紙の本
傑作になりそこねた凡作
2003/04/29 23:27
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:フニャディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世ヨーロッパを舞台にしたとおぼしき架空歴史小説。
まあ面白かったのだが、不満点も多い。
もっとも気になったのが、衣食住などの日常文化に関する記述が殆ど無いことだ。これは異世界を舞台にした小説としては致命的といって良い。固有名詞の雰囲気からかろうじて中世ヨーロッパ風ということが判断できるというくらいである。作者の興味が異世界の描写ではなく、登場人物の破天荒な活躍を描くことなのはわかるが、いくらなんでもこれは手を抜きすぎである。なんというか、読んでいてデルフィニアの臭い伝わってこないのだ。
登場人物も類型的。いかにも「女性作家の描く男性」といった感じには少し辟易した。悪役が小者ばかりで魅力に欠けるのにも困りもの。ペールゼンなどはもう少し書きこめばいくらでも魅力的になったろうに、残念である。
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文庫よりも挿絵のあるノベルズ版をお勧めします。登場人物がみなポジティブ思考で生き生きしているので、同じ大河系ファンタジーの十二国記より私は好きです。いわゆるライトノベルの文体は軽すぎて苦手だけど、これはそこまで砕けていないので、食わず嫌いせずに是非。
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巻数は半端じゃなく多い。
しかし全てにおいて軽いのでスパッと読める。
主人公らがほぼ無敵で、読むのに脳みそを全く使わないので凄い楽。何も考えずにページをめくる、休憩用の一冊。
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…とにかく、キャラクターが魅力的。次から次へとテンポよく物語が進むので、気がついたらどんどん読み進めてしまうことでしょう。王国デルフィニアで起こる数々の事件にハラハラドキドキ。読む人をワクワクさせてくれる物語です。
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ストーリーよりキャラで楽しむ作品。ASUKAは全巻読んだみたいだけど私はまだ12巻までしか読んでないので、とりあえず1巻を紹介。by sirius/嬉々として全巻読破しました♪シリーズモノのはじめの作品になりますので必読です(笑)by ASUKA
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ファンタジー好きにはたまらない一冊…かもしれません。
長いですけど一冊一冊の内容が濃くて楽しく読めます!
私も頑張って全巻制覇しなければ…!
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国を追われた元国王のウォルと異世界から落ちてきた娘(?)リィの突然の出会いから物語が始まります。
全18巻からなる壮大な物語で、1部ではウォルが国を取り戻すところまでのお話になっています。
シリアスな場面があるかと思いきや、ところどころに非常にコミカルなところがあり、とても楽しいお話です。
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私は押し絵のあるノベルズ版でそろえました♪巻数は多いけど読み終わるのがもったいなくなっちゃうような作品♪
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「スカーレットウィザード」とデルフィニア。私はスカーレットを先に読んだんだけど、両方楽しむつもりが予めあるんだったら、デルフィニアを先に読んだ方が、いいと思う。デルフィニアでの云々を知ってるからこそ、深く理解できるであろう部分がスカーレットの方に数箇所だけあると思うので。
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戦記として読むと物足りないかもしれませんが、超人間同士の物語として読むとこれ以上ないほど楽しめます!
ぶっ飛んだキャラクターたちが、とても魅力的です。
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高校の時にはまりました。壮大な物語と生き生きとしたキャラクターは本当に魅力的です。
長い話はだんだん面白くなくなっていくというけれど、これは巻を増すごとに面白くなっていきます。
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いわゆるファンタジー系。
三国志とかロード オブ ザ リングが好きな人ならば、間違いなくはまるでしょう。
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王位を取り戻そうとする男・ウォルと少女の身体を持った少年・リィが王位奪還を目指す第1部。リィとウォルの活躍もさることながら、男の味方をするドラ将軍の娘・シャーミアンが人質として扱われながらもまんまと監視役の馬鹿をはめて父の元へ向かうあたりがとても好き。
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もともとライトノベルだったから、内容が軽いとか、まあいろいろあるけど、このはまり込み感覚はすごい。現実をしばし忘れて、本の世界にのめり込みたい人にお勧め。1-18巻、完結。
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名前だけは前から聞いていた『デルフィニア戦記』。たまたま通りがかった本屋さんで見つけて、手に取ったのが始まりだったのですが、はまったはまった・・・18巻、一気読み!れいこにも薦めたら、彼女も思いっきりはまって、友人にも薦めているらしい(^^)v