこの著作はダグラス・C・エンゲルバートという人物から始めている。この人は相田の「新電子立国」には登場しなかったような気がする。ただ、あいまいな記憶なので間違っているかもしれない。
この著作で書かれていることで興味深いこと。
・ここでエンジニアが語っている理想としている知の共有化。これはグーグルのエンジニアが語っていることと同じである。
・スティーブ・ジョブスという人物の特殊な才能。iPod以降のアップルの隆盛が彼あってのことだと改めて思わせる記述が多くある。
とりとめもないがとりあえず、そんなところである。ほかの著作も読んだところでまたまとめたい。
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[○11/03/01完読]ソフトの道へ没入するに際し、以前古本屋で100円で入手しておいたので読んでみた。この時代の話はやっぱり面白い。こういったPCのカルチャーに憧れて職業を選んだこともあり、ある意味初心を思い出させてくれる。コンピュータにはまだまだ無限の可能性があり本当にワクワクする。いわゆるコンピュータ歴史本だけど、私にとっては常に現役、進行中の業界なので為にもなる。古い本だけど著者がスティーブンレビィという有名な方なのでゲットしておいて良かった。今はおそらく入手困難?本書を八王子の新天地で読みながらいろいろ感じるところがあった。
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書内でも書いてあります。
スティーブジョブスはどうにもアレだわな。
"自分の考えに盲信して猛進するというか"
こう言って評価されるちゅうのは余程のアレやと思うで
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『めちゃくちゃすごい』(Insanely Great)。スティーブ・ジョブズがこの新しいコンピュータにして、その製作者たちにこう言った。この『めちゃくちゃすごい』コンピュータは、1945年、MITの元副総長で、当時米国科学研究開発局の局長をつとめていたバニーバー・ブッシュが、『戦後の米国は、科学・工学の分野の研究努力を、情報の処理・保持・検索手法の変革に注ぐべきである』と主張したエッセイに端を発してる。
ゼロックスの成功により設立されたパロアルト研究センターの天才たちが、マッキントッシュの誕生につながる飛躍的な技術、特にコンピュータのユーザインタフェース技術、を次々と生み出していく。リサの失敗などの苦難もあり、その経験も活かしつつ、価格を抑えるためのメモリ搭載量の少なさから、開発は難航を極めたが、1984年、マッキントッシュが発売される。当初販売は苦戦していたが、スティーブ・ジョブズが去った後、PageMakerという救世主、低価格機の投入などで、パ^ソナルコンピュータ界において、アップルⅡ、DOSに次ぐ、第3の標準機として確固たる地位を築く。