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学校で教えてくれない基礎教養‐『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計』
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20091227/1261869444
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ベストセラー「ゴミ投資家」シリーズの中心人物であり、経済小説『マネーロンダリング』でも話題を呼んだ著者、橘玲が、最新の経済動向を盛り込んだ人生設計指南書を執筆。21世紀の知識社会において、経済的独立を達成するための効率的な人生設計方法(近道)を、歯に衣着せぬ言い回しで解説している。 帯には、「日本人には役に立たない『金持ち父さん 貧乏父さん』は今すぐ捨ててください!!」とあるが、その意図は、税制をはじめとした日米間の環境の相違にある。日本の投資環境を考慮に入れながら、世界にひとつしかない金持ちの方程式「資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)」の実践法を説くあたりは、さすが専門家をもうならせた『ゴミ投資家のための人生設計入門』の執筆者である。金融業界や不動産業界の関係者が決して口に出せない「見えないコスト」も含め、合理的な資産運用の考え方を説いている点も、本書の魅力であろう。 扱われているトピックは、不動産、株式、保険、税金、海外投資、PT(永遠の旅行者)と、じつに多岐にわたるが、そのすべてにおいて、実践的な考え方が示されている。あえて問題点を挙げるとすれば、実践的であるがゆえに情報が陳腐化しやすいということだが、税率や手数料の変更など、細かな点を修正するのは読者の側の責任であろう。 著者によると、20世紀を席巻した産業化社会は終焉を迎え、21世紀は「知識社会」の時代になるという。この「知識社会」とは情報化社会とも言い換えることができるが、知識が特権的な価値を持つ社会であり、必要な情報を的確に入手し活用できる人は近道ができるが、そうでなければ回り道をするしかない。われわれを取り巻く世界の歪みを上手く利用した人は、合法的に莫大な富を築き、「システムの負の側」を歩んだ人は、人生の貴重な時間やお金をどぶに捨てることになるのである。 人生の近道を歩むために、平均的な日本人がどうやって人生設計すればよいかを、本書は懇切丁寧かつユーモラスに解説している。日本国の危機をいたずらに煽(あお)るだけの本が多いなかで、その危機や歪みに対して我々がいかに対処すべきかを示した、希少な1冊である。(桜田清二)
目次
Introduction 人生は一度しかない。だから近道を行こう!
1 人生を設計するための知識
2 人生の大きな買い物
3 惜しみなく奪われる人々
4 黄金の羽根の拾い方
5 税金について知りたい本当のこと
6 もうひとつの人生
Epilogue 新宿中央公園のホームレス
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この本も有名でが、<金持ち父さん、貧乏父さん>が出た後、その日本版、といったおもむきで出された本です。といっても、この橘氏の本は、コレ以前に<ゴミ投資家シリーズ>として何冊か書かれていますが、この本はそれらを総括しているので、これだけ読めば前の本は読む必要はないと思います。若干、世の中を斜めから見ている感がありますが、その主張の一貫性は読んでいて気持ちがいいものです。ただし、上の(1)や(3)と違って、これは現実的に、それほど強い”思い”もない普通の人が、ある面、テクニックで、小金持ちになるための考え方、という内容です。感動するような内容ではありません。でも多くの気づきが得られる本で、読んで損はないと思います。
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(blogより転載)
名著ですねー。
ここ10年で自分に影響を与えた本ベスト5を挙げるとすれば間違いなくこの本は入ります。
金持ちになりたい人は読んで損はないでしょう。
多分AmazonのUSEDとかヤフオクとかで送料込み500円以下で買えると思います。
ただし、サラリーマンの人が読むと会社を辞めたくなるかも。
知らない方が幸せ、という事実はこの世に確かに存在します。
実際、自分も読み終わった後「こりゃいつかは辞めないとダメだ」って漠然と考えたのを覚えてる。
如何に世の中のサラリーマンが搾取され、自営業者その他の非サラリーマンが優遇されているかがわかる。
そしてこれからの時代、その負担が増えることはあっても減ることはない。
厚生年金は会社が半分も負担してくれてお得!正社員の俺、勝ち組♪
とか言ってる人は是非読んで欲しい。
その認識は全くの間違いであることに気づくでしょう。
ダメダメな国民年金よりさらにダメなのが厚生年金であることを知りましょう。
アナタの今年の所得税、住民税、健康保険料はいくらですか?
今後さらに増えていきますけど納得できますか?
自営業の人は所得税、住民税はほとんどゼロ(均等割のみ)で、
健康保険も累進最低レベルの額しか払ってないのを知ってますか?
…結局、国は取りやすいところ(=サラリーマン)から取るしかない。
ちーん、なーむー。
しかも、しかもだよ。
それでもサラリーマンの年収が上の世代と同じようにちゃんと増えていくってのならまだ話はわかる。
けどさ、上にバブル世代とか腐るほど人がいて、まずそいつらの高い給料やボーナスを払わにゃいかん訳よ。
下は安いギャラで上司や親会社のために働かにゃならん訳よ。
上と下の人数比からいって上の世代と同じ賃金カーブなんてありえるはずがない訳よ(大企業は特に)。
今の下積み時代の頑張りは将来報われない訳よ(大企業は特に)。
ホリエモンに言わせると今の日本企業の構造はネズミ講そのまんまな訳よ。
①税金とかはがっつり取られる
②上の世代と同じような給料の伸びは期待できない
③残業前提の長時間労働が一般的
④同じ会社で歳を重ねるといろいろな理由で辞めづらくなり、さらに文句が言えなくなる
⑤そのあげくリストラされない保障はない
ごめん、むりだw
どこのボランティアだっていう。
さらにJALやGMのような破綻のリスク、破綻はなくとも業務縮小や買収、合併のリスクなど、今の時代はなんでもあり。
いつあなたの会社や事業部が中華系企業の傘下に入るかわからない。そうなったら年功序列もクソもない。
たとえスモールビジネスだったとしても自分で金を生み出している方が将来のリスクは小さいとおれは思うんだ。
話をもとに戻す。
この本を読んでから基本的に橘玲氏の本は全て読むようになった。
会社を辞める、海外で暮らす、独立する…今自分のやりたいことのほとんどが
この本から影響を受けているといっても過言ではない。
ちゃんと準備をしていこうと思う。
しかしまあ、もう結婚して子供いる人とかは大変だねー。
簡単に会社辞めれないから。
みなさん頑張ってください。
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日本で生きていくうえで、制度を巧妙に利用するためのノウハウがぎっしりと書き込まれている。基本的にこういう金融リテラシーは自学自習するしかないのだろうが、とてもわかりやすく、そして興味深い。
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法律、経済を使い、どのようにして、最大利益を享受するかが書かれている。
が、受けとることが本質ではなく、世の中の歪さを訴えているように感じられる。
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お金持ちになるための黄金の羽を拾い自由になること。腹落ち感が乏しい。
"金持ち父さん"シリーズの方が私にはわかりやすかった。
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昔話題になっていた本を今更読了。
個人の投資に関する基礎的な誤謬などを指摘していて面白い。
つまるところは、可処分所得を増やすための脱税術みたいな感じですが、つまり普通のサラリーマンがリッチになるのに王道は無いって感じですかね。
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国家の制度のイガミを利用し、どうやって再分配を多く受け、うまく生きるかをシニカルに書いた本。「金持ち父さん・貧乏父さん」の日本版のような内容。
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金融系ベストセラー作家、橘玲氏の
初期に書かれたマネー本。
通常、投資系のお金儲けに関する本というと、
「この方法でいくらいくら儲けた!」
といったものが多いのですが、
そういった熱い(?)思想は全くなく、
日本という国のシステムの歪みを
知りぬいて、いかに合法的にお金を
節約するか、といったことが書かれて
います。
(これを筆者は「黄金の羽根を拾う」と
表現しています。)
「金持ち父さん、貧乏父さん」に
雰囲気は近いと思います。
徹底したリアリストな方向け。
内容としては、
前半で投資、不動産、生命保険、年金など
について、具体的な数字を挙げて、世間で
思われているような常識の違いや、こう
いった制度の根本的な矛盾点を列挙しています。
中盤以降では、
税金、年金、社会保険の点で自営業者と
サラリーマンを比較し、いかに自営業者が
優遇されているか、といったことや、
低金利での資金調達など、といった
「黄金の羽根」の具体的な拾い方が
書かれています。
徹底した現実主義であることと、道徳的に
内容に賛同できないなど、賛否両論あると
思いますが、情報のあるなしに
よって、大きく得をする人と損をする人が
存在する、といったことは知っておいて
損はないと思います。
かといってサラリーマンが容易に実行
できる内容はないのですが・・・
またアマゾンのレビューにもあるように、
健康保険の部分であきらかな誤りが
あります。
また、書かれているのが古いので
法律など変わっている部分もあり、
実行する場合には現行の法律が
どうなっているか、きちっとしらべて
おきましょう。
個人的採点(5段階で)
読みやすさ・・・・3
オリジナリティ・・4
理論的背景・・・・4
とりくみやさ・・・2
モチベアップ・・・2
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私のようなサラリーマンはひどく損をしている、国にいいように利用されている人種なんだと、よくわかりました。
逆に国を利用するにはどうしたらいいのか、を著者の意見が述べられています。
うのみにはできないような内容なのですが、参考にする価値は大いにありました。
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賢いお金の稼ぎ方、そんな方法があれば誰もが教えて欲しいと思うだろう。
本書では、「賃貸かマイホーム、どっちがお得?」 「生命保険は得か?」等々の人生において誰もが悩むであろう問いに具体的な数字を使って答えてくれる。
合法で税金を抑える方法や失業保険の賢い使い方等、決して道徳的には正しいとは言えない方法も紹介。しかし、その説明は極めて現実的で納得できる。
道徳的示唆に富んだ本であるとは決して言えないが、今後の人生設計に関して、特に金銭面について考える際にぜひ何回か読み返したい。
よって、一読の価値アリの☆4つとした。
とりあえず、法人作るか。
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日本で個人が経済活動をする現実を垣間見ることができる良書。
以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。
感想
2002年出版ということで、
さすがに時間の経過とともに、
古くなってしまった情報もあります。
しかし全体的には今日でも十分参考になる内容であり、
著者の歯に衣着せぬ語り口と相まって、
刺激的で面白いです。
知らざる者は搾取される、という冷徹な現実を
随所に感じます。
私には節税目的に法人を作るだけの資産も、
事業を起こす志もありませんので、
法人と節税の章で得た知識を活かすことはできません。
よってサラリーマンの私は
読後もこれまでと同様、搾取される側の立場です。
しかし、私のように搾取される人がいないと、
今日の日本は運営できない仕組みなわけで、
合理性だけで動かない世の中の難しさも感じます。
本書などにより、歪んだ社会の姿を理解する人が増えて
不合理な社会を改める力になればよいと思います。
私的「メモっ得」ポイント
・資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
シンプルながら絶対的な方程式。
・不動産を買ったら、資産運用はそこで終わり
これからの日本では不動産価格は大きく上がらないため、
一般的なサラリーマン世帯に限っては、これが冷徹な現実。
・金利0.4%、上限1000万円の創業支援融資制度がある(あった?)
各自治体にはさまざまな融資制度がある
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・著者の考え方が良くわかる名著。出版年は古くても一読の価値あり。特に法人に対する考え方と税金に関するものは秀逸。
・資産形成=(収入-支出)+資産×運用利回りとなる。世の中の金持ち本は
①収入を増やす
②支出を減らす
③運用利回りをあがるの3つのカテゴリに集約される。
・生命保険にはまったく意味がない。あたったらうれしくない宝くじのようなもの。意味があるのは低所得者で家族が多い場合のみ。高所得者は他の手法を考えるべき。
・家の資産価値は30年で0円になる。(これが海外と比べて短すぎると思う)家を買うということはレバレッジをかけて不動産に投資しているのと同じこと。
・ファンダメンタル分析とテクニカル分析。とっちも市場全体に投資するインデックスファンド(パッシブファンド)への投資には勝らない。
・個人と法人では収入100万があり50万の支出を行った場合でも、残金が異なる。(例:税率が30%の場合では個人:20万に大して法人は35万)
・税金を払わなくてよい最適年収は600万。(注:これは当時の税法)
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金融リテラシーは一般人でも必須。制度の歪みをいかに見つけられるか。うまい話はなかなか転がっていないんだなー。