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2002年にノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊さんの講演録。
とても理解しやすく噛み砕かれていて、技術解説の観点でも、
とても参考になります。
漢字には全てふりがなが振られてますから、お子さんにもオススメ。
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~09/09/10
本書は2002年にノーベル物理学賞を受賞なさった小柴先生の講演をまとめたものです。小柴先生の研究成果がいかにすごいものなのかを知ると同時に、信念や目標を持ち続けることの大切さを感じました。これを読み始めてからすぐ中学入試の問題集で引用文を見かけ、ああ 小学生にも読んで欲しいなと思いました。
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丁寧に選ばれたことばと、確立された信念と。ただ単に「ノーベル賞受賞者の講演集」ということばで括ってしまうには惜しすぎる本。
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(2005.07.05読了)(2005.07.02購入)
小柴さんと田中さんのノーベル賞同時受賞で、日本中が湧いた2002年でしたけど、いつの間にか忘れられてしまった感じがあります。
小柴さんのニュートリノについてまだまだ研究の最終結論がでていないようなので、よくわかりませんが、ニュートリノの存在が確認された事は確かなようです。
大きさとか、重さとか、物質の中にどのように存在しているのか・・・。
この本には、横須賀高等学校での講演、諏訪小学校での講演、東京大学卒業式での祝辞が収められています。文字が大きく、振り仮名つきですので、小学生から老人まで、誰でも読めるように編集されているようです。
小柴さんは、父親が軍人だったので、陸軍幼年学校を受験するつもりでいたようですが、受験直前に小児麻痺に罹り、受験できなかった。病気の後遺症はずっと残った。
数学の先生が好きで、先生の薦めで「物理学はいかに創られたか」岩波新書、を読んだのが物理に興味を持った最初でした。
●自然を作っている素材(素粒子)
素粒子のファミリーその1、電子、電子ニュートリノ、幾つかのクォーク
素粒子のファミリーその2、ミュー・ニュートリノ、ミュー粒子、幾つかのクォーク
素粒子のファミリーその3、タウ、タウ・ニュートリノ、幾つかのニュートリノ
●素粒子の間に働いている力
ニュートンの重力、電磁的な力、放射性元素が電子を放出して、他の原子に変わる(この現象を支配している弱い力)、原子核(物質の芯になるもの)を一つにまとめている非常に強い力。この4つの力を一つにまとめて説明できる理論が求められている。
その鍵を握っているのがニュートリノです。重力以外の力をまとめる理論はできているが、その前提は、ニュートリノの質量がゼロであるという仮定の基に作られている。
カモカンデを利用しての実験で、ニュートリノの質量がゼロでないことがわかったので、今までの理論は成り立たないことが分かった。
●科学で一番大事なこと
本当かどうかということが一番大切
●関連図書(既読)
「物理学はいかに創られたか 上」アインシュタイン、インフェルト、岩波新書、1939.10.30
「物理学はいかに創られたか 下」アインシュタイン、インフェルト、岩波新書、1940.01.30
著者 小柴 昌俊
1926年 愛知県豊橋市生まれ
1951年 東京大学理学部物理学科卒業
1987年2月 カミオカンデでニュートリノを検出
1997年 文化勲章受賞
2002年 ノーベル物理学賞受賞
(「BOOK」データベースより)amazon
ノーベル賞を受賞した物理学者が、自らの学問のあゆみを振り返り、母校の後輩たちに温かく語りかける珠玉の講演録。
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ちゃんとカミオカンデとかニュートリノについて小学生とか中学生にも分かるように書いてあるっぽいけど、私にはちんぷんかんぷんでした…
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「心に夢のタマゴを持とう」5
著者 小柴昌俊
出版 講談社
p90より引用
“こういうふうに、自分の必要な情報というのをちゃんと選び出
すことができるわけ。これはね、大事なことだと思うんですよ。
”
ノーベル賞受賞者である著者による、各地での講演等をまとめ
た一冊。
小学校での講演から大学卒業式での祝辞まで、読みやすい大きな
字で書かれています。
上記の引用は、心のなかに目標のタマゴを持つことについて書
かれた項での一文。目標も目的も持たずに情報の中に飛び込むと、
時間を浪費するばかりというのは、インターネットに触れる方な
ら経験があるのではないでしょうか。
全てのページに渡って、漢字に振り仮名が振られています。文
字の大きさといい、小学生からでも読めるように作られているの
ではないでしょうか。
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