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いわゆる「ライ麦畑でつかまえて」。青春が終わる前に読んどかねば!読むならやっぱ春樹で!と思い、外国小説なんか全然読まない俺が読んじゃった。いやあ、面白かった。大きな影響を受けよう!と思って読んだわけではないからさくさく〜と、ライトノベルに近い感じでいけた。あちこち逃げるようにどこかへ行くホールデンが、なんか、すごくなんとなく好き。タイトルの付け所もものすごくいいなあ、と思った。“ライ麦畑で誰かさんが誰かさんをつかまえたら・・・”(舞台は冬のNYだからライ麦も何も出てこなかったから予想外れた。ライ麦畑でボーイミーツガールものかと思ってた。)
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村上春樹が訳す「ライ麦畑でつかまえて」
主人公ホールデンの独特の語り口調が苦手な方は少なくないと思う。他の方が訳したものよりも幾分読みやすい。
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なんだろうなー、やっぱり良いと思えない。
ネチッこいホールデン君の愚痴だけじゃなくて、その相手する人たちのまともさとか冷静さみたいなのでバランスは取れているんですけど、やれやれ、やんなっちまうよ。まったくの話。
ダメ人間の一人称と言えば太宰治の人間失格も代表で、でも人間失格の方が自虐ギャグが混じっているからなんだか救える。
それはギャグだから救えるってのじゃなくて、自分の駄目さを自虐ギャグにでもしないと自分を保てないってところが理解できるから。
その点ホールデン君はぶん殴られて床に這いつくばっても泣きながら懲りずに相手を罵倒するんですよ、しかも全くの主観で。そんなみっともなさすぎるの見たくないし、疲弊するし、救えないし、そのくせ引き出しを百万個開けたとかフィーブと50マイル離れてるとか、これ本当に神経衰弱なだけですよ。
だからアッチがアレな人の愛読書になったりするのかなー。
まあ世間に馴染めないナイーブな主人公、って点は村上春樹作品と同じなんですけど、ホールデン君は本格的な治療が必要だわ。治療したって高い塀に囲まれた家で外界をシャットアウトとかそんなんだわ。
大変ね、サリンジャー。
10.09.02 再読
もっと大人になってから読むことにします。
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村上春樹訳の『ライ麦畑でつかまえて』
よいところをうまく説明できないけど、なんというか余韻が残る話。
雰囲気はとても春樹っぽい。
野崎訳の方も読みたいなぁ。
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高校を退学になったホールデンの2日間だか3日間だかのお話。春樹さんのおかげでホールデンと再会できたよ! ありがとう! 17年ぶりくらいの再会でした。春樹節のサリンジャー、すっごく良かった!!ホールデンはNYっ子だったんだね。グランドセントラル駅とかセントラルパークとか美術館とか思い出しながら、あのあたりをホールデン君が歩き回る様子を想像しながら読みました。
あまりに感受性が強くて繊細なあなたのことが、同じ年頃で読んだときよりももっとわかるような気がするのはなぜでしょう。あなたの抱えるいらいらは、若さゆえでの苛立ちでもあるけど、生きるうえでだれもが抱えるものでもあるからなのかもしれない。とかこんな言葉もあなたには苛立たしいものだろうけど。とにかく、春樹さんが訳したかったはずだよ。まったく、じつに傑作。
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「ライ麦畑でつかまえて」のほうは読んだことがないが、こちらは非常に面白かった。笑ってしまうような表現が多いという意味でも、面白い。名作にしては感銘を受けるといった内容があまり多くないのは、自分がコールフィールドの倍くらいの年齢からだろうか?読んでいて、「しょうがないなぁ」と思うことの方が多かった。
しかし、オチはともかくミスタ・アントリーニとのやり取りは非常に面白く、ほとんどそこのみ、印象に残っている。
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『未成熟なもののしるしとは、大儀のために高貴なる死を求めることだ。その一方で、成熟したもののしるしとは、大儀のために卑しく生きることを求めることだ』この台詞の何ページか後に、それを諭してくれた先生にホモ疑惑が持ち上がったのを差し引いても、いい言葉だと思います。色々読み終わって感じたことはあったけど、今のわたしにはこれが一番鳩尾にズバンと入りました。高貴に死にたいんですね。それって結局あまり頑張りたくないだけなんだと思う。逃げて逃げて遠くへ行ってしまおうと思うホールデンくん。妹がメリーゴーランドに乗っているのを見てずぶぬれで泣いてしまうホールデンくん。我慢なら無いことがたくさんあるホールデンくん。この子はどこから引っ張ってこられたのでしょうか。読んでいてただ自分が彼から話を聞いている、という気分でなくて、実際ホールデンくんになったような気になりました。そんなに村上春樹ー!という感じはしなかったかな。サリンジャーという作家さんにすごく興味を持ったので他のも読んでみたいです。ただ男の子がくっちゃべってるだけなのにどうしてこんなに景色と空気と人が思い浮かべられるんだろうなぁ。すごい小説だ。
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後半がびっくりするくらいすばらしかった。
偉大な小説はきっと、のっぴきならない気持ちになるものなんだと思う。
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村上春樹のライ麦畑でつかまえて
ホールデン・コールフィールドと時間を過ごすことはとても大事なことだと思います
誰の訳だって良いけど
村上春樹とホールデンが居るのはこの本です
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翻訳本まで読んで本当にファンだろうか。そもそも「ライ麦畑」を読んだことなかったので、え、こんな話だったのかと驚いた。恥ずかしながらてっきり本当のライ麦畑が出てくるかと思っていた。しかし、村上春樹の訳でなければ主人公の青年はここまで病んでいるように見えないのかしら。彼の小説に出てくる主人公達よりはよっぽど現実味があるけれど。
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やっぱハルキの訳は好きだなあ。読み比べたわけじゃないけど。まず「ライ麦畑でつかまえて」ってゆー邦題からしっくりこないもの。ハルキは「偉大なるギャツビー」とか「長いお別れ」とか、うーんっていう邦題をつけないところもいい。原作をめっちゃ大事にしてるのが伝わってくる。 ラストのほうのホールデンとミスターアントリーニのやりとりとかにすごく共感できた。もちろんホールデンのほうにだけど、そういうこと、思うぜ。
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テレビの登場人物が読んでいたり、
国語の便覧で紹介されていたりと、
あらゆる手段を使って読みたくなる誘惑にかられた。
高校を転々とする主人公の内面と、
主人公の交友関係・家族といった外面を描いた作品。
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まず、この表紙が好き。
お洒落。
そして、これが噂の「ライ麦畑でつかまえて」ってやつなんですね。
村上春樹訳だし、おもしろくないわけなかろう!
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大事な人にいただいた大事な一冊。
何が何が何が溢れているのか、自分の周りに。
ホールデンもっと肩の力を抜いたら?って言いたくなるくらい。
でもただ小言を言うだけのやつじゃない、人の何倍も何倍も人を見る目にたけてる。
ダメなヤツって思うけど、なんか憎めない。
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村上春樹訳のキャッチャーインザライ。私が村上作品が好きだということで、子どもからのプレゼント。思い出の作品。とはいえ・・野崎孝さんとの訳の違いが、ほとんどわからなかったんですけど・・・