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今まで新聞やニュースなどで見たり聞いたりはしていたけど、実際はよく理解していなかった単語や世の中の仕組みを知ることができました。初学者用に書かれたということで、わかりやすい具体例がたくさんでてきてとても楽しく読むことができました。しかし、さすがにゼロからこの本を読んで経済のことを完璧に理解するのはやはり難しいと思う。ただ、併せて他の本をいくつか読めば経済に対する理解は当然に深まると思う。
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経済学の基本中の基本が述べられている。本書を読む上で必要な知識は需要と供給ぐらいで気楽に読めるが、それが基本であり、その基本によってマクロ経済が説明できることがよく理解できる一冊である。
政府が固有に持つ役割に、市場の失敗の是正、所得再分配の平等化、さらに、マクロ経済の安定化があるとする。
市場は、需要と供給のバランスによって「価格」が決定するが、公共財、つまり、排除の原則が成立せず、利用の競合がない財とサービス、例えば、一般道路、医療などはこの例に当たるが、市場の外部性に含まれる。
市場経済は、必然的に所得分配の不平等、資産確保の不平等を結果として常に伴う。これは、市場経済が、総て悪いという評価に結びつけるのではなく、市場の外部性であり、不平等が必ずしも望ましい社会ではないという価値評価として持つ。この結果としての不平等の是正を、政府が担保が政策的にする必要が、米国社会と比較して述べられる。2002年、東京証券取引所に上場、一部上場1496、二部上場570、マザーズ、38社。
比較優位と貿易、貿易摩擦と貿易、グローバリズムと貿易、の関係が、マクロ経済の視点から述べられている。
一般に投資機会が豊富にある国や、貯蓄が不足している国は、資本輸入国=貿易収支赤字国になりがちである。投資機会が豊富にあるということは、投資をすれば大きな収益を得られ、したがって企業の資金需要が大きいということを意味する。資金需要が大きい国、資金供給が小さい国は、金利が高くなり、海外から資本が流入してくることになる。つまり、資本収支の「黒字」になる。(ものの流入である輸入は、赤字要因であるのとは逆)日本の内需が国内総生産より小さいということは、必ずその分だけ対外投資を行ったことを意味する。日本の総生産とは、国内所得であるから、この所得と、国内への支出総計である内需との差は、対外世界への貸し出しつまり対外投資を意味する。この対外投資の額は、常に貿易黒字=財貨・サービスの純輸出の額と等しくなる。貿易黒字=財貨・サービスの純輸出とは、まさに国内総生産と内需と差額であるからである。したがって、日本貿易黒字の額に常に等しくなる。日本の貿易黒字が大きいのは、日本の対外投資が大きいからである。貿易黒字の大きさは、「国際競争力」の現れでも、貿易の閉鎖性の現われでもないのである。
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決して難しくはない、経済ワードをしっかりと理解したい人にはかなりおすすめ… けど求めていたのと何か違う 経済のキーワードの羅列を知りたかったわけではないからなぁ
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非常に分かりやすくて読みやすい。
経済学者はオウムのように需要と供給というがそのくらい大切。
社会主義経済というのは全てがお役所仕事。
US共和党は常に減税で小さい政府を目指している。
国際経済は強さは比較優位で測ります。だからアフリカよりも日本が劣っているところなんてたくさんある。
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「GDP」
「比較優位」
「フリーライダー」etcこれらを人に説明できますか?
経済って抽象的でわかりにくそう…と、少しは勉強しなきゃと思いつつもなかなか手をだせない人におすすめ。
具体的に書かれていてとてもわかりやすい。
金融とは何かもわかりやすく書いているので、日経を読むためにもおすすめ。
公務員試験を受ける人、マクロ経済を勉強するまえに一度目を通しておくとわかりやすいと思うよ!
ただしミクロ経済についてもうちょっと書いてほしかった…かもしれない。
個人的に印象的だったのは
・利潤追求と公益は背反するものではない。なぜなら利潤が生まれる→需要がある→社会で必要とされているということだということ。
・官僚主導によって日本経済をだめにしたと言われているが、果たして本当にそうか?
今までずっと官僚主導でうまくいっていたわけで、この考え方には疑問が残るということ。(官僚制論でもやったなーw)
理論としては経済学も面白そう。
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岩田の「経済学を学ぶ」と同様平易なことばで経済学について解説されている。キーワードとしてでてくるものは岩田の書物と同様であり、少しずつ経済学の基礎が頭にできてきているのではないかと思う。
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[ 内容 ]
デフレ、株安、失業。
「専門家」や政府の見解は本当に正しいのか?
読めば必ずわかる超入門。
[ 目次 ]
第1章 経済を知ることがなぜ必要か―「失われた十年」を振り返って
第2章 経済のなりたち―生産と支出の循環
第3章 市場とは何か
第4章 企業と金融
第5章 政府の役割
第6章 グローバル化する経済
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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世間に流布するインチキ・エコノミストを暴き、経済学的思考の重要性を提唱しています。
本書はその基礎の基礎といった入門書という位置づけでしょうか。
とても説明が分かりやすいので、経済学にアレルギーある人にも、いやそういう人にこそオススメです。
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ところどころ分かりにくいところもあったけど、それは自分の理解力のせい。基本的に、経済学の何たるかを示すという点では、タイトルは的を射たものだと思える。自分的に、最後の10ページくらいにかなり示唆に富む部分が見受けられたけど、完全理解にはもう一歩、って感じなのがちょっと歯痒い。この部分を繰り返すより、他の観点の同系統書を読んでみよ。
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この本は、最小限の経済用語と普段使われている言葉で経済に対して苦手意識のある人や、初学者向けに書かれています。経済学の説明というより、経済学で学んだ経済用語を使って経済の現状について説明を加えている本です。用語の意味が分からなくても読み進められるように分かりやすく書かれているのが特徴です。
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経済がどういうものか、とてもわかりやすく教えてくれる初心者向けの本でした。
経済全体はどう見ればよいのか、デフレとはなんぞや、政府がおこなうべきことや現状とは。
ブックオフで三百五十円。