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美女が野獣 1 (花とゆめコミックス) みんなのレビュー

  • マツモト トモ
  • 税込価格:4293pt
  • 出版社:白泉社
  • 発行年月:2003.1
  • 発送可能日:購入できません

コミック

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みんなのレビュー33件

みんなの評価4.0

評価内訳

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  • 星 3 (8件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)
32 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

その雰囲気を、買い。

2003/01/24 00:42

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投稿者:天鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前作『23:00』が不発だったマツモトトモによる新たなストーリー。どちらかというとクールな作風だった著者が「ドキドキ女子寮ラブコメ」(作品解説より)を披露した。

 寮生活モノというと、特殊な寮生活そのものに的を絞った作品も多い。非日常的な世界にドキドキしながらはまっていくというパターンである。しかしこの作品では、「寮生活」というスパイスは必要不可欠な調味料でありながら出しゃばることなく、あくまでも軽い風味付けとなっている。

著者が実際に女子寮生活をおくったというだけに、寮ならではのエピソードもでてくるが、その例のひとつである新入生歓迎の裏儀式なども、寮生活モノならばたいてい出てくる“お約束”であると言ってもよいため、この作品にしかない“味”にはなっていない。

つまり現時点では、この設定は物語を作るうえで邪魔になる家族というしがらみを取り払いつつ、著者のよく知っている世界であるため描きやすいという意味しか持っていないのである。

 だが、それでもこの作品を手にとってしまったのは、マツモトトモという著者の描く世界が独特の空気を持っているからだ。ラブコメらしくはしゃいだストーリーテンポとなっているが、その空気は生きている。思い出したように流れるマツモト風。

一度、うんと悲しいストーリーを描いてもらいたいと(私が、個人的に)思っている著者がガンバッテ描いたラブコメ。その雰囲気が味わいたければ手にとってみるべし。

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2004/09/27 13:11

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2004/10/01 10:22

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