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だれるところがなく、飽きずに読めて、なおかつ、そりゃ詰め込みすぎだろって言うくらいのアイデアが消化不良にならずに読みきれる。
人類初の、異星人とのファーストコンタクト。
他の天体に生命体を見つけるための探検隊として地球を訪れたトソク族は、
途中、宇宙船が故障したために修理が終わるまで地球にとどまる。
最初は平穏に過ごすが、彼らの宿舎で殺人事件が起きる。
被害者は地球人で死体はバラバラにされ、加害者はトソク族のハスクだった!
しかも州は彼を逮捕し、第1級殺人として告発する。
差別問題・人権問題に強いデイル弁護士がつき、ここに前代未聞、世紀の裁判が始まる……
てなところ。
裁判の過程でトソク族の生態や生活が明らかにされていくのは、さすがにうまく読ませる。
動機やトリックもこの宇宙人ならではで、単に事件を宇宙人に移植しただけではなく、まさにSFミステリだと思う。そして、予想外のラスト。
ソウヤーって人は、スペースオペラ的なSFスタンダードのベタいネタを、現代に持って来ているわけだな。
でも、決してそれは単なるアレンジではなく、全く別のSFを作り出している。
使い古されていて言いたかないけど、ネオスタンダードって肩書きに一番近い人かも。
オススメ。
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SFとミステリの幸福な結婚。ファーストコンタクトを描きながらなんとエイリアンを被告とした法廷ミステリというとてつもない発想。SFとしても面白いのに法廷ミステリとしても一級品。最後に推理の結果として明かされていく衝撃の真相はどっちから見てもすばらしい。そして最後のSF的な広がりを見せるエンディングもかなり良い。
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いやぁ面白い。エイリアンとのファーストコンタクト物にして猟奇殺人、法廷ミステリーと色んなジャンルをかき集めた作品。ギャグにならずに上手にまとめられたのは作者の腕でしょう。
果たしてエイリアンは人間を殺したのでしょうか?最後に事実が明らかにされるときには目を剥きます(笑)。
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ジュブナイルだろうか、これは。ファーストコンタクトと法廷物を合わせた一作。きびきびと会話が続く法廷部分の描写が楽しい。トリックの意外性は少なく感じたが、エンディングでの爽快感は抜群。とても面白かった。他の作品も是非読みたい。
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SFはあまり読んでいなかった。
SFってのは全部こんなに設定が緻密なのか?
宇宙人という謂わば荒唐無稽なものにリアリティを持たせるため
感心してしまうほどの設定、背景をつけている。
物語自体もさることながら、科学読物(?)としても面白く読めました。
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ひょんなことからこの作家の存在を知り悩んだ挙句購入し(本屋ではどこ探しても売ってなかったのでamazonで(笑))一気に読了。
結果翻訳されているもの全て読みきらないことには収まりが付かなくなってしまった次第です。
SFファンのみならず、ミステリー好きの方でも文句なしに面白い一冊です。
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すごいよなあ。
殺人をおかしたエイリアンの裁判。おまけに隠された陰謀。
おすすめだよなあ。
それにしてもアフサンのシリーズが読みたいぞ。
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ファーストコンタクトものにして法廷ミステリの傑作。異星人を被告とした裁判という妙な設定に加え、虚々実々の駆け引きが入り乱れる裁判シーンが愉しい。審理が進むにつれ徐々に明らかになる異星人の文化や生態が真相への重要な伏線として機能しているのも見事。エンディングの風呂敷の広げ方もけっこう好み。
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異星人とのファーストコンタクト&法廷裁判のミステリー。
ソウヤーには期待しているんだが、このお話は乗り切れなかった。異星人が人類を殺害し・・・。某大使シリーズの元ネタかな。ミステリー部分について行けずに落ちこぼれてしまった。
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ファーストコンタクトな SF として端を開くが、
面白くて夢中になるのは、
その後の法廷ミステリ(?)。
もちろん SF 的論理が展開され、
著者の他作品も読みたいと思わせる。
ハマるかもしれない作家さんです。
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000307048.html
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くっそ面白かった。
エイリアンものSFと法廷ものを掛けあわせた傑作。真相に近付く謎解き要素もおもろいけど、それ以上に異星人とのコンタクトや描写が。
関西から関東までの新幹線内で一気読み余裕でした。
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面白いストーリー、かつ、明快なストーリー
後味もいい
さすがに裁判にかけるまでの部分は、かなりご都合主義で無理を感じるところもあるが、舞台が整うとあとは自然かつ怒涛。
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ファースト・コンタクトものであると同時に、エイリアンをアメリカの裁判にかけるという凄い設定の話。法廷の場面が長くて飽きるし、種明かしがちょっと唐突。しかし今までに読んだこと無かった角度の話という意味では面白かった。
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非常に面白かった。
SF小説だけど、
話の軸は陪審員制にもフォーカスが当たっていて、
想定している以上の展開をみせる。そういう意味で興味深い。
この本を買ってしまった所以のひとつに、
どうしようもなくB級感のある表紙に惹かれたのもあるけれどこれがとても役に立って、
私の想像力を超えたエイリアンたちの輪郭をはっきりとさせてくれた。
適度に気持ちわるい。
もしエイリアンが地球にやってきたとしても、
目的はなんにせよ、とりあえず彼等くらい紳士的だといいよね。