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紙の本
祝・凱旋!!
2003/12/17 11:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KBN1215 - この投稿者のレビュー一覧を見る
凱旋、である。
この文庫は復刻版なのだが、雑誌連載当時から毎号彼らの「冒険」の記録を心待ちにしていた私たちにとっては、これは「凱旋」である。
テーブルトークRPGは、架空世界での冒険を会話と想像で疑似体験する、コンピュータを使わないゲームだ。リプレイは、その様子を演劇の台本に似た形体で書き起こした記録である。架空世界での出来事ではあるが、実際にプレイヤーが体験した事実の記録なのだ。それも、歴史に残る偉業と、その日の宿代・飯代に困窮する姿は、同列に描かれる。
熱心なRPGのプレイヤーは、同じ世界のどこかで、同じように冒険の旅をしていた「同業者」と彼らを認識する。そして、このシリーズの6名の冒険者は、世界を大きく変えた「英雄」なのだ。
このシリーズで活躍した「バブリーズ」は、お互い仲間として認識も薄い旅立ち直後、不運に見舞われ金銭的に逼迫してしまう。その後も、何故か本来得られる筈の報酬を取りこぼしたり、ただ働き同然の冒険を続ける。特に大きな目的もなく、成り行きの旅は、次第に力を増す彼らに自然に敵を作る。
その後、天地をひっくり返す「事件」が起こるのだが、それは次巻以降でのことである。
長年入手困難だったシリーズの復刻は、ともに「冒険」してきた私たちにとって、正に英雄たちの凱旋であった。
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